掛け具合の「ズレ」を数字で表してみましょう。
正しく掛けた近視ー8.00Dの度数の眼鏡が5mm眼から離れてしまうと、
その時の度数は、次の計算式で求められます。
ー8.00÷{1+0.005×(-8)}=ー7.692
そうです、ー0.31Dほど弱くなってしまいます。
眼鏡レンズの光学中心と、角膜の中心とが合致した状態で装用されて正しいメガネです。
ー8.00Dのレンズが、眼に対してレンズの光学中心が2.5mm耳側にずれると、
ー8.00×0.25=ー2.0→2.00△BI
内方向に2.0のプリズムが入ってしまいます。
ー8.00は、強度ですが、弱度でも度数の変化、プリズムの加入が起きること、
ご理解頂けたかと思います。