禁じ手
二年くらい前のことだが、北海道警のパトカーから護送中の被疑者が逃げ出した。
直ぐに捕まったが、被疑者を車で護送する場合には、「警察官が被疑者を両側から挟むようにして座る」という原則を守っていなかった道警の手落ちは明らかだ。
警官が一人しか座っていなかったからだ。それよりも、被疑者の脱走作戦には度肝を抜かれた。
ナントナントオ! 護送車の中で、座りウ○コをこいたのだ。古今亭志ん生のギャグ(火焔太鼓)ですら、「座りション○ンして、馬鹿になるな!」に過ぎないのに。
それでは、その際のパトカー内でのポリスと被疑者のヤリトリの一部始終をお伝えしよう
P:ン? く~うせえ、お前、やったな?!
疑:へえ・・おかげさんで
P:なにがおかげさんだあ! ゴッホッ!ゴッホッ!
疑:窓開けますか?
P:ッウ、そうしてくれえ~!
テナわけで、開けてはイケナイ護送車の窓を開けさせた被疑者の作戦勝ちイ~。
被疑者は手錠を掛けられたまま、時速50kmで走る車から脱走した次第。でも再逮捕された
次に護送されたのは、月夜だったらしい。こときはおとなしく護送された。二度と同じ手は使えなかったようだ。
護送中の被疑者はパトカーの窓から月を眺めながら、「これがほんとの “ウンのつき” だぁ…」とつくづく嘆いたとか……。
被疑者に逃げられたパトカーのデカが歯ぎしりしながら言ったそうだ
「糞っタレえ!」
06.10.31
この 投稿は、老朽化防止のため、破損部分を修復して再掲しています。ご了解ください。2011-10-20