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天川源流部位xトxジテンシャ

2019年01月27日 | ポタリング
●2019-01
天川源流部位xトxジテンシャ
雪の笠松山と古法華池底ショートカット

前回の改修部分を辿るポタリングに引き続き、
姫路のマイナー河川、天川についてのお話。
今回は源流を目指して、上流へと走った。


(今昔マップより作成)
前回を見てもらうと分ると思うが、
姫路市と加西市の境近で、天川は古法華川と合流する。
更に上流を遡ると、クリーンセンター付近の溜池で剣坂川となる。
(これらの名前は"川の名前をしらべる地図"より引用しているが、
現地で名前が示されたモノは見かけていない。)

①前回の冒頭では、"天川は法華山(加西市)を源流とし、、、"云々と書いていたが、
これは天川流域にある中学校の社会研究の資料を元にしている。
②また、川の名前をしらべる地図(国土数値情報ソース)では、剣坂川の最上流が天川源流と言える。
③しかし、地形図で辿る天川は、笠松山の西側の谷まで川の表示がされているので、
その川を天川(仮)とし、その最上流を天川源流としても良さそうである。

そう言えば、以前に河川整備課に問い合わせた事を思い出した。
「姫路市飾東町小原新から加西市の方に抜け、加西市の管理河川である天川が県道372号線沿いに、北東へ流れております。
加西市に確認したところ、加西市中山町の加西市クリーンセンターの南を東南に曲がり、その先が源流付近になると思われます。」
と言う返答を頂いていた。
これは、前回の地形図を基にして推定した天川(仮)と一致すると思われる。
<なぜか尾も割れるが変換できない!!変換機能が使用者に似て来て馬鹿になったか?>

そんなわけで、源流候補は複数存在するが、、、
取り敢えず今回は、①古法華川上流、③天川(仮)上流の両方を目指す事にする。


姫路よりr372を北上、古法華川分岐を右折し、古法華自然公園へと向かう。
駐車場入り口から、奥に▲テントがちらほら見える。
此処のキャンプ場は無料らしいです。
しかし、駐車場のすぐ隣でキャンプしても、雰囲気も何も無いように思うんだが、、、
荷物運びは楽だろうけど。


キャンプ地は幾つかあるよう。
意外と人が来ている。
寒い、、、雪がちらほら。





少し先へ進むと、大柳ダム(古法華池)と言うのが有った。
ダムの下流は、なんだかワイルドな古法華川。
そして溜池は、、、ほとんど水が無くなっている。
毎年の事なのか、今年が特別なのかは・・・よく分らぬ。



道すがら、石仏や石仏の池など鑑賞しつつ、
漕ぎ進むと、トイレがありその前に小便小僧が居た。
こんな溝みたいな川にも砂防ダムが作られている。


自然公園の最奥部に到着。
この先には切り通しと、その上につり橋がある。


最初の目的地、古法華川源流はこの先。
距離的にもそんなに無いが、笹が茂ってますねぇ・・・・
うん、茂ってるな。



取り敢えず突入は保留して、切り通しの向こう側を見に行く。
こっちはコンクリ舗装の急坂となっている。

この切り通しは何時頃のものだろうか。
調べてみると1910年頃の地図では点線表示だが、
1923年の地形図では実線の道となっており、割り堀表示あり。


さて、現実に戻って源流なんですが、さあどうするか?
笹薮自体はそんなに濃くはない。
突っ込んでも大した抵抗も無く進めるだろう。
しかしだ、笹やススキには居るんだよな、やつらが。

もうアレですよ、切り通しに行く前に心の中では決まってたんですよ。
入りたくねぇ、源流?そんなのどうでもよくね?って。

しかしながら、折角此処まできたので、このまま帰るのも勿体無い。
なんか上手い事、自分が納得する言い訳を考えようと、
地形図を確認してみる(冒頭の地形図を見てみよう)。

古法華寺の東に"古法華川源流?"とラベルしている箇所が当面の目的地だ。
その手前は笹薮で、どちらかと言うと精神的障壁として行く手を遮っている。

源流とその周辺の地形を良く見ると、源流の少し上の稜線上に登山道が通っている。
考えて見て欲しい。山に降った雨は稜線を境にして分けられ、山の斜面を流れ集まり、
それはやがて源流となる。
そう、源流の更に上にある稜線こそ、真の源流と言っても過言では無いのでは?

それに気が付いた私の心は晴れやかになり希望の光が差し込んできて、
新たな目標に向かって突き進む気力が蘇ってきた。

・・・あれ、さっきまで日差しが差し込んでいた天気が急に吹雪いて来たぞ。
と、とにかく稜線上へ登ろう。




此処が源流の更に上を行く、真の源流だ。
稜線上の道より左側に降った雨や雪は、すぐ下の谷に集まりやがて古法華川となるのだ。
・・・そう自分に言い聞かせた。

よし、O.K.
第一目標クリアーだ。


一旦くだり、つり橋へと向かう。

色々寄り道してたりして意外と時間を食っていた様で、もうすぐ四時。
当初の予定では、笠松山から南に下り、西から古法華池へ伸びる破線を進み、
稜線上の破線が南側へ折れ曲がる手前あたりから下って天川源流へアプローチし、
そのまま川を下り、r372から伸びた実線の道(作業道?)に行き着く計画であった。

しかし、チャリを担いで行くとすると時間が厳しそう。
しかも、すでに第一目標の源流へのアプローチを笹薮で残念している事を考えると、、、もうモチベーションも無い。
まあ、折角なので目の前の岩場を登って、笠松山を眺めたら引き返すことにする。



つり橋から上に登ると、西側には笠松山、反対側には善防山。
薄っすら木々に雪が積もっており、この付近としては珍しい雪景色に変わりつつあった。
ちょっとテンションup

折角の機会だ。
自転車を置いて身軽になれば、笠松山まですぐだ。
真の天川源流(笑)である稜線へのアプローチもできる。


雪でテンションの上がった私は、自転車をつり橋に置き去りにして、
足の向くまま気の向くまま、笠松山へと歩を進めた。


途中、アトリエ館へ下る道が有った。
でもスルーだ。


やっぱり来て良かった。


笠松山到着。
山頂は展望台で占められている。
直ぐに大柳ダム方面へ下る。



一旦鞍部まで降りると、十字路に出会った。
傍に立てられた地図を見てみる。
(この地図の十字路、上(西側)へ伸びる道は良く見ると、予定よりかなり手前で池に出ている。)


地形図の十字路が此処だと確信したので、
西へと右折し、この道を進んだ。


入り口は何とも、入る気を起こさせなかったこの道だが、
進むと結構良い感じだ。


しかし、何かおかしい。
地形的に谷底だし、このまま進むと直ぐに溜池へ出てしまいそうだ。


これは予定のコースと違う、、、稜線へと強引に登る。
果たして稜線上に目的の道は有った。でも、どこで分岐を見逃した?
鞍部からの分岐を確認したいと思い、この稜線の道を辿って行く。



しかし、道は地形図の破線からズレだし、笠松山山頂へと向かいだした。
これ以上辿っても仕方ないので、途中で切り上げ、来た道を戻る。



稜線から天川の真の源流を確認して、ミッションクリアー
あとは、暗くならない内に溜池へ出るだけだ。


笠松山の西側にあるピークへ到着。

何と言う美しい眺めだ。
今日はこんな景色を見る予定ではなかったのに・・・うれしい誤算だ。
ついでに太陽は既に沈んでいる・・・これは嬉しくない誤算だ。
溜池へ向かって、急いで下山だ。


ピークから暫くは南側の稜線を降り、途中で西へ右折。
右折場所がいまいち分りづらいが、谷に沿って降れば池に出る筈。
羊歯薮が所々にあったが、気にする時間は無いので突っ込む。


ぱっと、目の前が開け明るくなった。
溜池への注ぎ口に出た。



湿った泥の上をダッシュで渡り、干上がった池の底を歩いて溜池を上流へと遡る。
溜池のほとりの明かりは、焚き火をしているキャンパー。


自転車の場所まで戻ってきた。
凍り付いて効きがほとんど無いブレーキが回復するまで、
押しながら車道を降った。
姫路市内に戻ると、こちらでも雪が少し積もっていた。



当初の目的は達成できなかったが、、、物は言い様ってやつ?
最近は峠や旧道ばっかりで、登山への興味が薄れていたが、、、
久しぶりの里山登山、愉しかった。




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