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...ヨクノポリス...

おぷちまの愛と読書と物欲の日々。RもしくはX指定

力の開放

2005-12-28 09:58:38 | ―ソノタ
●「計画」を立てるのは、正直難しい。けどやりようはある、という話。

 自分の中で必須だったイベントが終わり、半ば放心状態だった。ゲームをやったりしたわけだが、そろそろ次に向けて始めなくてはいかん、と思いつつ、まだその開放感に浸かっているのが現在の俺である。

 来年はぜひ国家認定の試験を受けてみたいと思っているので、今回経験したことを生かしてさらに精度を高めた計画を練りたいと思っている。これは来年の目標。

「計画」はとにかくある目標にむかって立てるものだという先入観があったのだが、それは多分、間違っている。
 そもそも計画はある目標を見据えて立てるのが当然である。しかしそれだけではダメだ。適度な力の開放が必須だと思う。達成したい物事にのみ力を振り向けると、知らずの内にストレスがたまる。そのストレスを発散するため計画の中に遊びを持たせてやるのが大事だ、というハナシである。

 俺はそれがあまりうまくいかず、実に長い期間だらだらと過ごした。完了日の一週間ほど前からはじめ以上にやる気がでて無事に終えられた。が、適度に圧力を分散させてやらないと、ストレスが吹き出してやる気がぱったり倒れてしまうことを知った。

 そこで来年挑む目標についてはなるべく遊びの時間に重点を置いた計画にしてみたい。時間を管理するというよりストレスを管理する発想でいこう。時間までぴっちり決めると大抵は守られないから。

 計画を立てないというのもひとつの計画と見ていいと思う。ゼロも数字だ。計画を立てないからには自分の中で完成までになすべきことがある程度見えていて、どんな時間の配分にしようと完了日にはできあがっているはずであるから、目標が手帳に現れていなくても結果に表れているのだ。

 世の中結果である。

 酒に酔って書いた文章が、楷書の理想的な手本になっているというような例もあるように、結果が全てである。
 ただし、救済措置として「世間に見える成果」「自分の中に上がった成果」の二種類が用意されていることもある。一般的には世間に見える成果が最も上にあって認知度が高い。普通、成果といったらそれだ。
 しかし自分の中に上がった成果というのもある。これは「その目標に対して自分が起こした行動なり考えなりが、世間に見える成果としては芳しくなくとも自分の糧になったこと」である。新卒を人事が採るときはこういう見方をするかも知れない。
 これはその目標、例えば受験などに合格したかしないかだけではない。目標に対する真摯な態度、自分に対する視点をどのくらい沢山持ち、高い場所から見られるか。それによって自分という名の工場をどう切り盛りしているのかをみているということである。

 ある目標に向かって頑張っているなら、それが成功したかしないかにかかわらず自分の中でつかんだ達成感は絶対に糧になる。「いや、俺はなにも計画立ててないけどまあ、なんとか終わらせましたよ」となっても、実際は進捗が頭の中で抽象的に表現され、終了日に上がるように作業がされている。仕事だったら失敗は基本的に許されないが、とにかくその仕事の完結に対して達成感、誇り、賃金が浮かんでくるはずだ。

 ようするに紙に書いた「○日までに××をする」だけが計画ではない。
 自分の場合やることをとにかく沢山考えて紙に書き出して置き、そのことはいったん「忘れないと」考えることばかり頭に浮かんでばかりいるので書く。集中できないときはなにか他のアイデアが浮かんだときであるから、そんなときにも書く。
 書こうと思ったときに浮かばなくても、ふと思い浮かんだことは書いておけば後で取捨選択ができる。
 このときくらいまでにアレができてないとなぁ・・と思ったらその場で書いておけば、一端忘れて目の前のことに集中できる。そんなことの繰り返しであり、タイムマネジメントをやってる志の高い人から見たらなにそれ、といわれそうだ。

 俺のメモ、計画帳は「備忘録」ではなく「忘録」であって、忘れるためにあるのだ。

寒い。香水使ってない。

2005-11-18 17:14:24 | ―ソノタ
だから
でも
しかし
でもない(だから何)。

 香水使ってない。1プッシュしてもなかなか減らないモノですよ、はい。夜には使わなくなったのでこれがいけない。結構夜に何プッシュかしてたんだが。

 寒くなってくると多少甘い香りのほうが良くなってくる。マーク・ジェイコブスとかいいんだけどねぇ・・これも結構たかいっす。瓶のデザインもすごくシンプルだけど何か愛嬌があっていいんですわ。イチジクの香りがわりとくせになる。

 つーことでそろそろサンダーを使い切りたいトコロ。

 全然話は変わるけども。

 寒い。鍋の季節でござるので、鍋物をつつきたいこの頃である。

 鍋物はみんなでつつくのが旨くなる秘けつだと思う。

 具はね、究極的にどうでもいいんよ。だしもね。水炊きにしてポン酢と七味と鰹節でいただくのが俺は一番好きだし。つみれもいいけど白菜一個をザックザックと切ってそれ全部喰うのも大好きだ。
 みんなでつついてわいわいやるとそれだけで楽しくて旨いのだ。それだけに一人とか二人でやるのはちょっと寂しい。しかし楽でいいのだ(笑)
 俺の好きなマンガのなかで鍋をつつくシーンがあって、あー、こうやってわいわいやるのが一番旨い鍋の食い方だよなー、とおもったもんだ。

 ちなみに白菜、その他野菜、キノコ各種、タラ、つみれ、こんにゃく類、肉類の順番で好きだ。

思い出したことだし

2005-11-14 13:44:17 | ―ソノタ
 かつての深夜番組は本当にアツかった。

 フジの深夜番組は特に質の高い番組が多く、ホイチョイをはじめとして色んなスタッフが人気番組を量産していた。
 初めて「深夜番組」というものに触れたのは、友達に見せてもらった「IQエンジン」だった。それからカノッサの屈辱。この二つの番組はフジテレビの深夜番組の金字塔といえるくらいの人気番組だった。
 その後、俺は高校生になり、TVブックメーカー、カルトQ、征服王、レボリューションNo.8などをビデオにとっておもしろがってみていた。
 そのあとの音楽系深夜番組がすこぶる面白かった。寺内ヘンドリックス、音効さん、マエストロ、音楽の正体。この四番組は欠かさず見ていて、いまでもビデオテープを残してある番組もある。

 オープニングスポットもなかなかに見応えがあって、岩井俊二氏がつくった「音楽美学」の映像やPINKAなどキャラクターが売れに売れたものもあった。岩井さんのフライドドラゴンフィッシュは面白かったなぁ・・。

 STRAY SHEEPというのはフジテレビの深夜番組のOPスポットとして94年に登場した。去年が生誕10周年だったのだなぁ・・。
http://wwwz.fujitv.co.jp/straysheep/index.html

 羊のポーというのが色んな冒険をするのだが、コレがまたほのぼのしてていいのだ。アニメーションも製作され、年末にはそれが放映されたりする。ポーの声は原マスミ、メリーの声が遊佐未森と、ほのぼの不思議ちゃん系が好きな人にはたまらない作品になっている。

 そんなこんなで紹介第二弾終わり。

忘れる前に

2005-11-09 12:33:14 | ―ソノタ
 10月ちゅういっぺんも更新せなんだ・・うう。まぁ、いっか。(笑)
 忙しいのもあるが、そもそもイメチャから現在大幅に軌道を逸脱している(MUSES-Cみたいだなw)ので、なーんも書くことがないのである。

 おかげでアカウント忘れるところだったぞ!(スカール風)

 立冬を過ぎていきなり寒気が入り込んできましたな。タイミングいいなぁ。冬は寒くなくちゃと思ってはいるのだが、自分の部屋が寒すぎてそれが愉しめないのだなー。部屋は暖かで、外は寒いならいいが、両方寒いといやになるぜ。

 ジャケットが欲しいとおもって物色していたものの、こう冷えてくるとそれじゃ足りないような気になってくる。厚着すりゃいいのだろうけど・・むずかしいね、買い時ってのは。

 金欠で身動きとれない10月だったが、11月は少し余裕があるので一杯飲みに行きたいが・・やることありすぎて禁酒状態じゃよ。イクナイねぇ。

 とりとめのない放談、終わり。

 それだけじゃなんだから面白いサイトでも紹介すっか・・

おばけずかん
http://www.obakezukan.net/

 おばけを紹介するページである。といっても専門的な――一ツ目小僧が土着宗教の修験者であるとか――ではなくて、軽快なコメントと脱力する絵でたのしく「おばけ」を説明してくれている。
 ずいぶん前からたまに見ているが、だれにも紹介したことがなかったので、ここに突っ込んでみることにする。

高校野球

2005-08-09 16:19:16 | ―ソノタ
 夏の高校野球がはじまりましたなぁ。

 それにしてもですよ。こんな炎天下で連日連投するゲームをさせるってのは、アイシングするからいいわけじゃないでしょうに、なんでドーム球場でやらせないんですかね。甲子園がドーム球場でないからでしょうか。

 高校生だからといったって肉体的ダメージはものすごいもんがあるとおもうんですがねぇ・・。

 体育会系部員とマネージャのイメチャなんてのは使い古されたジャンルですが、交わりやすいので人気ですな。

水難事故

2005-08-08 15:43:29 | ―ソノタ
 うーん、なんでこんなに簡単に水難事故に遭うのかなぁ・・。水を被って三半規管がおかしくなって、まともに立てなくなり・・・結果おぼれ死ぬという過程が以前報道されていたけども。
 水上バイクが転覆してそのままおぼれ死んだおっさんとか。泳げよ。

 溺れた人を助けるというイメチャはどうなんだろうなァ・・(爆)
 マウスツーマウスではじまるラブチャ・・?

 うーん・・ネタが思い浮かびませんな。

所感一々

2005-07-27 17:26:30 | ―ソノタ
・サッカーに関する一所感
 決定力というのは要するに得点をとる力のなかでも「セットプレー以外の、直接のシュートによって得点する力」のことだとおもう。が・・決定力以前に少なくともゴールポストよりも内側にボールを決め込む力をつけて欲しいと思う。なにしろあらぬ方向にしかボールが行かないんだからな・・・。
 決められた練習メニューをこなすことよりも、その決められた練習メニューがなんのために存在するかとか、その練習にたいする見方を角度を変えて検討し、練習を多角的にとらえるとかいう頭の柔軟さがないのだろう。
 1+1はできるが、□+□=2という問題ができないようなものだろう。問題を見いだす力をつけられていないのだ。これはサッカーに限ったことじゃないんだが・・。
 ま、サッカーの試合でフォワードがダメな日本チームの試合は、正直いってみていて面白いと思えない。フォワードだけでなく、攻め方も「練習のときやったようなかたちになる隙を狙」ってばかりのようにしか思えないのだが、どうだろう。

・六ヶ所村の密閉空間における生活実験に関する一言。
 少なくとも微生物の呼吸と太陽光量をしっかり計算して下さい。意気込みだけ買います。

・次に何を読むか考える。
 たぶん久々に論文集とかそういった辺りの本を読むことになるかな、と思う。紀伊國屋書店かブックファーストか悩むところだが、蔵書の数ではブックファーストの方が多いんではないか、と思われるくらいなのでそっちにしようか。ついでに飲んで帰ることもできる。デラみたいにスタンダール読みながらショットを一杯なんてかっこいいよな。俺にはできません。せいぜいO・ヘンリーの短編くらい(爆)
 中公クラシックスを読んでみたいのだけど、分冊になっていたりして全部買うと5000円近くかかってしまうものもあり、いまいち手が出せない。
 筒井でも読むかなぁ・・久しぶりに。ドキュメンタリーにしようかなぁ・・大長編読んだ後で燃え尽きてるのか? 俺は。

久方ぶりの更新。

2005-07-25 10:17:42 | ―ソノタ
 じつーにさぼってしまった・・。

 忙しさの彼方に追いやられていた本ブログ。今も忙しいことに替わりはないが、それでも少し余裕ができたので更新。毎日更新しているブログなんかを見るとすごいと思う。頭が下がります。

・ツールに関する一所感。
 さて、ツールを一日も見ることなく7月が過ぎてしまった。がーんがーんがーん・・・。結果も知らない。俺はこのスポーツに関心がなくなってしまったかのようである。うーむ・・決してそうではないのだけど。

・ネカマに関する一所感。
 イメチャもコンスタントに続けているのだけど、どうも近頃女の子に変身したくてしょうがないので、結構頻繁に出ている。かなり受けがいいので続けているが、ひとつ懸念がある。それは服装。
 好みのファッションが結構固定化されているので、雑誌のサイトやブログや、ショッピングのページを参照してデザインを色々盗んでいる(爆)それでもやはり足りなくなるので組み合わせようとするが、女性の服はひとつひとつの自己主張がけっこう大きいので、慎重に選ばないと全然あわないなんてことがある。・・・ということで逆に考えると女の子は服を色々選べて愉しそうだなぁと思う次第。

・伊勢丹に関する一所感。
 伊勢丹メンズ館でアウロラのローラーボールペンを見ようと思ったが取り寄せになるらしい。ちっ。でもまぁボールペンでもいいか・・と思わず財布に手が伸びそうになった。バーガンディを所有しているが、やはり青や緑のあざやかさは魅力的なのだ。
 靴も見に行ったが、高くてダメよ。外国の靴はやたら高くて庶民には手が出ない。もっとコストパフォーマンスのいい国産靴の店があるから、見るだけにしておいた。デザインは悪くないんだが・・。それにしても黒い靴にメダリオンはなんだか見ていて安っぽい印象があるのは気のせいだろうか。

・ダーツに関する一所感。
 行きつけのダイニングには一台電子ダーツが置いてあるが、軽く一杯飲みに行ったらアマチュアだかなんだかで優勝経験のある人とマスターが対戦していた。ルールはクリケットだった(後はゼロワンしかしりまてん)。
 クリケットというのは15-20とブル(要するに中心)を使用するゲームで、3投ずつ行う。前述の数字を3投すると自分の得点源となり(陣地になる)、全員3投当ててしまうとそれ以上その数字の点数は稼げない(消滅)。つまり先に3つ当てて相手がいつまでも当てていなければ、そこに投げることによってどんどん得点を稼げるというわけだ。
 しかし20から15まであるので、同じ場所に当て続けるというのも戦略的ではない。

 またダーツの的のひとつひとつの得点源は扇状になっていて、一部が狭く区切られた場所がある。一番外側はダブルカウント、内側がトリプルカウントとなって、そこに当てると要するに二倍、三倍の得点になるし、得点源化するのもたった一投ですんでしまうこともある。
 ゲームを繰り返して全ての的が消滅するか、20ラウンドおこなって得点の高い方が勝者となる。結構面白いゲームだ。

 集中してないとあらぬ方向にすっ飛んでいってしまう。それが見ていて笑いを誘う。敗者は勝者にテキーラのショットガンをおごっていた(爆)

・ネットワークに関する一所感。
 マスタリングTCP/IP入門編第3版を購入してTCP/IPの基礎を勉強している。かなり分かりやすい本で、しかもでかいので非常に参照しやすい。が、持ち歩きにはカナリ不便だ・・。後で気が付いたが、オーム社の出版物だった。昔オーム社の本を買ってかなり分かりにくいので避けていたのだが・・この本は教科書と言っていいのではないか、と思われるくらい平易だ。

 とりとめがないが・・しょがない。近況報告も兼ねて。

夏のやる気のなさ故に

2005-07-07 21:44:06 | ―ソノタ
 久方ぶりの口唇。いや、更新。どうもイメチャづいていけんやね、まったく。無敵のATOKさまも俺様の語彙にはへきえきしているとみえる。

 北京の次のオリンピック開催地がロンドンに決まってテロのニュースが流れたために「まさかオリンピック反対で過激派が爆弾テロで抗議を?」とおもったかたは、まぁいないか。ははは。いたら君、そいつはモンティパイソンよりも面白いギャグだから今すぐケンブリッジに行け。
 アイルランド解放戦線にきまっとるわな(笑)ロンドンサミットだからだよ。ブレアやシラクはシンガポールまで行ってなにをやっとるのかねぇ。シラクはフランスか。もしフランスだったらCDGを立て直しでもしてくれるのかね。ありうるな。でもロンドンだ。
 ロンドンだとオリンピックみたかったら深夜に起きていなけりゃならんが、飛行機でぶーんと飛んでやれば結構すぐ見られそうだな(無茶)。
 ロンドン。んー・・ロンドンオリンピック。パイプをくわえたベイカー・ストリート221Bの探偵が「ワトスンくん・・」とロロモ(※1)の声でオープニングセレモニーに出演する・・わきゃないわなぁ。あー、今夜はテンション高いな、俺。

 オリンピックと言えば選手村にはコンドームを無料で配ってるとかなんとかいつだかの大会でいってたな。なるほど、それは売ったら結構いい金になりそうなんだがそうもいかんのかな。選手といえども人間であるし、ぐわーっとテンションの高い世界体育祭だからな、そりゃ男女の仲も進むというもんだ。
 ただ世界的に競技者の年齢が若年齢化していることもあるから、15歳で乱交経験者だとかそういう風になったらちょっと困るが・・本邦の奔放な子供たちと違ってセックスに関してはちゃんとした教育が施されている・・はずであるから、ちゃんと避妊はするだろうが。

 さて、何をくっちゃべってるのか解らなくなってきたぞ。「面白くなってきやがったッ」by次元。

 というわけで・・選手村イメチャなんて面白そうだな。前に俺の居場所であったんだが、すぐなくなってしまったようだ。体格的なイメージがなぁ・・キワモノ的だししょうがないか。しかし題材にはいいかもしれん・・。

※1:ロロモ・・露口茂

結構さぼった

2005-07-04 13:30:01 | ―ソノタ
 おはようござる。結構さぼりましたな・・月初めから。昼間はもう過密化していて書く時間がないんだが、夜は眠くて仮眠をとったりもしているので、書く時間がない・・。

 いや、ひねり出せばあるんだろうけど(爆)

 俺は帝都在住なので日曜に都議選の投票に行った。結果はまぁ、順当というか当たり前というか・・若すぎる新人には荷が重い選挙区ではある。弁護士風に言えば「しかるべく」(何)。
 しかし自民公明党があっさり当選というのもなぁ・・うちの選挙区はトップ当選候補が公明党の立候補者だ。なんだかねぇ。

 公明党の人間がトップ当選候補だというのはなにもうちらの選挙区に限った話ではないのだけど、そういう流れってどうなんでしょう。というより、はっきり創価学会との関係をテレビで言っちゃった候補がいたらしいが? NHKのテレビらしいがソースがないのでよく分からない。

 政教分離ということを少し考えてみよう。
「あのツボはいいツボだ」というふれこみで売りにだす人間がいたとして、それを買うか買わないかは購入予定者の自由な意思に任されている。売買は義務ではなく、任意だからだ。
 ところが「いいツボだから買わないと損ですよ」という考えを押しつけ「なぜ買わないのか分からない。いい物は買うべきだ、いや買わねばならない」と購入予定者の意思を無視する人間もいる。生命保険会社の外交員とマルチ商法のディストリビューターに一部そんなヤツがいた。
 宗教というのはこれに近い。一端その宗教にはいると購入予定者に当たる信者は「良いものだから買うべきだ」というのが当たり前になる。そこには例えば布施をするとかお祈りを捧げる、宗教的な慣習に則った儀式の数々をこなすなど多岐にわたって「すべきだ」が支配する。生活をそういう風に支配するだけでなく、思想も支配する。
 宗教のそうした支配力が政治を司ると、その宗教で「すべきだ」というものが国を支配してしまう。自由をいきなり奪われてしまうわけだ。

 こんなもんここでぐだぐだ言わなくてもいいのだが、俺の友人はいわゆるあの学会というヤツに入っていて、いきさつはよくしらんのだがとにかく公明党万歳なのである。正直にいって彼は頭のいい人間ではない。なおかつ人がよいので理屈にすぐほだされる。
 まだ聞いたことはないのだが、なぜ君は公明党以外の政党を支持しないのか? と聞いてみたい。公明党のすばらしさを得々と語る彼の姿勢は涙ぐましい。かつて「商品券(地域振興券)」という政策があったが、あのときも「いかに商品券が素晴らしいか」を延々と語ってくれた。彼にとってまず「学会・公明党ありき」だから、デメリットについてはレトリックによるメリットへの転換(ようするにいいくるめ)となってしまい、数値的な分析についてはさっぱり理解していない様子だった。

 いいツボを買う権利は購入者にある。そしてもっといいツボを探す権利も購入者にある。その両方を否定する商売のやり方が学会とやらのやっていることにしか見えない。

 加えて税調の増税話。ほんとか?(笑)まだ税金足りないのか? 予算は何兆円あればいいのだ? 役人と議員の癒着やら談合やらを全て綺麗にすれば、本当に足りる予算が分かるはずだが・・ありえんな、そんなこと。ありえないからこそごまかしはいくらでもきくわけで・・増税が必要だとは思えないんだが、どうなんだろうか。
 それにしても江戸以前から「元々持ってない人間から搾り取る」という見方がいっこうに変わらないってのは、面白いよな。そもそも金回りを支えるべくもない農民達から税を搾り取っていた江戸幕府。アレじゃいくら頑張ったって生活が上向くわけはない。質素倹約なんてはじめから頭打ちなわけだ。
 多く持っている者から多く出させる。これほど明確な税のとりかたはないのに、一体どういうことだ。そんなことを考えている政府与党に投票するなんて本当に信じられないんだが・・。