こんにちは
東京マイクロスコープ顕微鏡歯科アシスタントakiです🌷
今日は久しぶりに超音波洗浄ついてお話をしていきたいと思います。
超音波洗浄は、ステンレス鋼製器材、または硬質プラスチック素材の洗浄に対して非常に適した洗浄方法である。
同様に繊細な器材も、超音波を利用して効果的に洗浄及び消毒することができる。
強力な超音波によって、他の方法では洗い難い箇所の汚れでも除去することができる。

原則的には槽内における用手洗浄および消毒に必要な準備と同様な要求事項が適用される。ただし、以下の特別な条件に準拠する必要がある。
水位
水位は洗浄槽の規定ラインまで満たされていなければならない。
適切な洗浄液/消毒液
適切な洗浄液や消毒液を水で希釈しなければならない。
血液凝固を防ぐために、50℃以上にならないようにする
洗浄に効果的な温度は、40℃〜50℃である。
使用器材によっては、洗浄・消毒時の温度・曝露時間については、常に製造業者の取扱説明書に注意を払う事が必要である。
脱気
初めて消毒液もしくは洗浄液を使用する前には脱気(空気溜まりを除去すること)をする必要がある。
洗浄液/消毒液の交換時期
超音波洗浄槽内の重度の汚染は、洗浄能力を損ない、腐食のリスクを増大させる。一定の使用条件によって、洗浄液は、製造業者の指示に従って定期的に交換しなければならない。
さらに確実な洗浄結果をえるために、下記事項を常に遵守する。
・器材は、洗浄を有効にするために適切なカセットやバスケットに収納する。
・洗浄する器材を洗浄液に完全に浸漬させる。
・ハサミなどヒンジで連結した器材は、重なった表面を最小限にするため、開いた状態にしておかなければならない。
・被洗浄物を詰めすぎないこと。
・吸引チューブのような内腔のある器材は、内包された空気を確実に除去するために超音波槽に斜めにおかなければならない。
・刃先などのブレード部は、金属部分と接触させてはならない。
超音波洗浄の後、器材は徹底的に手ですすぐか、機械で再処理する。
用手によるすすぎには新しい水道水を使用して、洗浄液や消毒液の残留物がないように完全に除去する。ウォータースポットが残らないよう、最終すすぎには完全脱イオン水の使用を推奨する。
特殊な歯科用器材の取り扱い
ハンドピースなどは、決して超音波洗浄槽に浸漬してはならない。
回転部分を有する歯科用器材は、必ず適切な洗浄液や消毒液で処理すること。
超音波洗浄の前に器材同士が接触破損を防ぐために、(鋭いカッティングエッジ又はダイヤモンド粒子など)専用のスタンドに収納する必要がある。ポリッシングブラシや研磨用ポイントのような弾性のある器材は超音波を吸収するため、超音波洗浄槽で洗浄できない。
カラーコード化された根管治療用器材や陽極酸化処理されたアルミニウム製ハンドルは、色別機能損失の恐れがあるためアルカリ性洗浄液での処理は避ける。
クロムでメッキされた真鍮や陽極酸化処理されたアルミニウム、プラスチックなどのステンレス以外のスタンドやトレーには、専用の洗浄液や消毒液を使用する。
歯科用ミラーは、超音波による洗浄で損傷することがあるため禁忌。
表面や溶接部分を腐食する危険性があるため、セメントリムーバーのような酸性溶液は、必要最低限の使用にとどめる。

参考文献 歯科用器材の再生処理 器材の性能を長期間維持するために

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今日は久しぶりに超音波洗浄ついてお話をしていきたいと思います。
超音波洗浄は、ステンレス鋼製器材、または硬質プラスチック素材の洗浄に対して非常に適した洗浄方法である。
同様に繊細な器材も、超音波を利用して効果的に洗浄及び消毒することができる。
強力な超音波によって、他の方法では洗い難い箇所の汚れでも除去することができる。

原則的には槽内における用手洗浄および消毒に必要な準備と同様な要求事項が適用される。ただし、以下の特別な条件に準拠する必要がある。
水位
水位は洗浄槽の規定ラインまで満たされていなければならない。
適切な洗浄液/消毒液
適切な洗浄液や消毒液を水で希釈しなければならない。
血液凝固を防ぐために、50℃以上にならないようにする
洗浄に効果的な温度は、40℃〜50℃である。
使用器材によっては、洗浄・消毒時の温度・曝露時間については、常に製造業者の取扱説明書に注意を払う事が必要である。
脱気
初めて消毒液もしくは洗浄液を使用する前には脱気(空気溜まりを除去すること)をする必要がある。
洗浄液/消毒液の交換時期
超音波洗浄槽内の重度の汚染は、洗浄能力を損ない、腐食のリスクを増大させる。一定の使用条件によって、洗浄液は、製造業者の指示に従って定期的に交換しなければならない。
さらに確実な洗浄結果をえるために、下記事項を常に遵守する。
・器材は、洗浄を有効にするために適切なカセットやバスケットに収納する。
・洗浄する器材を洗浄液に完全に浸漬させる。
・ハサミなどヒンジで連結した器材は、重なった表面を最小限にするため、開いた状態にしておかなければならない。
・被洗浄物を詰めすぎないこと。
・吸引チューブのような内腔のある器材は、内包された空気を確実に除去するために超音波槽に斜めにおかなければならない。
・刃先などのブレード部は、金属部分と接触させてはならない。
超音波洗浄の後、器材は徹底的に手ですすぐか、機械で再処理する。
用手によるすすぎには新しい水道水を使用して、洗浄液や消毒液の残留物がないように完全に除去する。ウォータースポットが残らないよう、最終すすぎには完全脱イオン水の使用を推奨する。
特殊な歯科用器材の取り扱い
ハンドピースなどは、決して超音波洗浄槽に浸漬してはならない。
回転部分を有する歯科用器材は、必ず適切な洗浄液や消毒液で処理すること。
超音波洗浄の前に器材同士が接触破損を防ぐために、(鋭いカッティングエッジ又はダイヤモンド粒子など)専用のスタンドに収納する必要がある。ポリッシングブラシや研磨用ポイントのような弾性のある器材は超音波を吸収するため、超音波洗浄槽で洗浄できない。
カラーコード化された根管治療用器材や陽極酸化処理されたアルミニウム製ハンドルは、色別機能損失の恐れがあるためアルカリ性洗浄液での処理は避ける。
クロムでメッキされた真鍮や陽極酸化処理されたアルミニウム、プラスチックなどのステンレス以外のスタンドやトレーには、専用の洗浄液や消毒液を使用する。
歯科用ミラーは、超音波による洗浄で損傷することがあるため禁忌。
表面や溶接部分を腐食する危険性があるため、セメントリムーバーのような酸性溶液は、必要最低限の使用にとどめる。

参考文献 歯科用器材の再生処理 器材の性能を長期間維持するために