オトシモノ、ヒロイモノ

マイニチの中にころがる
落として失くしそうな物
そんなナニカを拾います

正月の風景

2006-01-01 15:19:31 | おーらノツブゆき
お正月ってのは、家長が拵えたお雑煮を
家族に振舞う時をいうと信じていた

元日の朝、自分で起きてきて枕元に用意していた真新しい洋服を身に纏う。
冷えた牛乳を煽り、バナナを頬張りながら、自分には届かないくせにポストに届いた年賀状を名前別に仕分ける。
そうこうしているうちに家族が次々に起きてくる。
最後は父。
いつもの朝のように新聞に目を通しコーヒーを飲む。
それから我が家のお正月の始まり。
父が台所に立ち、お雑煮を拵えてくれる。
こどもの頃の変わらないお正月のひとコマ。

外国人の母にお雑煮の文化はない。
生まれも育ちも東京の父。
祖母は岩手の生まれ。
奈良の女子高等師範学校をでた後、東京で熊本出身の祖父と出会い二男一女をもうける。
父が育ったお雑煮には岩手・奈良・熊本のエッセンスが入っていた。
父も家庭をもうけ、博多に移住。
ココで博多のエッセンス"アゴだし"と"かつお菜"が注入される、これがないと旨くない、父はそういう。

今日、やはり昼過ぎ、父と二人台所に立つ。
今年は私たちの鍼灸師・シマサンから教わった"汐鰤”も新たに加わる、まさに『雑煮』。

そして今日もまた、雑煮とお酒でほろ酔いになり新しい年の訪れに我が身を浮かべる。

あけましておめでとうございます
ことしも健やかに幸多からん事をお祈りいたします

☆あなたのお国自慢・お家自慢のお雑煮教えてください☆

photo: Mr.JJ&ORA合作のお雑煮ver.2006
奥にみえるのは"香津木”のおせち

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