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...ヨクノポリス...

おぷちまの愛と読書と物欲の日々。RもしくはX指定

イメチャの記50:ネカマ経験記 後編

2005-05-17 08:46:19 | ―イメチャ・他
 あくまでイメチャの上でのつきあいなのでそれ以上には決して進展しないが、やはり続けていると相手キャラに情が移ってくる。そのため自然とその男性の好みの女になりたくて、レスや設定もそのような感じになってきている。またこちらからも積極的に設定を提示して愉しもうと思っているので二人の間のノリはよい。
 でもなにしろ優しさの溢れる人なので、興奮はするが決して乱暴はしない。そこが物足りなくてつい虐めて欲しくなる。拗ねたりもとめていったらようやく乱暴してくれるようになったので、またひとつ深みが増したと思う。優しいだけじゃダメなのだ。男性らしく強いところを見せて欲しい。
 彼とのセックスは結構フェチぽく、それが愉しい。興奮しているさまがわかるともっと興奮して欲しくなって、最終的には二人ともカナリ激しく交わってしまう。

・おぷちまさん
 ということで、虐めて欲しくなるのは自分でも驚きだった。そういう部分があるとはまったく思っていなかったので、女性になると自然と受け身になるし、なんだかんだいってか弱い立場を思い知らされて包まれたくなるのだろうか。
 初めは誘いうけ、つまり挑発して女性らしく受けに回ったり、フェラで攻め立てるといったことをしていた。ところが同じ人との交流ではその傾向がだんだんうすれ、責めたり責められたり、そうして組み敷かれる方が良くなってきた。

 決まった人との交流が今では主なので、人が沢山いるところに入ってみようかと画策している。そのときばれるようならネカマ失格なのかもなぁ、とちょっと思う。そのときは結局女になりきるのは不可能だという結論に達するのだろう。

・ネカマになりやすいシチュエーション
 それはもう当然素の女を演じなくてすむファンタジーや高校生といった、一皮被るシチュエーションにきまっている。女子高生はちょっと難しいか。ともかく現代人の女を演じるには身近すぎる。その点をふまえるとファンタジーは実にネカマになりやすい。性質的にナリチャと被ってくるのである程度容認されうるといってもよい。はっきりいって俺もファンタジー系ならばれない自信がある。
 が、一方で幻想物の系統は描写を多くしとにかく長文になりがちなので、ネカマで性交したいと思ったら端的にいって向かないかもしれない。また、さすがに女性にはばれやすくなるだろうから、入り浸るのはほどほどに。

 しかし・・近頃俺が使ってるハンドルがあちこちでみられるようになってきたので、変えようと思っている。ありふれた名前だけど、俺が使う前までどこにもいなかったのにねぇ。勘違いされるのが本当にうっとうしいんですよ。同じ所に行ってるから他はほっといてくれ。

イメチャの記49:ネカマ経験記 前編

2005-05-16 08:45:23 | ―イメチャ・他
 ネカマやってます。ときどきだけど。最近は知り合いやらキャラ設定を固定して、決まった人と掘り下げるイメチャしかしていないので自然とチャットの場に出にくくなっているから、ネカマの出番はあまりない。

・ネカマの今昔
 ネカマというのははじめ(いまもか?)ネット犯罪と密接に関わっていた。つまり、女になりすましてネット上でチャットやメールを男性と交わし、懇意になって裏ではその話した内容やメール、個人情報を掲示板などに流してさらしものにするという、とてもネチズンとは言い難いひどいやつらだった。今ではこういうのにも馴れたり、だいぶネチズンの目も肥えたためかネカマと検索しても犯罪というよりジョークやオンラインゲームでその存在が取りざたされるくらいになっている。

・イメチャにおけるネカマ
 イメチャにおいてはネカマといえば女へのなりすまし以外の言葉では語られない。そうして、案外と寛容な受け止め方をされている。寛容といっても次のようなもので、決してたやすくはない。
『ばれなければいい。なりすましきって部屋から落ちるまでネカマのままでいればよい』
 ネカマであるとばれなければ女とイメチャをしたという認識だけが残る。長い黒髪の綺麗な後ろ姿に痴漢をした。顔は分からなかったがイイ尻をしていた。いい女だった、と感想を持つ男のようなもので、それが実際はイイ尻をしている長い黒髪の綺麗な男であったとしても、女の尻を触ったという認識だけが残る、それと一緒だ。
 レスの具合や過ごした時間の中で相手が女であると思ったなら、それは女なのだ。ネカマがネカマと呼ばれるのは、レスを返す張本人が男とばれるからだ。それを女になりすますのはけっこう難しいものだ。

・お相手さん
 さて、俺がネカマをやってばれたかどうかは正直わからない。音信不通になった男性がいるが、その彼にはばれたのかもしれない。それをのぞけば同じ人と結構長く交流があり、いいイメチャを展開しくれる。シチュエーションや好みはワンパターンだと思うが、丁寧な描写だし、なにより興奮してくれるのでこちらもおもわず気合いが入る。ばらしてないから結局騙していることになりはするが、積極的にばらそうという気はないし、イメチャが面白いのでいましばらく続けるつもりでいる。
 とはいうものの、好みのワンパターンさはいかんともしがたく、たまにこちらがしびれを切らして別の趣向を別の人に求めて部屋にはいることもある。基本的に優しく、丁寧に応対してくれ、しかもレスが速くてしっかり描写してくれるので、その点が手放したくない理由だ(えらそうだな、俺)。
 好みが前面にでるのはいいのだが、いつもそれでは飽きてしまうこと。これは改善すべき点だと思う。自分もわりと長く相手をしている女性がいるがマンネリにならないようにせねばなぁ。

 後編へ続く

イメチャの記46:君は、サティスファクションを知っているか?

2005-05-11 09:22:19 | ―イメチャ・他
 今回はイメチャというよりリアルの話題になる。

 サティスファクションという本がある。カップルや夫婦のお互いの愛情を二人ではぐくみながら性生活を営むためのテクニックとイラスト集だ。URLはここ
 性生活を愉しむというのは抵抗ある人もいると思うが、なにしろこのブログはそういう人は見ていないと思われるので、除外して考えよう。
 俺の中ではカップルがカップルでいるために一番重要なのが性生活だと思っている。とくに夫婦としては絶対に欠かせない世の中じゃないかなと思ったりしている。
 なにしろ個人主義が大幅に歪んだ形で蔓延していて、寝ること食べること住むことのほかに我を通すとか思いやりがないとかなにもかもが自分中心という世界になっているが、性交(性欲)は個人でできない営みであり、まず本能に組み込まれているのだ。だから別居婚などという面白い形態さえでてきたこの世の中にあって、性生活の営みは欠くべからざる重大事だ、と思うのだ。

 ちなみに俺は夫婦生活のなんたるかを語ることはできないので、普通のカップルの話題として進めていきたい。
 AVや本やインターネットなど、テクニックについてはたぶんすぐに知ることができる。で、ベッドの中や別の場所などでそれを試したりするわけだが、こういうのは飽きやすいし、一過性のものだ。その場では気持ちいいかも知れない。そしてやみつきになるかも知れないが、飽きが必ずくる。それでまた別の性技を調べたりして実行したり、刺激が足りないといってまた別のことをする。
 結局これでは飽きたものを捨てて新しく仕入れることになり、発展性に乏しくやがて相手そのものにも飽きた、と勘違いすることになる。
 不満は小さいことから大きくなると思うが、結構これは急速に進行するのではないかな、と思う。

 くさいセリフだが愛情が通ってなければ快楽もただ一過性のものに過ぎない。それはイメチャであっても同じことで、気に入った相手との時間は非常に楽しく持続し、そうでない相手、一見さんでは満足しきることはあまりない。気に入った相手と何度もするうち、相手の手の内やツボがわかったり、感情移入が大きくなって同じ愛撫でも快楽が増すのはよくあることだ。
 だから愛情を育てることを一番にし、それと絡めて性技を少しずつ増やしていくのが一番良い、ということになる。
 サティスファクションはそういう考えのもと、さまざまなふれあいの方法をイラストで示し、そのうえで具体的な攻め方受け方を解説している。俺は本能的にそういう性生活を営んでいたため、この本を見たとき俺は間違ってなかった(爆)、とおもった。
 性欲と性生活は重大事だが公にはすべきとはいえず、またカップルの間でもよく話し合うことがすくない妙な本能だから、こうした本の助けを借りてもいい。

 結構細かい技が描かれているので、カップルに一冊あってもいいとおもう。根本にあるのは二人の心のふれあいをたくさんとることであるから、この本によって二人でそれを読み解く、ということからして既に大きなふれあいになっていると思うから。滅多に二人一緒に本なんかよまんだろうし。
 近年ポリネシアン・セックスなんという言葉ももてはやされているので、そっちの話題も近々行いたいが・・みんな苦労してるんだな、と思うばかりである。もちろん俺もだ。がはは。

イメチャの記43:あの頃俺は若かった・・

2005-05-06 08:36:41 | ―イメチャ・他
 いまはもうないからかいてしまえと。おぷちまの私的な雑記、いわばチラシの裏である。

 大昔。アロハチャットというイメチャ・チャHサイトがあって、そこに出入りしていた。ざっと・・7年前だ。すげーな、7年もこんなことやっとるのか、俺は・・・(笑)エロ魂ここに極まれりというところか。俺のイメチャ・チャHはアロハに始まりままごタウンに醸成された。にしても・・色々あったなぁ・・うーむ。
 そこでは基本的に常駐、だが一見さん扱いにしようとハンドルは入るたびに変えていた。そもそもイメチャらしきものを初めてしたのがそのチャットだった(docファイルをなぜか未だに持っており、それを見返すとやっぱり冷や汗がでる・・)。いやぁ、わかかったなぁ、ははは。かろうじて擬音とト書きの融合だったが、擬音が最悪だったよ。ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ、てなかんじで。
 見よう見まねで始めた結果そんな風になってしまったが、すぐに開眼(爆)したようだ。痴漢イメチャが妄想をいたくかき立てたらしく、急に上手になった。向き不向きはあるものだ。
 そうしてだんだんとどんな風に進めていったらよいかが見えてきて、ある日ハンドルをまたじつにいい加減なものにして入った。「にらせ」と。これはかな入力にしてみればわかるが、ただ単にキーボードの一列を三文字取っただけである。ただそれだけだ。ハンドルについて散々講釈たれるわりにはこんなモンなのだった。

 しかしそのにらせというハンドルでいろいろと浮き名を流し(爆)、時にはのめり込みすぎておかしくなったりしたが、おおむね愉しんだ。

 懐かしいねぇ。
 そんなこんなで見よう見まねから自分の想像力にしたがって徐々に修行を重ね、周りの反応を意識しながら見られつつイメチャをし、人のもたまに見て参加して今の俺がある。失敗することも確かにあったが・・そうやって少しずつ重ねてきた成功をしっかり次も愉しもうと原動力にしたのが勝因ではないかと思っている。
 失敗をあげつらうのは実にたやすい。それで自信をなくすのもいとも簡単だ。そうしてやめてしまってもいっこうにかまわない。趣味の世界なんだから。でもその趣味の世界をちょっとでも大事にするという姿勢自体、価値あることだと思う。失敗をあげつらうだけなのは、価値を認めないことでもある・・それは不幸だ。

 あのころ遊んでいた人々は今頃どうしているのやら。正直いって人を傷つけたことは一度や二度ではないのだけど、無責任にいえば・・今、それが全て俺の糧になって、生きている。

 いまグーグルで検索してみたら、アロハチャットの中から生まれたファンタジーチャット「ラグナロク」の利用案内が出てきた。すげぇなぁ・・。なんかむやみに感動。あ、オンラインゲームではないので、あしからず。

イメチャの記39:ウマヘタ

2005-05-02 09:22:43 | ―イメチャ・他
 みちこと言うハンドルでイメチャ(フルネームを入れたけれどここでは仮名ということで許して(^^;)。いつもと違うハンドルで、しかも普段は入らない場所にはいって遊んだ。結論からいうと・・うーん。どうしてこう男の人って・・とおばさんのように小言をいいたくなるプレイ。時間の無駄とまではいわないけれど・・やっぱり無駄かな。
 巧いのか下手なのか区別をつけるなら上手の部類ではないと思う。でも巧いところもあったので、評価はとっても微妙。私が思うにそれはカモメを飛ばしたり、一言で描写をすませてしまったり、ここってところを擬音ですませてしまったりしたところがマイナス(これって全部じゃ・・)。逆にじょうずと思ったのは、短すぎることがなくてちゃんとしっかり語りかけたりト書きを作ってくれたこと。これがなかったら即落ちしてる・・(笑)
 でもプレイを始めるまでの雑談はしっかりしていて、相変わらずカモメは常に飛んでいたけれどちゃんと応対してくれたのでよかった。物腰がちょっと子供っぽいけどやさしく、丁寧だったのも悪くなくて。
 うまくなりたいって意識を持っていたらきっとすごく上手になるだろうな・・そんな風に思いながら部屋をあとにした。うまいけれども、下手。私の感想です。もったいない人だったな。

 やめてほしいこと。
1 カモメを飛ばさないで
 これはやめた方がいいとおもうんだよねー・・べつにいらないじゃない? レス見ればニコニコしているのは分かるんだし、言葉で表現してよ。
2 一言で片づけないで
「服を脱がす」で全裸に、「キスする」で濃厚なキスになるのって・・あじけなくない?
3 擬音ですまさないで
 恥ずかしいけど仕方ない・・「くちゅ~~~」で奥まで入っちゃうのってどう?「れろれろれろ」でいっぱい舐めたことになっちゃうのって・・なに?
4 明日を殺さないで
 これは赤川次郎(何)

 せっかくいい雰囲気を作っても、そういうレスで何度も落ちたくなった。落ちればよかったのかもしれないけれど・・フルネームをしっかり作っちゃったし、それはしないでおこうってきめたから。でも、素直に落ちちゃったほうがよかったかも? 私のほうが年下なのに、どうしても自分が年上にしか思えなかった。もっとしっかりしてッ。

イメチャの記37:ハンドル昔話

2005-04-28 08:56:30 | ―イメチャ・他
 来るべき大型連休に向けてネタの温存を図るため、とりとめのない話をする。

 俺が例の(どこのよ)イメチャサイトに常連として参加し、それなりに知り合いもできてお相手して欲しいという申し出を受け始めたころの話だ。
 デジタル世界の住人で、仕事もプログラマだという女の子がいて、こんなことを言った。
「ハンドルなんてどうせデジタルデータなんだから@だろうがはにゃでもほにゃでもいいじゃん」
 俺はそのときまさにプレイ中だったのでこの話はあとから知ったのだが、それにしても大胆な発言だな、とその当時思った。
 チャットの発言はそれ自体がデジタルデータであり、突き詰めれば0と1、電気のオンオフでしかないのだ。だから真智子という名を付けたって繚乱という男性名をつけたって、ジョルジュだってなんでも良いわけだ。どれもこれもデジタルデータなのだから。
 ふむ、なるほど。一理ある。がしかし・・君、神経伝達だって刺激はすべて電気のオンオフでできあがっていることを思えば、そのような言葉はむろん、無意味だということが分かろう。世界はオンオフでできている。つまりしごく当たり前なことをいっているに過ぎないのだ。

 しかし、いいじゃん、という言葉には承伏しかねる。ハンドルネームだろうが打ち込まれた言葉だろうが、全てはデジタルデータである。が、そこからいいじゃんという結論になるためには、神経伝達のすえ個人にわき起こる「情緒」について、どうしてそれが良くなるのか説明が加えられなければならない。そのことについては言及されていただろうか。俺には記憶がない。なにしろ伝聞だったからなぁ・・一応ログは見たんだけど。うーむ。数年前だし。
 ともかく・・言葉というのは意識するしないにかかわらず聞いたものに印象を植え付けるので、けっしてデジタルだからなんでもいいわけじゃない。情緒も加味したうえでつかわれなきゃならんのだ。だから辞書にあるときよりも美しくなければならんのである。

 印象深さはまずハンドルからではないかな。それと文字色。やはりここははずせない。難読文字、難読ハンドルはできることなら控えたい。それが詳細設定を伴う、ナリチャに近いイメチャであれば、むしろ個性を際だたせるため歓迎されることが多いものの、やはり普通はあまりに読みにくいものはやめた方がいい。

イメチャの記36:初心者と初級者

2005-04-27 09:23:17 | ―イメチャ・他
・レッテル
 これらの言い方は俺が普段から口を酸っぱくするように「記号」だから、要説明だ。記号というよりもっとありていにいえばレッテル。服の号数とか布の素材とか、なんらかの意味を表示するための布きれにすぎない。だいたいこれらは自分の熟練の程度を表す言葉だが、その人が取り組んでいる内容がどれだけ高度なものか、取り組みに対して真剣であるか、どれだけうまくこなしているかなど、割と多くの角度から他人が評価をくだすことが多い。
 当然入門書を読破し、上級編、専門的な分野に入り込んでいくこともあろうが、それをもって自分は上級者だと宣言したりは、普通しない。
 初心者とか初級、中級などというのはもともと線引きが曖昧で、しかも他人の目によって下されるような茫洋とした言葉なのだ。

 とはいえ・・初心者とそれ以外、つまり初級・中級・上級の間には、明確な違いがあると思う。そこがイメチャ下手・上手の明らかな線引きだと考えている。つまり「上達する気がないかあるか」という違いである。

・初心者とそれ以外のあいだにある厳然とした区別
 初心者はまだ体験入学状態だ。自分がこれから続けていきたいかどうかも解らない。興味が一応あるものの、もしかしたら物珍しさに惹かれたのみかもしれず、興味というより野次馬に近い。
 初級者からさきは、イメチャを愉しみたい、巧くなりたいと思っている人々の集団だ。いろいろ遊んで経験し、ここがダメだったあれがダメだった・・人のを見てああ、これを盗もうなどと試行錯誤し、努力している人たち。だから巧くなるにしたがって中級とか上級とかいう尊敬を込めたレッテルが貼られるわけだ。自分のしていることを内省してつぎに生かそうとする心や体の動きは、それだけで既に上達に結びついている。そこが初心者との最大の違いだ。

・手練れだっておぼこだって仕切り屋だってみんなみんな生きているんだ
 そうして経験を積んで巧くなりたい人たちにも、初心のころはある。右も左も解らない、どういう風にしたらいいか見当もつかない・・または興味本位の時期は絶対にある。が、すぐに抜け出すだろう。「初心に返って」というが、ありゃ初心者の美徳である「解らないゆえの謙虚の心」をしっかり意識することであり、決して「右も左も解らないこと」に戻るわけではない。その謙虚さがないものはもう初心者以下で、レッテルを貼るわけにもいかない不良品なのだ。

「自分下手ッすから」などの無駄な謙虚さは脇にのき、いつまでもまったく巧くならない人はおそらくどうしたら巧くなるのか見いだせないか、努力が必要だということを解らないか、はなからそんな気のない人だろう。イメチャなんてたかがチャットかもしれないが、人と人との交流なのだからたかがといっていいものか。俺はそうは思わない。

・卑屈と謙虚のしきい
 話はそれるが、自分の力を自分で評価できない人もいつまで経っても巧くならないと思う。だめだしはやる気をそぐだけだ。それによって自ら奮起する人というのはなかなかいないものである。ダメな部分しか見られないと、ほかを見るときも減点法で物事をみる。そうなると特徴をとらえたり、なにに向いているのか、という適正を正確に測ることが難しくなる。
 減点はあるなんらかの理想状態からはじめられ、それは決して満たされることはなくこの世に存在しないものだ。だから向き不向きという視点で初めから見ていない。能力を伸ばすことができず、また特長を生かすことにも鈍感なのが減点法なのだ。
 ダメな部分があるなら良い部分も必ずある。ダメな部分がほとんどで良いところがよほど少なかったとしても、それを取りこぼさずに拾っておき、時間がかかってもいいから積み重ねるのが上達のこつだし、柔軟に向き不向きを判定することのできるいい方法だと思う。それにのびのび遊べるし、人間的にも魅力が出るものだ。

 イメチャの話題からだいぶ一般的なことを書き連ねたが、イメチャにおけるお相手は自分の師だと俺は思っている。俺とは違うなにかを必ずもっている。それを拾い上げて自分のものにするのが俺のやりたいことで、自然にそうできるように観察眼を日々磨きたいものだ。一説にはぱくりともいうが。

イメチャの記32:ネカマ問題後編

2005-04-21 09:28:25 | ―イメチャ・他
……コメントじゃなくてトラックバックとか最近の投稿を表示しないようにしてもらえないかなぁ。これじゃ編集画面で俺は分かるけど、お客さんがさぱーり確認できないじゃんか。ったく。

 さて、ネカマ問題後編は残りの特徴の解説。

3 ネーミングと文字色
 文字色を選択、あるいは自由設定できるところではその文字色も自由設定が望ましいところだ。チャットに対する小さな矜持のあらわれといえ、ひいてはしっかりしたレスをも期待できる。
 デフォルトの文字色でも悪くはない。が、ネーミングセンスはいかんともしがたい。余談だが、同じチャットサイトにいるとだんだんそのネカマが分かることがある。何度もチャットルームに入るうちに名前だけ見て決めつけてしまうこともある。なにしろたいていの場合ガッツきクンたちと同様ひらがなのハンドルが多く、漢字を使用していても変換候補にすぐ挙がるようなのを使っているから。
 デフォルト色でひらがなのハンドルなど、ネカマですと宣言しているようなものだ。せめて片方ひねるべき。

4 レスの特徴2
 下手なネカマは欲望を表に出しやすい。すぐに淫らな言葉を口にしたり、スケベな態度を自ら取ったりする。そこに羞恥心はないのだ。セックスで男性側が恥ずかしいと思うことは少ない。羞恥心によって煽られることはM性の強い男性などでないかぎりあまり聞かれない。だから女に化けたとしても羞恥心によって感じることはないので、その辺がレスに直に現れてしまう。
 また必要以上に女言葉が出てくるのも不自然さを十分だしている。女性とのチャット、雑談をよくみると女性の発言は確かに女らしいところを見せるが、話それ自体に女言葉が使われているかというとそうでもない。むしろ中性的、少年的にみえるほどだ。

 ようするに考え方と表現のうち、たいていのネカマは表現のみで雰囲気を作りだそうとするから、読んでみると濃厚な女の香りがするものの、それがかえって女らしすぎることになってしまい「おかしい」と勘ぐられる結果になる。それに考え方それ自体は男性そのもののため受け身の立場という女性特有の柔らかさがでない。だから話をすると「やたら香水と化粧がどぎつい女になりたい男」の像が即座にうかんでしまうのだ。
 化粧はポイントメイクでいい。さきに中身を学ぶべきだ。異論反論あるかもしれないが、通常女性は受け身と思うほうがうまくいく。視点をしっかり女性側に移動することが必要。

5 小技
 スリーサイズ、靴のサイズ、服のサイズを決めておき忘れないこと。ブラのカップとともに胸囲をしっかり覚えておくこと。トップとアンダーの差からカップ、アンダーの数値からブラ全体のサイズは決まるから(だよな?(爆))、設定するウエストとよく相談しておくこと。そういう設定を作っておいて、チャットが終わるまでは忘れないのが一番大事。毎日着ける下着のサイズをころころ忘れると逆に疑われる。
 女言葉は使わなくても構わない。使うことに快感を覚えるならばどうぞ使ってバレてくれ。
 きゃぴきゃぴ(死語)しない。
 すぐに服を脱いだり淫らな言葉をこたえたりなどあおらない、あおられない。

・ネカマを見破る
 ネカマを見破るのにもっと具体的に突っ込む必要があるのかというと、2ショなどでは時間がもったいないからてっとりばやく服装の話題をだすといい。サイズに関係する話や靴の話は難しいのだ。それにコーディネートもあるし・・。俺は女の子の靴の種類がよくわからん。靴の型の分類はしっているが・・。あかねさんの情報提供によって下着の話題が結構効果的だと知った。そうだろうなぁ。たいていTバックはくぜ、ネカマ(笑)それにパンストやストッキングを「くつした」と表現もすまい。

 ネカマたちは前編で述べたように女らしく振る舞うことこそが倒錯的な性欲を刺激するものなので、一人にしか視られない2ショや、女性専用のレズビアン部屋によく出現する。なので本当に女性と遊びたいときはこれらの話題をだすのがお勧めだ。ただしビアン部屋などでは、相手が「あなたは?」と、自分で応えもせず女性にオウム返しに聞き返してくることが予想されるので、そこは注意。

 さて・・かくいう俺は(以下自粛)。

イメチャの記31:ネカマ問題前編

2005-04-20 08:54:51 | ―イメチャ・他
 ネカマを時々やっている。女性に化けるというのはそう簡単なことではないが、ナリチャの感覚で人格設定し、体つきなどもきめてチャットに参加している。詳細を書くとばれてしまうため周辺事情は書かないが、これがなかなか面白い。騙すつもりもないし、はめようとかからかおうという気はさらさらなく、純粋に女性に化けてイメチャを愉しみたいからやっているので、本来の意味でのネカマとは一緒にしないでもらいたいところだ(でも一緒だ(爆))。

・徹底的に化けるかすぐ分かるか
 イメチャではキーの打ち手の性別とチャットするキャラが同一であることはほぼ必須事項だ(それにこだわらなければナリチャになるといってもいいし、また諒解のうえ性別を逆転させることもあろう)。そして、男性の打ち手が女性キャラをやればネカマ、逆ならネナベなどとよばれるわけだ。
 俺のいくチャットではかなりネカマが多く、それもすぐみてわかるネカマが大半である。上手だな、でもやはりこれは男性だなと「悟る」パターンがない。そりゃそうだろう。まともにチャットもできない男性が女性に化けるなんて不可能なんだからな。会話の巧い男性で、イメチャも上手な人ならば徹底的に化けるだろうから俺にはその辺をかぎ分ける感覚はないと思う。中間層がいないから途中で気付くことがないのだ。

・なぜばれるか
 ではどうしてそんなにほいほい分かるかというと、部屋の選定・部屋での待機・ネーミング・色の利用・レス、これらの情報から類推しているに過ぎず、厳密に男女を仕分けているわけではないからだ。時間をかけずに一見して決めているのですぐ分かるように見えるが、実際はホンモノの女性を見逃しているかも知れない。
 そういった漏れを度外視してネカマと決めつける根拠を、情報別にすこし整理してみよう。そうしてネカマ心理をすこし加えて解説してみたい。

1 部屋の選定とレスの様子
 汚辱や罵倒といった普通の人間なら近づかない部屋にいたがる女性は少ないはずだ。よほど特殊な趣味でもなければ通常はもっと一般人にうけるテーマの部屋にいるだろう。凌辱となると微妙だが、入り浸る人間はそれほどいないと思うし、そこに来る場合おそらくプレイしたい人はそこでしっかり自分を出すはず。つまりしっかり意見をだして打ち合わせしようとする。
 ところが下手なネカマは打ち合わせをやらない。あまり発言しすぎるとばれてしまうし、ネカマになった瞬間すでに倒錯的な性欲を得ているので、実際は設定なぞなくとも凌辱というキーワードをもつ場所でそれらしいことをされれば満足してしまうのだ。
 もっと穿てば発言しすぎてばれることをほとんど気にしていない。ばれても素知らぬ顔をし、あるいは退室してハンドルを変えればいいのだ。プレイ中ならなおさらで、相手の男性もたいてい同じようなレスを打つ。文章や設定の敏感さの度合いがおなじくらいだからばれるどころか逆に続いてしまう。

 打ち合わせというのは女性になりきるまえの段階で、まだ男性の意識は残ったままだ。だからそのままの精神状態では、まだなりきる前だろうからよけいにばれやすい。口数は自然と減っていく。打ち合わせによって相手からの質問が来るのがもっとも怖いのではないだろうか。なぜなら女らしく振る舞うにはそれなりに女性の知識をもたねばならず、男性が倒錯的性欲を得るために手っ取り早く化けただけではそんな知識は皆無であり、質問の答えも持ちあわせていないと考えられるからだ。
 部屋の選定の異常性、打ち合わせ時のレスの具合からネカマはまずばれやすい。

2 部屋での待機状態
 2ショに馴れきった男たちはオープン部屋でも同じように待つことになれている。そのため無言で何十分も部屋に入りっぱなしというのがよくある。オープンな部屋に一人ログも打たずずっと居座り続ける態度自体が男性的であるため、これはネカマと思われても仕方ないだろう。なかには人が入るまでロールしないという女性もいるようだが、そういう人は少数であろうし、もし拾い漏らしても仕方がないだろう。
 また長期ROM状態で待機し、誰かが来てもなんらの反応も返さないこともある。こういうときたいていは謝るものだが、こうした人々は謝らず一言こんばんはとかこんにちはと挨拶するのみだ。自己中心的だから謝罪の言葉はまったくない。こういうところもネカマの特徴といえる。そしておそらく多窓している。(後編に続く)

イメチャの記13:基本のチャット術・挨拶以降の会話

2005-03-30 09:54:30 | ―イメチャ・他
 イメチャの記10:基本のチャット術・入室とハンドルと。を承けている。

1:挨拶
 いよいよ入室である。ここでいくぶん緊張感を感じる人はきっと巧くなると思う。ちゃんと会話に参加しよう、初めての人の前でしっかり話そう、という気概があれば自然と緊張するものだ。そういうときに緊張しない人もいるだろうが、いずれにしても適度に慎重になるといい結果がでる。
 入室後はすぐに挨拶しない。常に一呼吸置くことを念頭にする。プレイ中のところに挨拶してしまったら、乱入することになってしまうからだ。現在おこなわれている会話の種類などをざっと見てから挨拶する。
 挨拶するのは簡単であるが、その次の第一声が多分最も難しいのではないだろうか。なぜなら会話の流れにうまく乗ること。それこそ第一声の役割だからだ。
 軟着陸する絶対的なすべはない。間接的にいえるのは、なにが話題になっているかをよく読むこと。どんな話題になっているかはログを読まねば解らない。ログも読まずにただ質問するのは避けるべき。
「読んだけど解らない」という場合もあるだろうが、読んだならどこが不明か明らかなはずである。だからここが分からない、ということを伝えればよい。
 知っている話題ならぽんぽんだせばいい。
 成功の秘訣はおざなりなログ読みや参加を慎むことだ。

2:打ち込み禁止文字
 さて突然だが、大人の男だったら打ち込んで欲しくない文字を書いてみる。
 まず「~」。長音記号は「ー」こう。この長音記号も基本的には使用しない。カタカナ語の場合は「テーブル」などのように使用することがあるが、「よーするに」とか「こんちはー」とか、子供ではないのだから打たない。
「こんにちは~」は最もダメ。絶対この記号は使用不可。「ボルドー~パリ間」などと使用するのが使い方となるか。
 つぎに「^^」。いわゆる顔文字だが、使わなくても会話は十二分にできる。使用しないでいい。
 (ぉ、(ぇ、(w、w、(汗など。自分に突っ込みを入れているつもりだろうが、はっきりいって子供っぽい。(笑)はまだよい。
「!」使わなくても十二分に会話できる。むしろこんなものなくていい。
 ☆、♪などの記号。なくても十二分に会話できる。

3:単文・複文・重文で会話
 国語の文法の授業になってきた・・俺が悪いんだけどねぇ。こういう大仰な用語を持ってこないと話が始められないんだから。

 気を取り直して・・文章にはいくつかの分類がある。
1・「こんにちは」……語だけの文。
2・「じゃ、またね」……句からなる文(主語述語なし)

3・「僕は初心者です」……主語述語=節からなる文で、単文。
4・「以前から、僕は初心者のままです」……同、接続詞を含んだ文や語が繋がっているもの、複文。
5・「僕は初心者ですが、あなた方は初心者ではありません」……同、単文や複文が二つ以上で構成されているもの、重文。
 あいさつの時の「語だけの文」などはのぞくとして、それ以降の会話の時はとくに3から5番のようになることを常に心がける。
 チャットによる会話は文章のやりとりの繰り返しである。だから、文章を書き込んで投げかけたら、それはかならず返ってくる。返ってきたものに対してまた書き込み投げかけるとき、1と2ではそのキャッチボールが続かないのがわかるだろうか。

質問「君はキャッチボールは好きか?」
A「うん、好きだよ」
B「嫌い」
C「まぁまぁ好きかな」
D「嫌い。君は?」
 投げてもらったものを投げ返すのがキャッチボールという言葉の意味だ。だから質問されたら答えるだけでなく、そこにさらに質問を投げ返すのは大切なことである。投げるボールの勢いが弱すぎれば届く前に落ちる。手前に落ちてくるボールを相手を走らせとりにいかせるようなキャッチボールは相手に嫌気が差すに違いない。
 また、答えにも工夫を凝らす。好きな理由、嫌いな理由を色々述べてみるのだ。
「嫌い。ボールが堅くてそれでケガしたし」
「嫌い。野球よりサッカー好きだし」
 ケガとかサッカーとか、そういう単語からまた別の話題がでるかもしれない。でないと決めつける前にまず投げてみる。ボールの勢いをこうやってつけ、相手のグローブに「ぱんッ」とボールがしっかりキャッチされる音を自分でも聞こえるようになれば大成功。

 語だけの文、句だけの文は会話の勢いを急速に削いで、最後は会話そのものを成り立たせなくする。そういう風にならないように、こうした文章の構成を頭に入れたうえで「なるべく意味のある語を長く」語れば、特にテクニックは要らない。
 ちゃんと話をしている人、会話の中心にいる人のログを良く見てみれば、俺が書いていることが分かるだろう。またすぐに発言しなくなる人、流れに飲まれて沈んでいる人を見ると、発言内容が相づちだけだったり、語だけの言葉だったりして会話が続かないのがわかるはずだ。