伝説の左腕・江夏の21球←click
伝説の左腕の名投手・江夏豊←clickの余りにも有名な21球について触れてみた。焦点は、19球目の投球をどのように観るかにかかっている。動画←clickで見てもらいたい。
19球目についてのエピソード Wikipediaによれば・・野球解説者の豊田泰光は、左投手の江夏からは三塁走者は見えないはずなので、とっさにはずしたというより偶然外れたのではないかと考えていたようで、石渡の引退後に次のような場面になったと新聞のコラムに寄稿している。当時、豊田が「あれはすっぽ抜けではなかったのかなあ」というと、石渡が「そう思いますか、トヨさんも」と、涙を流さんばかりにしている。結果的にスクイズは失敗、西本近鉄は敗れた。しかし、スクイズを「はずされた」のか、偶然「はずれた」のか。敗者にとって、違いは大きい。
なお、当該コラムで豊田は、天覧試合での長嶋のホームランをあくまでも「ファウル」と主張する村山実と石渡とを重ねてあわせて述懐している。 しかし伊東勤は西武時代に同じようなスクイズを仕掛けられた場面で、江夏が同じく瞬時にウエストして高めに投球コースを変えた経験から、この場面も江夏の意思ではずしたという確信を持っている。
専門家の中でも、スクイズは「はずした」のか「はずれた」のか意見が割れる。問題の19球目と、未だに言われる所以であろう。
本日は、『名投手・黄金の左腕と評された江夏豊』の一席の読み切りでした。お後と交替いたします・・