おしらべ日記

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歳をとるのも悪くないと思える人生作り

興福寺塔影能◆半蔀

2012年10月09日 | 
平成二十四年 十月六日(土)




一調

氷室
謡  浅井文義
太鼓 三島元太郎





◆半蔀 立花供養
シテ  浅見真州
ワキ  福王茂十郎

間   茂山千五郎

大鼓  山本哲也
小鼓  林吉兵衛
笛   杉信太朗

(地謡 省略) 






朝から少し雲が気になってはいたけど、まさか まさかに 本当に降るなんて…

ぽっ………

ぽっ………

ぽっ ぽっ

法被を着たおじさん達が舞台上に番傘をさして現れる。

地謡に番傘をさし

そして大皮に 小鼓、 笛にも

揚げ幕から現れた前シテも傘を手にして現れた。

傘をさした女人もなんともしっとりと美しいのだが
やばぃ…やばぃよ、雨はあかん。


もう、ひたすら祈ってましたよ

どうか、どうか雨よ 止んで下さい!
お願いします!





舞台の裏から聞こえてきた今夜の信太朗さんのお調べ。
それはそれは、凄く良かったのですよ。

夜空に冴え渡る澄みきった音は、柔らかくまろやかだけど真っ直ぐに体の中に強く響いてくる。

お調べを聞いただけで、もう心が震える。

ああ、今夜も来れてよかったと幸せに浸っていた、それだけに!



気がきじゃなかった。

シテが早々に中入り、囃子方まで舞台をおり地謡も。

ワキと間の二人だけが残った舞台に私は半泣きですた。。。
も~~~あかん(涙)

そして

とうとう中止のアナウンスが流れ、今年の塔影能は終わったのでした。





女心と秋の空…とか言うけれど。
わたしの心はそんなに変わりやすくないんですがね(苦笑)





さて…

きをとりなおして

来年のご出勤は味方玄さんです!
よっ♪待ってました(笑)
もしかしたら源さまも来るかも。
来年は降らんでや!



そういえば
わたし 一年ぶりの信太朗さんなんだけど、なんか凛々しくなっとられましたね~。
髪型がオシャレ( ̄m ̄)ちょいと松田翔太っぽいと思ったのはわたしだけ?
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2 コメント

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残念でしたね・・・ (コペペン)
2012-10-10 07:30:50
ミロクさん、とっても楽しみにしていたのにねえ。
きっと来年は大丈夫ですよ!!

ワタシもかつて、埼玉の川越薪能を見に行ったとき、さんざん蚊にさされカユカユ~、そのうちゲリラ豪雨になったことがあります。
中止かなと思ったのですが、クライマックスなシーンで、演者の方も平然と続けておられて。
ずぶぬれでそのまま最後まで観たことがあります~。
返信する
コペペンさん (ミロク)
2012-10-10 23:27:15
そーなんですよ~!
申し込みしてからはホント指折り数えて楽しみにしてましたから。
でも野外上演は仕方ないですよね
それに奉納だからブツさん達の為の能だから。
仕方ないです。来年がありますもんね!ありがとうございます。

ドシャブリの中ですか
たとえ屋根があっても叩き付けるような豪雨だと装束や面も、楽器も濡れてしまいますよね
演者(関係者)さん達、思い切りましたね~。
凄い!
返信する

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