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「WhiskyとWhiskey」

2012-05-25 15:16:36 | 旅・鉄道・グルメ…

     

      
                 
                 ニッカウィスキー余市工場

                     
「WhiskyとWhiskey」
    
                            (冒頭の写真は・・JR余市駅)

 函館本線を小樽駅から数駅函館に寄ったところに「余市」という小さな駅がある。何もない寂れた街だが、駅前にニッカウィスキーの余市工場がある。ここを押し掛け見学した。押し掛け見学とは云っても、見学者は快く歓迎されるし、同社やウィスキーに関する歴史博物館や見学者用の立派な施設は完備されている。糅てて加えて、下へも置かないサービス振りで十分に満足出来る。もちろん、ロハだ。
                   

    
          
           
ニッカウィスキー余市工場

 ニッカウィスキーが、大日本果汁株式会社の略とは、恥ずかしながら知らなかった。「日果」すなわち「ニッカ」だ。現在は、もちろん「ニッカウィスキー」が正式社名になっている

 若くてピチピチ・ギャルの美人案内嬢の説明で、工場内を見学したが、彼女の胸元が気になって仕方がなかった。還暦を過ぎても、なお色気と食い気は無くならないものだ。“年齢(とし)はとっても浮気は止まぬ、止まぬ筈だよ、先がない”ってねえ。
 圧巻は、原酒の試飲だ。見事な作りのバーが設備されていて、そこで飲んだ。ウミャア! 試飲は一種類だけなので、カネを出して別に4種類の原酒も飲んでみた。みな素晴らしい。
 こんな旨い原酒を何故一般に売らないのか聞いたところ、原酒は手作りであり、樽ごとにそれぞれ味や風味が異なるので、流通させた場合には、顧客から味や風味が異なるとクレームが付くそうだ。だから売らない。ここだけで飲んで下さいとのことでした。もちろん、工場内の売店では、抜かりなく原酒の瓶詰めを販売していた。抜け目ないなあ

 博物館の受け売りをすると、スコッチはスコットランドのハイランドと呼ばれる北部高地が発祥の地だ。それがアイルランドへ伝わって、ウスケボー(ケルト語で「水」の意味)からWhiskeyとなったそうだ。ただ、スコットランドでは、Whiskyと綴るのに対して、アイルランドでは、「e」が入る点が違うそうだ。アメリカでも、「e」が入るそうだ

 見学の仕上げに、工場内のレストランで「ラム」のステーキを食べて、お開きとした

                                           

      ニッカウィスキー余市工場

 これに味をしめて、この翌々日には、千歳のキリンビールの工場にも、押し掛け見学を試みた。こちらも流石、天下のキリン。徹底的にサービスしてくれたことは、云うまでもない。
 この両工場を比べた場合、一言で云って、ニッカのコウバ(工場)は神秘的・哲学的雰囲気がするのに対して、キリンは将に現代科学の粋を結集した近代コウジョウ(工場)という感じだった
 社風の違いもあるだろうが、生産している物の性質の違いを特に強く意識した。蒸留酒と醸造酒の違い?
 ウィスキーもビールも、原理的には途中まで同じ作業だが、やはり蒸留酒つまりウィスキーの方が手間がかかることだけは間違いない。その辺の違いか?
    

 (元原稿作成時 06.04.27)

 

       
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