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永平寺門前の‘おろし蕎麦’

2006-12-06 09:09:10 | 旅・鉄道・グルメ…

 

永平寺門前の‘おろし蕎麦’  

 寺前の蕎麦は、どこも美味しいというのが通り相場だ。東京では「寺方蕎麦 長浦」が有名だ。

                                      

                                                      

 寺方蕎麦・門前蕎麦とは……

 以下茶色文字の部分は、上記のサイトから全文原文引用した
 
( )内の、ママは原文のままという意味。黒い文字は「言いたい放題」の筆者が加筆したもの。また「そば」「蕎麦」の表記は「蕎麦」に統一し、句読点も適宜挿入した。

 寺方とは寺院に関係のあること、あるいは寺院の僧侶の意味で、古くから寺で作られる蕎麦の事を寺方蕎麦と言う。
 僧侶には蕎麦好き、蕎麦通が多いと言われるが、精進を宗(ママ)とする僧侶が、修行僧時代から食べて美味しい蕎麦を好んだであろうことは容易に想像できる。
 比叡山の回峰行に代表される荒行の際の重要な栄養源とされた頃(ママ 「こと」の誤りか)からも分かるとおり、蕎麦は僧侶にとって大事な強精の栄養食である。
 とすれば戒律の厳しい寺院での生活の中で、その料理方法に創意工夫を凝らしたとしても不思議ではない。寺方蕎麦はこのような背景の中で生まれるべくして生まれたと言えよう。

 実際昔から寺では蕎麦の振る舞いが多く、客や檀家のもてなしから貧民救済にまで広く蕎麦が供されている。蕎麦振る舞いにかこつけて檀家を集めては奉加を求めると言う事もあったらしい。いずれにしろ各地の寺院の門前町に門前蕎麦として蕎麦店が多くみられるのは、このような寺方蕎麦の歴史と関連しいる様に思われる。

 寺方蕎麦は現在も各地に伝えられているが、山口県都濃郡鹿野にある漢陽寺の”漢陽寺”通称鹿野蕎麦が名高い。700年近い歴史を持つと称されるほどの蕎麦で、寺を調査したところ古文書の中に蕎麦の製法が発見されたと言う。
 又門前蕎麦として賑わいを見せているのは東京の深大寺、長野の善光寺、越前の永平寺、島根の出雲大社などが有名である。
                          

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                        永平寺

 この門前に、永平寺門前 てらぐち という蕎麦屋がある。

                

 ここの「おろし蕎麦」が実にウマイ。写真を見ても分かるとおり、辛み大根のおろしと花カツオ(削り節)、刻みネギが乗せてあるだけだ。

             

 だから余計な物が入っていないだけに、かえって蕎麦の味が良くわかる。ウマイ、実にウマイッ! それだけの話だが、長い日本の歴史が単純な料理のウマサを証明している。

 もちろん、素材の良さが必要なのは当然である。しかし某国の料理のように、「やれソースがどうのこうの」とコテコテいじくり廻さないのが我が国の伝統だ。素材が悪いと、いじくり廻さないとマズイのだろう。それはそれで、デカダン(退廃)の美しさはあるのだろうが……

 単純・素朴さの中にこそ、日本料理の真骨頂がある と実感した次第だ。

 ましてここは厳しい修行で知られる永平寺の門前である。デカダンは許されない。

   喝ッ!
 もう一度言おう、ウマイ、実にウマイッ!!!  

06.12.06

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