蜜柑製城塞・中庭

自作の小説やら何やらについて、まったりと独り言をつぶやきます。

スプ*スプ、更新履歴みたいなもの 2

2005-03-10 23:35:56 | スプリング*スプリング
作品うんぬんというよりは、私がどんな感じでこの話を作っていったのかなあという感じの話。
前回の続きです。

2003年の春までの間に、第二話・「いろは」のいくつか・第四話の原型が書かれます。
同時に、なんとなくフィーリングで詳しい設定が付与されていきます。
ちなみに02年の冬あたりから「ジョジョの奇妙な冒険」を読み始めた影響で、一時期彼らの魔法がやたらとスタンド的になっていた時期もありました。(以前書いたことのある「トーキー」)
藤城と輝美の原型(初期の輝美は「明菜」という名前でした。苗字も違ったはず。なんで春月と「原」の字が被るような方向に名前が変わっちゃったんだろう。あと最初期のバンド名は「SEN☆昌夫」でした。どうしろと)が出来たのと、山田の出自が意外にシリアスっぽいということが決まったのが02年の11月。その後03年1月に書いた「いろは」の「に」、2月の「う」辺りから、地道に伏線が張られはじめています。

ちなみに、山田太郎にシリアスな設定をくっつけ始めた頃(02年の秋頃)は、まだシリアスな文章の中に「山田太郎」という名前が出てくるたびに爆笑していました。だんだん感覚が麻痺してきて何とも思わなくなります。

「いろは」に佐藤浩が出てきたのはこの時期。まだ山下直樹あたりの存在は全然決まっていませんでした。魔王の話に出てくる漫画には、山下直樹は出てきませんので。というわけで、セルフパロではありましたが、彼らについてはほぼ白紙の状態からスタートでした。ちなみにクロンと絡んだのは想定外。

そしてついに03年3月辺りから暴走が始まります。パラレルの話で書いた「裏スプ*スプ」が地道にスタート。(これがまた、話がさっぱり進展しないまま原稿用紙130枚くらいあるんですが……)この時期はたまに日記に「萌えー」という問題発言が見られます。いやキャラじゃなくてシチュエーションにね。詳細を書きたい気もしますが、書くと絶対ものすごく引かれるのでやめときます。
ちなみに、この頃やっとスプ*スプのストーリーを最後まで思いついたようです。なお、この辺でようやく「山田ってもしかして、春月に惚れるんじゃないか?」と思い立ちました。あらすじの中に「山田と春月のほのかな恋(?)」(原文ママ)というフレーズがやっと入った時期です。ちなみにその前までは「このままじゃ、春月と山田が本当にくっつきそうで嫌だ……」などの記述が見られます。

ところでこの頃の日記には、「私が書いた話で誰も死なないって珍しいなあ」という怪しげな発言が見られます。長編になるといつも筆が滑って誰か死んでしまうんですよね。ってどうでもいいか。

03年の6月ごろ、友人にスプ*スプの漫画を描いていただく機会に恵まれました。ものすごく感激。ついでにこの一件からか、藤城と輝美の存在感が急に増します。

03年の夏からはどうやら真面目に受験勉強を始めたのか、一時期ネタ帳が途絶えます。なお、感心なことに、「いろは」の書きためも止まっています。

かくして、本編第三話に突入するまでの、長い助走期間が始まったのかもしれません。今日はここまで。ちょっと更新空きます。