大切な見ること。

見ることに関するすべてについて

眼のあいまいさ

2009-10-26 22:06:48 | Weblog

真ん中の白い三角。
何も輪郭が無いのに、そして明るく浮き出して見えるその三角形。

これは主観的輪郭といって、知覚されるとき一定のまとまりを形成する「群化」というものです。

学問的に言えば、類同、共通運命、過去経験などが要因ですが、
これも幾何学的錯(覚)視の一つです。

錯視については、次の機会にいたしますが、
眼って案外、あいまいなもの。

周囲のもの、並んでいるものによっては、形まで変化して見えてしまうことあるんです。
面白いですね。
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調節力

2009-10-25 13:30:10 | Weblog
眼の働きの中で、大きな要素であるのが「調節」。

毛様体筋により水晶体の厚さを変え、水晶体の屈折力を変化させて
網膜に鮮明な像を結ぶという働き。

それを理解できる実験。
まず、30センチぐらいの眼前に
ご自分の指かボールペンにピントを合わせてください。
そうすると、それより遠くにある景色、物がぼやけていますね。
今度は、そのままの状態で遠くの物にピントを合わせて下さい。
すると、手前の指、ペンはぼやけていますね。
これが、調節という機能です。

その調節の度合いを調節力といいます。
10歳ごろがピークで、
50歳ごろでは、その6分の1ぐらいになっています。
30歳でも10歳のころの半分の力しかありません。

いくら見えるからといっても、疲れ、肩こり、頭痛がある場合は、
無理をして見ているかもしれません。

30歳代の方でも、シニアの方位の調節力しかない場合もあります。

その調節力、自分でも測れます。
ボールペンを遠くから近づけていき、
少しでもボヤけた位置の目からの距離、例えば、それが30cm
でしたら、それを100で割った値、3.3が調節力。
50cmでは2.0で、調節力は弱いということになります。

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