今日は木のマグカップを作りに早川町まで行ってきました☆
木のマグを作って過ごす、のんびりした夏の一日…
■ 山のマグカップの悩み
前から欲しかった登山用のマグ… 実は、今使っているのは100円ショップのステンレスのコップです。
実をいうと、山道具屋に売っているチタンやステンレスのコップに価格だけの価値を見出せない…ごめんなさい。100円のとさしたる性能差が見出せない。
ウルトラライト系の登山道具で見るダイネックスのマグ…軽い&冷めにくい、のは分かるけど、樹脂製というところであまりナチュラルな気がしない…
DINEX(ダイネックス) 保温保冷マグカップ 8 oz.Mug 2TONE Teal / M.Blue
シエラカップも考えてみるが、やっぱりシエラカップを持つと ”アメリカンです、ロングトレイル系です”と要らぬステートメントを発してしまうようで、いらぬ誤解を招きそうな気がして気になるし、この些細な不都合を払拭するほど、使い勝手がよさそうにも見えない上、ファッション性を評価されてか、価格が高い。
なんでこんなものに1400円?! 何しろアメリカのスリフトショップで1ドルくらいで見た記憶がジャマになって買えない…(^^;)
いやジョン・ミューアも尊敬しているし、アンセル・アダムスは写真館の会員だったくらいだし、愛読書はアメリカ文学、のアメリカびいきの私こそシエラカップを持つ資格がありそうな気もしますが…あの形、犬の餌入れを連想させるのですよね…(ーー;)。
…ので 他に気に入ったものがないという消極的理由 で100円ショップのコップ(笑)
だって充分用は足すし。他の山道具がお金が掛かるので余分なものにまわす理由が無い…
でも…自分で作った木のコップなら天然素材だし、愛着もひとしおで、山の相棒に大切に出来そうです♪
小3000円、中4000円、大5000円…工房での体験つき☆
も一個作りに行こうかな・・・
実は梅雨明け10日間は夏山登山のゴールデンタイムなんだが…貴重な土曜を惜しげもなく木のコップに時間投資する私たち…(笑)
■ 木のコップ 製作過程
① まずは取っての形を吟味しつつ、カップを選びます。 カップはこんな半製品。
② 次に取っての
絵を描きます。
③ ドリルで穴あけ。
ドリルビットはずらっと小さいものから一式。
最初は錐で。
穴は両面から半分づつあけるのがコツ。 道路のトンネルを掘るときも両サイドから掘り進めるのだろうか??
電動ドリルは結構重く、ぶれないよう保持するのが大変。
④ 形を整える。
二つの穴がつながったところ。
あとは電動ノミで形を整える。ノミも使い方が難しい。けどこっちのほうが学校でやったことがある分まだなんとかなる感じ(笑)。
⑤ さらに旋盤や紙やすりを使ってどんどん滑らかにする。
どこで止めたらいいのか分からない。 あんまりやりすぎると素朴さが無くなるし・・・
⑥ 適当なころあいでやめ、オイルでフィニィッシュ!
こんなオイルを使う。ブロックオイルというのは、アメリカで使うブロック=まな板、用のオイルということ。
あちらのまな板は、重く巨大でほとんどが一枚板ではなく、寄木細工で出来ていて、日本のようにしょっちゅう洗って
使うものではない。どーんと設置されたまま動かさない。で、よほどのことがないと使わないのだ。
生肉なんかは紙の上で切るし、野菜はちぎるし、鍋の上で切りながら入れていくスタイルが多いし、もっとはさみを多用する。ので、まな板の存在感は日本より小さい…。
でどうやってキレイにするか?っていうと拭く。そして1ヶ月に一回くらいブロックオイルを浸透させて、寄木が
寄木のままでいれるようにメンテする。 だからブロックオイルは口の中に入れても大丈夫なものしか使わないのだ。
⑦ 完成!
出来てみたらラクダのようなカップになった。
お隣の白石さんの作品。素晴らしい芸術作品!
指の形に添ってくぼみが掘り込まれ、手に持つとずれないように模様が入っているのだ!!
あまりの素晴らしさに感動してしまった。
私は木工に興味があるというより、Myククサカップが欲しかっただけだけど・・・彫刻と言うのは本当に3Dの
空間認識力がいるなとおもう。
3Dを2Dに置き換えることばかり考えてしまうのは、絵を描くことをベースにしているせいだと思う…
だから3Dは素直にすごい!とおもう。
旋盤もどこにどう当てると、どの線が削れるのか、コツをつかめそうでつかめないまま今日は終わった…
うーん、やっぱり粘土かな?粘土でモデリングをしてみるのが一番いいとおもう。
■ 素晴らしい洗練された木工房 ギャラリーオゴン
このマグカップ製作は、FBのリンクで知りました。でもFBのリンクはチラシを縮小で表示しているので詳細は分からず、どこか、行政がやっているような、補助金入りのイベントかな~くらいの調子で出かけて行きました。(いつもそういうのが多いので…^^;)
期待は良いほうに大幅に裏切られ…行ってみてたら、そこは、なんでこんな山中にあるのか?というような洗練された木工房でした…(汗) 美術館に置いてよいものがおいてありました…。すばらしい!!
使われていない箱物施設に出かけていくんだとおもっていたら違った…(^^;)
工房のとなりは販売ギャラリーになっており、すごい展示が一杯でした。
ご夫婦とも作家さんのようで、なんと主宰者は 同じ小学校出身!!(笑)!!! 山梨で同郷の人に会うだけでも珍しいのに、小学校が同じなんて!! とーーってもマイナーな地元の話題でした。
期間中は、平日もやっているそうなので、ぜひおススメです。何しろククサ、
買うと無駄に高い!高いのはいいけど、思い入れも理由も無いただの製品に高い価格は出せない。
東京の駅ビルでは、3000円くらいの安い価格のも見かけましたが…一体どんな
塗料を使っているか怖い! 安全なものを浸かっていないだろうなぁ…人件費が安い国で作っているようなものは…まぁ憶測ですが。合理的憶測ですよね。
■ 余禄
夫は、マグカップつくりをしなかったので、温泉に梯子してきたようです。
早川町は崩落が目立ち、こんな感じでした…
帰りに念願の奈良田の里温泉に入ってきたのですが…そこからみるとダムは8割がた土砂が堆積してほとんど
埋まっています。
奈良田の里温泉。 お食事も出来る。
小さな幸せが贅沢な夏の一日でした…☆
木のマグを作って過ごす、のんびりした夏の一日…
■ 山のマグカップの悩み
前から欲しかった登山用のマグ… 実は、今使っているのは100円ショップのステンレスのコップです。
実をいうと、山道具屋に売っているチタンやステンレスのコップに価格だけの価値を見出せない…ごめんなさい。100円のとさしたる性能差が見出せない。
ウルトラライト系の登山道具で見るダイネックスのマグ…軽い&冷めにくい、のは分かるけど、樹脂製というところであまりナチュラルな気がしない…
DINEX(ダイネックス) 保温保冷マグカップ 8 oz.Mug 2TONE Teal / M.Blue
シエラカップも考えてみるが、やっぱりシエラカップを持つと ”アメリカンです、ロングトレイル系です”と要らぬステートメントを発してしまうようで、いらぬ誤解を招きそうな気がして気になるし、この些細な不都合を払拭するほど、使い勝手がよさそうにも見えない上、ファッション性を評価されてか、価格が高い。
なんでこんなものに1400円?! 何しろアメリカのスリフトショップで1ドルくらいで見た記憶がジャマになって買えない…(^^;)
いやジョン・ミューアも尊敬しているし、アンセル・アダムスは写真館の会員だったくらいだし、愛読書はアメリカ文学、のアメリカびいきの私こそシエラカップを持つ資格がありそうな気もしますが…あの形、犬の餌入れを連想させるのですよね…(ーー;)。
…ので 他に気に入ったものがないという消極的理由 で100円ショップのコップ(笑)
だって充分用は足すし。他の山道具がお金が掛かるので余分なものにまわす理由が無い…
でも…自分で作った木のコップなら天然素材だし、愛着もひとしおで、山の相棒に大切に出来そうです♪
小3000円、中4000円、大5000円…工房での体験つき☆
も一個作りに行こうかな・・・
実は梅雨明け10日間は夏山登山のゴールデンタイムなんだが…貴重な土曜を惜しげもなく木のコップに時間投資する私たち…(笑)
■ 木のコップ 製作過程
① まずは取っての形を吟味しつつ、カップを選びます。 カップはこんな半製品。
② 次に取っての
絵を描きます。
③ ドリルで穴あけ。
ドリルビットはずらっと小さいものから一式。
最初は錐で。
穴は両面から半分づつあけるのがコツ。 道路のトンネルを掘るときも両サイドから掘り進めるのだろうか??
電動ドリルは結構重く、ぶれないよう保持するのが大変。
④ 形を整える。
二つの穴がつながったところ。
あとは電動ノミで形を整える。ノミも使い方が難しい。けどこっちのほうが学校でやったことがある分まだなんとかなる感じ(笑)。
⑤ さらに旋盤や紙やすりを使ってどんどん滑らかにする。
どこで止めたらいいのか分からない。 あんまりやりすぎると素朴さが無くなるし・・・
⑥ 適当なころあいでやめ、オイルでフィニィッシュ!
こんなオイルを使う。ブロックオイルというのは、アメリカで使うブロック=まな板、用のオイルということ。
あちらのまな板は、重く巨大でほとんどが一枚板ではなく、寄木細工で出来ていて、日本のようにしょっちゅう洗って
使うものではない。どーんと設置されたまま動かさない。で、よほどのことがないと使わないのだ。
生肉なんかは紙の上で切るし、野菜はちぎるし、鍋の上で切りながら入れていくスタイルが多いし、もっとはさみを多用する。ので、まな板の存在感は日本より小さい…。
でどうやってキレイにするか?っていうと拭く。そして1ヶ月に一回くらいブロックオイルを浸透させて、寄木が
寄木のままでいれるようにメンテする。 だからブロックオイルは口の中に入れても大丈夫なものしか使わないのだ。
⑦ 完成!
出来てみたらラクダのようなカップになった。
お隣の白石さんの作品。素晴らしい芸術作品!
指の形に添ってくぼみが掘り込まれ、手に持つとずれないように模様が入っているのだ!!
あまりの素晴らしさに感動してしまった。
私は木工に興味があるというより、Myククサカップが欲しかっただけだけど・・・彫刻と言うのは本当に3Dの
空間認識力がいるなとおもう。
3Dを2Dに置き換えることばかり考えてしまうのは、絵を描くことをベースにしているせいだと思う…
だから3Dは素直にすごい!とおもう。
旋盤もどこにどう当てると、どの線が削れるのか、コツをつかめそうでつかめないまま今日は終わった…
うーん、やっぱり粘土かな?粘土でモデリングをしてみるのが一番いいとおもう。
■ 素晴らしい洗練された木工房 ギャラリーオゴン
このマグカップ製作は、FBのリンクで知りました。でもFBのリンクはチラシを縮小で表示しているので詳細は分からず、どこか、行政がやっているような、補助金入りのイベントかな~くらいの調子で出かけて行きました。(いつもそういうのが多いので…^^;)
期待は良いほうに大幅に裏切られ…行ってみてたら、そこは、なんでこんな山中にあるのか?というような洗練された木工房でした…(汗) 美術館に置いてよいものがおいてありました…。すばらしい!!
使われていない箱物施設に出かけていくんだとおもっていたら違った…(^^;)
工房のとなりは販売ギャラリーになっており、すごい展示が一杯でした。
ご夫婦とも作家さんのようで、なんと主宰者は 同じ小学校出身!!(笑)!!! 山梨で同郷の人に会うだけでも珍しいのに、小学校が同じなんて!! とーーってもマイナーな地元の話題でした。
期間中は、平日もやっているそうなので、ぜひおススメです。何しろククサ、
買うと無駄に高い!高いのはいいけど、思い入れも理由も無いただの製品に高い価格は出せない。
東京の駅ビルでは、3000円くらいの安い価格のも見かけましたが…一体どんな
塗料を使っているか怖い! 安全なものを浸かっていないだろうなぁ…人件費が安い国で作っているようなものは…まぁ憶測ですが。合理的憶測ですよね。
■ 余禄
夫は、マグカップつくりをしなかったので、温泉に梯子してきたようです。
早川町は崩落が目立ち、こんな感じでした…
帰りに念願の奈良田の里温泉に入ってきたのですが…そこからみるとダムは8割がた土砂が堆積してほとんど
埋まっています。
奈良田の里温泉。 お食事も出来る。
小さな幸せが贅沢な夏の一日でした…☆