松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆審議会の作法をまとめる(三浦半島)

2019-11-29 | 審議会の作法
 カテゴリーで「審議会の作法」があるが、自分で忘れていて、関連記事を他のところに分類していた。今回、整理してみたので、関心がある人は、使ってほしい。

 発端は、ある自治体の方から、審議会(委員会)が形骸化して、困っているという相談(話)があった。私のブログに書いてあるからと、言ったが、自分で見てみると、未整理。記事が2000近くになったので、そこから、探すのも大変である。

 そこで、きちんとカテゴリー分けしてみたら、関連記事は、20くらいになった。まだ、全体の半分も来ていないと思うが、その時、気がついたことを書いてある。とりあえず書いているので、重複があるかもしれないが、こうした記事は、そうはないように思う。

 私は、横浜市のときには、審議会をいくつかやり、感じたことも、反省点もある。審議会を運営する立場になって、その反省を少しでも活かそうと考えてきた。

 反省点の一つは、闊達な議論である。市役所のときは、つつがなく、うまく収めることに注力した。そういう時代であったということもあるが、やりすぎだったと思う。

 今の時代のように、人も金もない時代は、審議会のメンバーにも、大いに力を出してもらわないといけない。にもかかわらず、旧態然の審議会運営が行われている。「9人で野球をやろう」と言って、みんなが力を出す時代と言っているので、私自身も、できるところから、変えていこうと考え、審議会もメンバーが力を出す審議会となるように、運営している。

 今、担当しているのが、相模原市南区区民会議、白岡市の行政評価委員会、焼津市の自治基本条例推進委員会、小田原市の空き家対策委員会などであるが、いずれも、自由闊達、議論百出の委員会になっている。時々、頼まれる委員会の公募市民選定委員会も同じである。

 ある町の人から、松下さんは、独特の空気感があると言われたことがある。それを連れ合いに言ったら、あなたと付き合っていると、「緩い空気感」に巻き込まれてしまうと言われている。

 正直、よくわからない。「ゆるい」と言われることが多いが、よくわからない。ただ、ある学生のお母さんからは、「松下先生はチャラい」と言われたが、これもよく分からない。

 ただ、自由闊達な審議会とするために、さしたる努力はしていないので、自然に自分の持ち味が出ているのかもしれない。

 協働の時代である。つまり、それぞれの得意分野でメンバーが存分に力を発揮するのが、協働である。審議会も協働しなければいけない。

 最近、審議会のモデルのひとつと考えているのが、白岡市の行政評価委員会である。委員全員が、それぞれ委員報酬の10倍は、仕事をしているだろう。白岡市は、完全に黒字決算だと思う。

 次回以降は、その白岡市のやり方(白岡方式)を順次、紹介してみようと思う。
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