オレンジな生活のろくでもない生活

サッカーとかその他諸々に関する日々徒然の感想をダラダラと綴った日記、のはず。

すまないが毒づかせてくれないか。

2005-01-22 22:55:57 | スポーツとか
もうね、日本の大手メディアの底の浅さには疲れて疲れて疲れきるわけですよ。スマトラの津波では海外のテレビ局は延々とそのニュースを流し続けたにもかかわらず日本のテレビ局はルーティーンの番組を放送し続けた件とか、高校サッカーの準決勝で星陵ホイッスル間際で劇的に追いついてきた試合がPK戦の途中でブッツリ切られることとか、証拠のテープを提出すれば話は終わるのにNHKの質問に逆ギレして「提訴」とかほざきだす朝日新聞とか。日本の大手メディアってダメなのか?

で、そのメディア社会の現代ニッポンだが、かなり以前のエントリーで書いたけど、日本って国は何かを盛り上げようとしたら分野ごとに、ジャンルごとに本質からかけ離れたアイドルを作り続けることでしか盛り上がることができないのか?

で、些細なようだがこの話題だ。

ポスト・ベッカム有力イケメン…「あれは誰」と話題

> 「ミスタードーナツ」のCMに、金髪のイケメン選手が出演し、「あの男は誰だ!」と話題となっている。ミスドが公式スポンサーになっているサッカーのスペイン1部リーグ、レアル・マドリードの選手、グティ(28)。同僚のベッカムやジダンほどの知名度はなく、日本では“無名”ながら、地元には多数の女性ファンがおり、人気上昇中だ。国内でも「ポスト・ベッカム」になること『間違いなし』か。

 話題のCMはレアルのホームゲーム観戦ツアー(3月18日~同23日)の50組100人を募集するのが目的で、5日から14日まで放映された。

 内容は、試合終了時に恒例となっているユニホーム交換をパロディー化したもの。仰々しいBGMが流れるなか、グティが、突然、登場したミスド店員の男性と服を取り換える。青のキャップと黄色のシャツを身につけ、両手にコーヒーサーバーとトングを持ったグティの途方に暮れたような表情が面白い。

 ミスドの運営会社「ダスキン」のミスタードーナツ事業運営部広告販促室によると、CMは昨年末、マドリード市内のレアル練習場で撮影。グティも「日本で流れるのが楽しみ」とCMの出来に満足していたという。

 映像はミスドHP(http://www.misdo-cp.com/)で、ツアーの応募期限30日まで閲覧できる。3月に別のキャンペーンを宣伝する際、ブラウン管に復活する予定。

 ミスドは日本で圧倒的な知名度を誇るレアルに注目し、昨年6月に公式スポンサー契約を交わした。知名度抜群の多くのスター選手から、あえてグティを起用した理由を、同社は「今後も人気が上がる可能性のある有望選手。客層の裾野を広げられると思った」。

 「いいことあるぞー」のミスドが先物買いを狙ったグティ。本名はホセ・マリア・グティエレス・エルナンデスで、生まれも育ちもマドリード。レアルのユース養成組織「カンテラ」を経て、1995年にトップチームでデビューした。98年のU21欧州選手権ではスペイン代表の優勝に貢献し、翌年にはA代表デビューも果たした。

 本来のポジションはFWだが、MFもこなせるなどセンス抜群。各国のスター選手が揃い、ポジション争いが激しいレアルにあって、「生え抜き」として主力選手の位置をキープする。

 姉さん女房のアランチャ夫人との間に2児の子供がいるが、身長185センチ、甘いマスクに日本の女性もメロメロになりつつある。一般誌や女性誌でも特集記事が掲載されている。

 2003年夏、レアルのメンバーとして来日した際、パスポートを紛失し、1人だけ大幅に出国が遅れたことがあるなどオッチョコチョイな面もあるが、そんなところが母性本能を一層くすぐるらしく、「グティ熱」は冷めそうにない。

 4月からはCMの新バージョンも登場予定。「ロッカールームでチームメートとドーナツを食べるシーンもある」(同社)とかで、女性ファンのハートをさらにわしづかみにしそうだ。
(夕刊フジ) - 1月22日13時2分更新



:噛みつくにも値しない些細なニュースである。でももしグティが日本でブレイクしちまったら、我々サッカーファンが慣れ親しんだイメージの、「銀河系選手」ではなくても、小器用でいろんなポジションに対応できて、ルックスに反して泥臭くファイトするグティのイメージとは異なる「アイドル」としてのグティ像がメディア上で大量生産、大量消費される様を見なければならないわけだ。
ベッカム様、ヨン様ときて「グティ様」ですか。あらかじめ言わせてくれ。
アホクセエ。
もちろん、メディアは商売のためにそういうことをするのだと言われればその通りだし、そんなのにいちいち反応するなんてガキのすること、という理屈も解る。でも私は信じたいんですよ。メディアというのは、まず「情報を正確に伝えてくれる存在」だと。情報をもてあそんで商売に利用することなんて、本来メディアにあるまじきことだということを。

はーっ(溜め息)
口直しにチェルシーのゲームでも見よう。モウリーニョの作ったチームをスカパー!で見ることは問答無用で「本質」を見ることに他ならない。イングランドのフットボールファンがフットボーラー達にまず第一に求めるのは「フットボールの実力」に他ならない。そういう世界で育ったプレーヤーやマネージャーがニセモノなわけないのだから。

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