寓話「蛙の子はオタマジャクシ」

昔々、ある湖のほとりに小さな村がありました。

その村に住む人々は、みんな仲が良く、助け合いながら幸せに生活していました。

村の近くには美しい池が広がっていて、そこに住む蛙たちの鳴き声が朝晩の風景を彩っていました。

ある日、村の中で蛙と人の間で大きな論争が起こりました。

それは、蛙の子は蛙と親父に言われて育つべきだという言葉に対する人とカエルの子たちの反論から始まりました。

人とカエルの子たちは、自分たちも立派な人やカエルになれる可能性があると信じていました。

しかし、大人の人や蛙たちは自分たちの子供を誇りに思い、今の姿を受け入れるべきだと主張していました。

この論争は村中に広まり、大人と子供の間で険悪な雰囲気が漂い始めました。

ある日、論争の末にカエルの子が一人、「蛙の子はオタマジャクシじゃないか！」と叫びながら池に飛び込んでいきました。その子の姿を見て、子供達は自分たちの意見を通すことに成功したと満足げな表情を浮かべていました。

しかし、数年が経つと、そのカエルの子はいつまでたってもカエルになることができず、永遠にオタマジャクシのままでした。

周りからは嘲笑の対象になり、見下されることも多かったそうです。

それを知った父親は、カエルの子に向かって、「蛙の子は蛙だと言ったのに、結局オタマジャクシにもなれなかったんだね。親の偉大さを改めて知ることができたか？」と尋ねました。

カエルの子は、深くため息をつきながら、父親の言葉を反省しました。

自分がどれだけ親の言葉を軽んじていたかを痛感し、謙虚な気持ちで自らの未熟さを受け入れました。

そして、その後は、決して他人を軽んじることなく、自分自身をしっかりと見つめ直すようになりました。

その後、時が経ち、蛙の子はついに立派な大人の蛙に成長しました。

彼は自分の経験を生かして、他の子供たちにも同じ過ちを繰り返さないように助言を行いました。

そして、村には再び平和と調和が戻り、蛙とカエルの仲も修復されました。

この寓話から私たちが学べる教訓は、他人を馬鹿にしたり軽んじることは決して許されないということです。誰もが未熟であり、失敗を犯すことは当たり前のことです。しかし、その失敗から学び、成長し、謙虚さを持つことが大切です。親や先輩の言葉を軽んじるのではなく、素直に受け入れ、それを自分の財産として生かすことが、豊かな人間関係を築く一歩となるのです。

家族の悩み④-父-1

親父は貧しい農家の長男として生まれた。

姉が2人、妹が3人、弟が1人。

ほぼ同じ環境で生まれた貧乏時代と苦学を口にする同年代の政治板がいるが、親父に言わせると「あいつは貧乏じゃねーよ。高校に行ってるじゃないか。あの時代の同年代は、中学を卒業すると家業を手伝うか、寝台列車に乗って内地に集団就職していた」とよく言っていた。

小学生の頃は、雨が降っても、子供用の長靴などはなく、一足だけあった大人用の長靴を一番最初に家を出る人が履けたと言う。

集団就職で内地の工場で数年間働いた後、親父の母、つまり私の祖母が体調を崩したのをきっかけに地元に戻った親父は大工になった。

祖父は農家を続けていたが、祖母の治療費を捻出するために畑を売り払ったと言う。

当時には高額医療費の補助は無かったのか？と思わずにはいられないのだが、その地は今でも田舎というか、人が住んでいるかもわからない場所なので二足三文だったのかもしれない。

祖母は胃癌で亡くなった。

祖父は農家を廃業した。

その後、私の母と知り合い結婚した。

母はヤクザだった元夫の間に娘がいた。

子連れ再婚である。

23で5歳の娘の義父になった。

自分ならそんな選択はしないと思うが、当時の父がどういう心境で結婚したのかは知らない。

聞いたこともない。

子供の頃の親父の印象は頑固で気難しい人だった。

自分はあんまり殴られた記憶は無いが、姉と弟はよく殴られていた。

中学生の頃から家出を繰り返していた姉が何度目かの家出で警察に保護され家に戻ってきたときにアフロだった髪型が、翌朝起きて居間に降りるとパンチパーマになり、顔中アザだらけで恥ずかしそうに笑う姉を見た時は思わず自分も笑ってしまった。

そんな父の若い時の話を母親から聞いたことがある。

中学生の頃は合気道を習っていたらしい。

街で警察も近づかない片腕のチンピラと喧嘩になり、残った腕の骨を折った。

と言う話を聞いたことがあった。

母曰く、たんぱらだったとのことである。

食事中はテレビを見ることは許されず、黙って食事をしなければならなかった。

箸の持ち方が悪いと、いきなり自分の箸で手を叩かれた事があった。

それはマナーとしてどうなんだと子供心に思ったが、怖いので言い返すことはなかった。

そんなんで、中学に上がった頃から食事を一緒にするのは嫌でいつからか家族はバラバラに食事をする様になった。

自分が高校に行けなかった事に思う所があったのか、私が高校に進学し、卒業するまでが一番険悪な期間だった。

高校卒業後の進路として専門学校への進学を希望したが「蛙の子は蛙だ。どこに進学させる様な金があるんだ」と言われて、私の就職希望と言う進路が決まった。

その時の恨みと絶望は何十年も続くこととなる。

今年52になる私が父の日に何も贈ったことがないのはそれが理由である。

与えてくれないなら、何も返さない。

そう17の時に誓ったのである。

10年前、悪性リンパ腫になった父は死を覚悟したらしい。

「俺はもうダメだ。あとは何とかやってくれ」

病室に見舞いに行くと親父はそう言った。

母の事、姉の事、その息子の事、弟の事。

全て私にぶん投げて逝かれるのは勘弁してくれと思った。

失われた1日

時は過ぎ、カレンダーの数字がまた1ページをめくる。

しかし、あなたは今日もまた「1日を無駄にした」と感じているのではないだろうか？

押利鰤子が贈る、失われた時間に立ち向かうためのヒントをこっそり教えよう。

## 目標と計画を持つ

目標を持つことは、一日を有意義に過ごすための大切なキーだ。

ただし、目標だけでなく、それを達成するための具体的な計画も重要だ。

ToDoリストやスケジュール帳に書き出してみよう。その小さな一歩が、無駄な一日を変える助けとなる。

## 自己肯定感を高める

達成感や成功体験は、自己肯定感を高め、前向きな気持ちを生む。

自分に誇りを持ち、自信を持って行動することで、失敗や挫折に対処しやすくなる。今日の小さな成功を喜び、無駄な時間を減らすための一歩として活かそう。

## 瞑想やリラックス法で心を整える

一日の始まりや終わりに、瞑想や呼吸法、ヨガなどで心を整える時間を取ることも大切だ。

心身をリフレッシュし、余計なストレスや不安を取り除くことで、集中力や創造性が向上し、時間を有効活用できるようになる。

## 情熱を持って行動する

何事も情熱を持って取り組むことが、時間を有効に使う秘訣となる。

自分が本当にやりたいこと、熱中できることを見つけ、その情熱に燃えながら行動することで、自然と時間を無駄にすることが減る。情熱があれば、一日が充実と感じられるはずだ。

## 外部からの影響をコントロールする

SNSや他人の評価、周囲の期待など、外部からの影響が一日を無駄にさせる原因となることもある。

自分らしくあり、自身の信念や価値観に従って行動することで、他者の意見や物事に振り回されることなく、時間のムダを最小限に抑えることができる。

## 新たな一歩を踏み出す勇気を持とう

「今日もまた1日を無駄にした」と思う瞬間があっても、諦めないで欲しい。

一日一日を大切にし、新たな一歩を踏み出す勇気を持つことが、時間を有意義に過ごす第一歩となる。

失敗や後悔は、次への成長へのチャンスであることを忘れずに。

一日を無駄にしないためのヒントを押利鰤子がお伝えした。

無駄だと感じる時間も、その日の学びや気づきが隠されている可能性を忘れないで欲しい。

未来の自分への投資として、今日の一日を大切に過ごしていこう。

曇天

今日は珍しい天気ですね。

昼なのに外が暗い。曇天だということは、太陽の光が遮られてしまっているからでしょう。

普段明るい昼間でも、曇り空の日はどうしても気分が重くなりがちです。

でも、その暗さの中にも様々な美しさが存在することを忘れてはいけません。

外が暗いということは、まるで空が悲しんでいるように感じられます。

でも、その悲しみも必要なものかもしれません。

植物たちが水を欲しがるように、空も時には涙を流す必要があるのかもしれません。

そんな気持ちになると、暗い空も少しは受け入れられるかもしれません。

曇天の日は、外に出るのが億劫に感じることもあります。

洗濯物が乾きにくいし、お出かけするにも気が乗らない。

そんな日は、自宅でゆっくり過ごすのもいいかもしれませんね。

好きな本を読んだり、映画を観たり、自分の好きなことに時間を費やすのも大切です。

外が暗いということは、人々の心にも影響を与えることがあります。

明るい日差しとは違い、曇天には何かしらの静けさが漂っています。

その静けさの中に、心が落ち着く瞬間もあるかもしれません。

外が暗いということで、自分自身と向き合う時間を持つのもいいかもしれません。

昼なのに外が暗いと、思わずうつむいてしまいがちですが、その暗さにも意味があるのかもしれません。

人生には明るい日もあれば、曇天の日もある。

そのバランスが心地よいのかもしれませんね。

外が暗い日は、自分と向き合い、内面を探る良い機会かもしれません。

外が暗いと、どこか寂しい気持ちになってしまいます。

でも、その寂しさも含めて、今日の曇天を受け入れることが大切です。

外が暗いということは、雨や風がやってくる前の前触れかもしれません。

その前触れを感じ取り、準備をしておくことも必要ですね。

今日の昼なのに外が暗い。

そんな日も、実は必要なのかもしれません。

外が暗いと、家で過ごす時間も増えます。家族や友人と過ごす時間、自分と向き合う時間、様々なことに思いを巡らせる時間。外が暗いからこそ、心の奥深くに眠っていた感情に気付くこともあるのかもしれません。

外が暗いと、なんだかモヤモヤとした気持ちになります。

でも、そのモヤモヤも大切な感情の一つかもしれません。外が暗いからこそ、自分の中に眠る本当の気持ちに気付くことができるかもしれません。

そんな日は、ゆっくりと自分と向き合い、内面を探ってみるのもいいかもしれません。

昼なのに外が暗い日は、どこか人々の心にも余韻を残します。

曇天の影響で、普段感じないような感情に触れることがあるかもしれません。

そんな時こそ、自分を見つめ直すいい機会かもしれません。

外が暗い日には、自分と向き合う時間を大切にしてみましょう。

親父に「カエルの子はカエルだ」と言われ、オタマジャクシにもなれなかった現実

父の日。

特別な日に特別な贈り物を贈ろうとする人もいれば、今まで何も贈ったことがないという人もいる。

その理由には、確執や恨みがあるかもしれない。

若い頃、親父に「カエルの子はカエルだ」と言われ、オタマジャクシにもなれなかった現実に打ちのめされている人もいるだろう。

父の日に何か贈らないことが悪いわけではない。

贈り物は形だけのものであり、大切なのは心からの思いだ。

確執や恨みを抱えながらも、父親への愛情を素直に伝えることができるなら、それが最高の贈り物となるのかもしれない。

父の日に贈り物をすることが当たり前とされる中、何も贈らない自分に罪悪感を感じる人もいるかもしれない。

贈り物がなくても、父親と向き合い、誠実な気持ちを伝えることができれば、それだけで充分なのかもしれない。

確執や恨みがあるとなかなか気持ちを伝えることが難しいかもしれない。

しかし、父の日は新たな一歩を踏み出す絶好の機会でもある。

贈り物よりも言葉が大切であり、過去の記憶を振り払い、心からの感謝の気持ちを伝えることで、父子関係を改善できるのかもしれない。

父の日に何か贈らなかったことを後悔する必要はない。

大切なのは、気持ちを素直に伝えること。確執や恨みの壁を取り払い、父親への深い愛情と感謝を伝えることが、父の日の真の意味だろう。

父の日には、素直な気持ちを伝えることが何よりも重要だ。

父親に対する愛情や感謝を伝えることで、確執や恨みから解放され、新たな父子関係を築くことができるだろう。

贈り物や物質よりも、心からの言葉が、父の日に贈るべき最高の贈り物なのかもしれない。