初戦でポルトガルを撃破し、いきなりサプライズを起こしたギリシャ。難しいロシアとの初戦で攻撃パターンの多彩さを見せたスペイン。勝ち点3を先行させた同士の対戦。
個人的にギリシャの守備には、何処かで記憶がある。前線、中盤のラインがチェッキングを繰り返して最終ラインの負担を軽減させることを繰り返すこのやリ方。これは鹿島アントラーズだ。ポルトガル戦のギリシャは最終ラインから徹底して中盤を省略。ロングボー . . . 本文を読む
サッカーにおいては、近隣の関係はライバル関係に転化されることが多い。クラブチームにおいては「ダービー」の関係で呼ばれる。国同士でも、その関係が出来ることは多い。ブラジルとアルゼンチン。日本と韓国。ヨーロッパにおいてその関係に真っ先に上がるのはドイツとオランダだろう。
代表チーム同士の「クラシコ」の一つであろうドイツとオランダ。現在の選手の顔ぶれを見るとドイツはオランダに比べて少しづつ「小粒」なイ . . . 本文を読む
ちゃんとしたレビュー書けるのは少し先になるけど、かなり来てるんで感情だけでも吐き出しとこう。
トリューニヒト議長(ギレンでも可)「イタリアはまたしても引き分けた、何故だ?」
ヤン(シャアでも可)「(トラップが)ヘタレだからさ」
とりあえず、もうほんの少しだけ攻撃を持続させましょうイタリア。ピルロを先発させて両サイドがガシガシ上がるようにしたのは評価高いんだから。最後にブルガリアをボコにして、ト . . . 本文を読む
個人的ながらアントニーニョ辞任はガセとわかってやれやれ、もう少しこの体制か、と思っていたら、ヤツガレ第二の贔屓チーム、インテル・ミラノのアルベルト・ザッケローニが辞任してしまいました。こっちの方はトバシでもガセでもなく、マジみたいです。後任はもう何年も前から噂になっていたロベルト・マンチーニでしょう(確定にあらず)。モラッティが現役時代から御執心だったお方です。
オーナーの座に退いたモラッティ . . . 本文を読む
アズーリの試合で個人的に最も印象深いのが、98フランスワールドカップの出場を決定付けたロシアとのプレーオフの第2戦である。ちょうど日本がワールドカップ初出場を決めたイラク戦の一日前にその試合に勝って日本より一足先にフランス行きを決めた。
この試合では、イタリアは引いて守る「カテナチオ」を徹底して前に出る事はほとんどなく、ロシアを自陣に引きずり出してアルベルティーニ経由のロングパスからファブリツィ . . . 本文を読む
前のログでエスパルスに必要な選手、というのを考えてみて、そのうちに、
2、展開力を持ったバランサー(一時期はやったな、このコトバ)
というのを書いたけど、それってよく考えたら「戸田」じゃないですか。帰ってくる気ないですか?
で、どうも「おじいちゃん」ことアントニーニョ監督は1stいっぱいでおやめになって、2NDからはノブりんこと石崎ヘッドコーチが監督に昇格らしい。リベリーノ以来の短期政権と . . . 本文を読む
新潟3‐3清水
J1のリーグ戦初となる「オレンジダービー」は打ち上げ花火のようなド派手ゲームをやらかしたあと、立派に引き分けと相成りました。
清水は個人的にもうそろそろ戦力を上澄する事(逆にいうと「戦力」になっていない選手に関しては、見きってもいいんじゃないか?)を考えてもいいと思う。
「飼い殺し」になるよりも、ポジティブに「次の職場」を考えてあげた方が、使われない選手のためにもなると思うのだ . . . 本文を読む
思い返せば一年前。スペインリーグ、リーガエスパニョーラの放映権を何処が持つのかまだ決まっていなかった。J-SPORTSの持っている放映権の期限が切れたためで、その時点でJ-SPORTS、WOWOW、NHKが交渉を進めていたようだ。結局、WOWOWが向こう3年間の独占放映権を獲得して決着したのだが、何しろ時期に問題があった。本当に開幕する直前に決定されたのである。まったくもってびっくり仰天だった。
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イングランドは勝っていた。しかしフランスにはジダンがいた。
タレントの質と量ではフランスとイングランドではかなり開きがある。世界でも五指に入るダイナモであろうマケレレ、バランサーとしての能力と展開力を兼ね備えるヴィエラ、単なるウインガーではない、サイドの高速ドリブルからゲームメイクを行うピレス、最前線で決定力を行使する典型的なセンターフォワードのトレゼゲ。イングランドでこれらのタレントと比肩しう . . . 本文を読む
スペインはアルベルダ、バラハ、ビセンテと中盤にリーガで優勝したバレンシア勢を起用。右サイドはエチェべりアだったが、ホアキン・サンチェスでも面白かったと思う。2トップはかつてのレアルの黄金コンビ、モリエンテスとラウール。アルベルダとバラハによるボール奪取から左右のウイングに散らして、あるいはダイレクトに無類のヘディングの強さを誇るモリエンテスにあて、空いているスペースにシャドーストライカー的にラウー . . . 本文を読む
ギリシャが用いたのは4-3-3。一見すると、攻撃を重視したシステムに見えるのだけれどさにあらず。実際見てみてこれはディフェンスのための3トップなのだと。3トップそのものが引き気味であり、引き気味の3トップがポルトガルにボールが渡ったその瞬間にチェイシングを開始。まず相手の4バックにプレスをかけ、ポルトガルが4バックの前の2ボランチにボールを渡すと、3トップのラインは中盤の3枚のラインと連動して、こ . . . 本文を読む
テレビマネーが破綻して高額の選手を札束ドカーンで獲得するケースはめっきり減り、
で、今年は監督の移動が激しいのです。少なくともここまで私の目に付いた監督の移動は以下のとおり。
マルチェロ・リッピ:ユベントス→解任
ファビオ・カペッロ:ローマ→ユベントス
チェーザレ・プランデッリ:パルマ→ローマ
ジョセ・モウリーニョ:ポルト→チェルシー
ルイジ・デル=ネーリ:キエーヴォ・ヴェローナ→ . . . 本文を読む
前回のヨーロッパ選手権での決勝のカードは「イタリアvsフランス」
イタリアはもちろんだが、フランス代表のメンバーも、過半がセリエA経験者だった。
当時は二次リーグまである拡大チャンピオンズリーグが定着してきた頃であり、ヨーロッパカップにおいてイタリア勢が退潮しはじめ、逆にスペインとイングランドのクラブが台頭し始めた頃だったと思う。
逆に言うと、前回大会は欧州サッカーシーンにおける「セリエ . . . 本文を読む
今大会で注目するチームは?と聞かれて「フランス」とか「ポルトガル」とか「スペイン」とか「イタリア」とか言うのは簡単。(心情的に優勝して欲しいのはポルトガルだけど)
では、注目チームは?答え、「オランダ」
そもそもフランスが優勝候補筆頭に上げられる理由の一つは「しくじった2002Wカップのリベンジで士気も高かろう」というもの。しかし、ワールドカップではフランス以上にしくじったのがオランダ。何 . . . 本文を読む