オレンジな生活のろくでもない生活

サッカーとかその他諸々に関する日々徒然の感想をダラダラと綴った日記、のはず。

アルバセーテvsレアル・マドリッド

2004-04-04 23:16:18 | スポーツとか
 先日、ぴあから発行されているコンプリートブックシリーズの最新作「リーガ・エスパニョーラコンプリートブックCLIMAX 」を書店で見かけ、速攻で一冊取り上げてレジに拉致誘拐....いやいや持っていって購入しました。ここ数年のサッカー本の充実は全サカーファンにとってまさに悩みの種。どっかにないもんでしょうか?金のなる木は。

で、この本のデータによると、レアルの年間予算は日本円で約290億円。対するアルバセーテは、9億4000万円。単純にレアルはアルバセーテの30倍お金持ちということになるかと思います。

 で、表現されるサッカーの内容はマドリーはアルバセーテの30倍豪華だったか?豪華でしたね。
名前だけは。
内容はお寒い限りで、これがもしレアル・マドリーというリストランテがあったとして、評判を聞きつけた
海原雄山あたりが食事に来ていたら、支配人(この場合フロレンティーノ・ペレス)か料理長(この場合カルロス・ケイロス)を呼びつけて小一時間説教かと推察されます。

 ベッカムの正確無比なロングパスも、フィーゴの幻惑するようなドリブルも、相手ゴール前を付くラウールの狡猾もまったく影を潜めてまったく何やってんだか。ロナウドなんて、ゴールのときしか動かないから、アレはアレでデフォルトなんでしょうが。

 ロベルト・カルロスの爆発的なオーバーラップもあまり見られず、ジダンにいたって彼は何時から宇宙人をやめて透明人間になってしまったのかという消滅ぶり。銀河戦士の卓越したスキルが連動したら、現代サッカーの緻密な戦術なんざ無力になってしまうくらいすごいもんですが、お疲れすぎです。銀河戦士の皆様方は。
 
 これからチャンピオンズリーグのVSアーセナルとのホームアンドウェーに、マドリッド・ダービー、完全復調したバルセロナとのエル・クラシコ、そしてかろうじて優勝の可能性を残して手負いのトラになっている可能性の高いデポルティーボ・ラコルーニャと、これぞ正に胸突き八丁。俺がケイロスだったら、オサスナ戦は銀河戦士全員引っ込めて、勝とうが負けようが90分パボネスで
お茶を濁すことを考えます。

反面がんばりましたアルバセーテ。ゲロッちゃうと、よく知らないチームで知ってる選手皆無なんですが。よく走って、ボールをつないで、勇気を持って押し上げて、思わずファンになっちまいそうです。

 で、この一戦に限ればロベルト・カルロスのフリーキック2発で
勝負決まり。(しかも二点目はフィーゴの手に当たっていて、ハンドとられてもおかしくなかった)
結局この世は金が全てという救いようなのない結末は、非常に
教育上よろしくないといえましょう。

 それはそうと、どっかにないですか、私を30倍金持ちにしてくれる金のなる木は。
もともとの所持金が少ないから30倍金持ちになってもたいしたことないかもしれないんじゃねーかというツッコミはスルーさせていただきます。オレンジな生活でした。

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