オレンジな生活のろくでもない生活

サッカーとかその他諸々に関する日々徒然の感想をダラダラと綴った日記、のはず。

アーセナルvsチェルシー/バジャドリーvsバルセロナ

2004-04-12 21:03:12 | スポーツとか
先制点と決勝点。違いはあれど、試合を決めたのは左サイドバックのオーバーラップ。


欧州ベスト4をかけたロンドンダービー2ndレグ。FAカップを宿敵マンチェスター・ユナイテッドに破れて三冠のうち一つを失ったアーセナル。疲労困憊のここまでの対戦でチェルシーをカモにし続けたアーセナルだが、ここではホームにもかかわらず疲労の影響か動きの悪さが目立つ。好調時にはマラドーナもかくやという神がかり振りを見せるアンリもピレス、ヴィエラもこの日はキレが見られない。チェルシーにはここまでカモにされたが最高の復讐戦の舞台だろう。試合終了が見えてきた時間帯に爆発的なオーバーラップを見せたブリッジ。イングランド人のファイティング・スピリッツかそれとも、リベンジを果たすには今しかないという執念か。終盤に動きの悪いアンリを引っ込めてベルカンプを投入したベンゲル。アンリと性質が似ているレジェスなら、ベルカンプとアンリのコンビを再現できるという計算があるいはあったのか。あのアーティスティックなコンビは今シーズン限りで見られなくなる可能性が高い。ビッグイヤーを掲げるベルカンプ、見たかった。満身創痍のアーセナル。ただ、ここにきて過密日程から開放され、プレミアリーグに集中することができるのはポジティブな要素だろう。一方でチェルシー、後三戦チャンピオンズリーグを乗り切れば、「金で優勝は買える」ことを実証することになる。



ライツィハーの右サイドバック。本職のファン・ブロンクホルストだと試合開始早々あんな所に顔を出していただろうか?それこそひょっこりという感じで。。不慣れなポジションだからあんなところにいたのか?(左と右が入れ替わっただけだけど)それとも攻撃大好きなオランダ人だからか。さぞかしびっくりしたどろうねバジャドリーの人々。選手も監督も観客も。この一戦のバルセロナは本来のポジションではない選手が多数いたけど、波に乗っているチームは本来ネガティブな要素も、ポジティブに転がるんだから。連勝を始めたバルセロナは不思議なチームで。何しろワントップに置くのが小柄でスピードとテクニックで勝負するサビオラ。普通そういう選手はセカンドトップだと思うのだが。ロナウヂーニョのシュートもサビオラのアシスト。サビオラのよさが引き出されるのも、ロナウヂーニョの動きがいいから。そのロナウヂーニョのよさを引き出したのは新加入の汚れ役ダービッツ。闘犬が加入してから全てが好循環するようになったバルサ。一方でマケレレやジェレミの不在がボディーブローのように効きはじめたレアル。ダービッツとケンカ別れして、バランスの修正に苦しむユベントス。労働者だけのチームは味気ないが、労働者なくしてファンタジスタはありえない。レッドカードで次節ロナウヂーニョは使えないけど、今のバルサならこれも好循環になりそうな気がする。ロナウヂーニョは一休みしてクラシコでは、ぜひ最高のパフォーマンスを見せてほしい。

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