おしらべ日記

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歳をとるのも悪くないと思える人生作り

能楽の里 鑑賞会◆羽衣 和合之舞

2019年02月19日 | 

二月十七日 日曜日






二月の池田町に全く雪がない!

豪雪の翌年は暖冬、、、

極端すぎる。










でもお陰で能楽鑑賞会に行くことが出来ました。
例年の雪ならまず運転していくのは無理でしたが、今年は全くその心配もなく。

久々の池田。

せっかくですので、まま屋でお昼ごはん(*´ー`*)







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このボリュームで千円でお釣りきます♪


次から次とお客さんがきます。


コーヒー飲んでゆっくりしたかったけど、待ってるお客さんもいるので食べたら早々に店を出て








次!デザートを食べに 笑



















米粉ワッフル✨


美味しかったけど、けっこう時間がせってきてる事に気付いてやや駆け足気味に(それでも 笑)食べる。










1時 会場に合わせて会館へ

ここには12年くらい前、能楽塾の発表会で子供たちが出た時に来て以来。
懐かしい〜3バカででたよね( ´∀`)

ロビーではいろんな地元物産品が販売、それと米麹の甘酒が振る舞われていたのですが。
これがまた、物凄く美味しい!!!!
甘〜〜〜い、のだけど砂糖は使われてないみたい。
でも、とっても甘くて不思議。
米麹も売られていて甘酒のレシピの紙もついてました。
しかしこんなに美味しく作る自信は全くなし(酒粕で何度か作ったけど私のはとってもまずいのだ…)
この米麹の甘酒自体が売られていたら買ってたな〜残念!
























正面の一番後ろの席にしました。

脇正面にはこの時まだ誰もいませんが始まる前には殆ど埋まり、ほぼ満席。













あれ?舞台上におざぶが置かれてる!?
初めて見る光景。

今回は能 狂言のまえに田楽と能舞を観る事が出来たのですが
おざぶはその囃子方と地謡座に敷かれたものでした。

田楽はあまじゃんごこ(どういう意味なんだろ?)三番叟見たいでした。種まきしてるような動作でずっと舞台をぐるぐる。腰を折ったままです。辛そう( ̄∀ ̄;

能舞は高砂。
能とはちょっと違う。
荒削りな感じのようでいてきちんと統制が取れてる囃子方。
太鼓の打ち方がもの凄く力強い!皮破れそうやった。
はいやあ!はン はッ!!(と、聞こえる)
囃子方の繰り返される掛け声。地謡は歌うように少し節がついてる。
能の舞とはまた違うシテの動きは、何かの儀式を見てるような呪術的な雰囲気。
足をすぅっと伸ばして回る動作や、少し首を傾げて流れるように腕を伸ばしたり。
綺麗でした。
このシテの神さま、何かに似てる、、、
そうや!法隆寺の百済観音だ!横からの姿が特に、なんか似てたんだよなぁ〜
機会があったら一度、水海の田楽能舞の奉納をを見てみたい。





狂言は福の神
落ちました、、、
「ふくは〜うち!!」の声に目が覚めたらすぐ終わってしまった( ̄∀ ̄;

能 羽衣、和合之舞。
序之舞が破之舞に、それから急之舞へ。
どんどん早くなっていく
天高く舞い上がる天人
今回おシテの久田勘鴎さん、大腿部骨折で舞えないとの事。
久田三津子さんに変更。
女性ですがそんなに高くないしっかりと地についた発声をされる方でした。
面を通して聞こえる声もスッキリとして落ち着いた声でよかったです。
(声の調子はあくまでも個人の好みですので、私が好きか嫌いか、というだけです)
ゆっくりゆっくり揚幕の中に消えていく天人、舞台の方を向いたまま後退る。
残されたた漁夫は舞台中央から橋掛り越しに静かに見送っています。
ドラマチックなエンディングでした。
シテが揚幕に消えるか否かで はや大きな拍手が起きて、、、
見所のこちら側も、はっ!と現実に引き戻された。
取り残された漁夫の一人佇む姿が心に残りました。
素直でいい人♪って思えた今日のワキの漁夫、見送る姿も「あ〜あ行っちゃた〜でも喜んでたから、ま いっか♪」と朗らかで明るくて少し寂しげな、、、よい羽衣でした(*´ー`*)

今回は笛方の竹市さんの笛が生で聴いてみたかったから池田まで来ました。
その、楽しみだった笛、映像で見聞きしたままの、同じようにしっとりと綺麗な音色でした。
吹き出しも、強いのだけどしっとり感残しつつの〜、乾いた風が瞬間吹き抜けるような感じの筒音,。
こんな風に能管が吹けると楽しいだろうなと思います。
一生無理だけどさ( ̄∀ ̄)






今回はヲタ時代を共に過ごし気心も良く知れた友人とだったので、話しにも花が咲き1日はあっという間に過ぎていきました。
止まることのない思い出話しに年月の流れを実感しましたが、それはみな楽しかったものばかり心地よい記憶ばかりで。
歳をとるのは決して悪い事ではない、と幸福感に満たされた日になったのでした マル。






























【*池田町 観光情報サイトより

鎌倉時代から伝わるという「水海の田楽能舞」は、この地に受け継がれて約760年。
鎌倉幕府の執権であった北条時頼が諸国行脚の折、雪で立ち往生し、水海で越冬した際に村人たちが「田楽」を舞って慰めたところ、時頼が返礼として「能舞」を教えたのが始まりと伝えられています。
毎年2月15日、ぴんと張りつめた空気の中、古式に従って田楽四番と能楽五番が厳かに奉納されます。

場所

福井県今立郡池田町水海 鵜甘神社(うかんじんじゃ)

田楽とは、平安時代に庶民が田植えなどの農耕儀礼に笛や拍子をつけたものです。その田楽と貴族のたしなみである能が同時に奉納されるところに特徴があります。
舞人も囃し方も水海地区の住人で、中学生からお年寄りまで、冬の間毎日練習を重ねます。
舞人のうち、「翁(おきな)・祝詞(のっと)」、「三番叟(さんばそう)」、「高砂(たかさご)」の舞人を務める3人の男性は、3日前から他人が作ったものを食べずに身を清める「別火(べっか)」を行い、当日は川でみそぎを行います。
田楽能舞は午後1時から始まり、半日かけて田楽4番、能5番が舞われます。】












































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2 コメント

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Unknown (ひめさん)
2019-02-21 07:10:23
美味しい食べ物と楽しい会話と
珍しい田楽に能舞
そして美しい羽衣
素晴らしい1日ですね💮😂

私、田楽も能舞も見たことが無いのです
民間の芸能だからおざぶ敷くんでしょうか😊

ところで、久田さん
名古屋の方なので竹市さんを呼ばれたのでしょうね
藤田さん亡き後、竹市さんが藤田流を背負ってるはるようで
頑張ってはるんやろなーって思ってます
私も彼の笛 好きです

関西に久田舜一郎って小鼓方が居てはって
久田かんおうさんは弟さんらしいですね
なんか写真のお顔が似てるなあと思い
調べてみました
舜一郎さんの娘さんも小鼓方で活躍してはるんで
今回のおシテさんとは従姉妹になるんかな
父の後を継ぐ娘さんがいて
お父様方も嬉しいことでしょう

で、杉先生 無事にフランスから帰ってきはりましたね
やっぱり時差ぼけ✈の後の能楽は大変やったみたいです
朦朧としてたと😅
「僕ヒシギ吹いた?」って後で確かめたらしい(笑)
バタンキューって言葉、久しぶりに聞きました
本当に着替えもせずバタンキューだったらしいです😰
返信する
Unknown (ミロク)
2019-02-23 23:06:06
鎌倉時代の執権 北条時頼、、、
って、歴史で習いましたわ〜たしか ?くらいの知識しかありませんが( ̄∀ ̄)
ただ、760年も前から続いてるんだあ!凄いなぁと思います。
そしてずっと受け継がれている能舞は、能のようで能でない、不思議な神舞でしたよ〜。
奉納として神社で舞われているのが見てみたくなりました✨

久田さん
女性も頑張ってらっしゃるんですね〜。
なかなか後継ぎが難しい能楽の世界、これからは女性も頑張って繋いでいってもらわなきゃなんない時代なんですね。
しかし勘鴎さん、とても良いお声で話されてて。
きっと謡も素敵なんだろうなぁと。今回は残念でした。

さて
今日は、ありがとうございました!
お会いできて本当に嬉しかったです✨
新たな目標ができましたし。
再来年 頑張ってエントリーします(≧∇≦)
稽古も頑張って、杉会貯金も頑張って 笑
着付けもササっと会場で出来るようにしなきゃ!
でも想像しただけで、今もうすでに緊張しております、大丈夫だろうか?( ̄∀ ̄;
ひめさんに尻を叩いて貰わなきゃあかんかも 笑
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