松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★政策法務研修(富山市)

2013-08-02 | 2.講演会・研修会
 富山市で政策法務研修に参加した。富山市における研修は、私は初めてである。
 北陸地方では、長い間、福井市で、政策法務研修を担当していた。研修担当のひとも何度も交代して、4代か、5代になった。福井市で始めた経緯は、以前書いたが、私の研修のルーツで、研修のパターンも福井でつくってきた。ただ、いつまでも、同じ人がやっているのは好ましくないと考えていたところ、良い人がいたので、今年から、その人にバトンタッチした。

 その代わりというわけではないが、今年は、富山市で政策法務を担当した。
 研修所が考えた研修のパターンは、福井市と同じような感じで、研修の最後に条例をつくるものである。研修期間は、2日+1日で、最初の2日間は政策法務の基礎を学ぶ。ただ基礎といっても、私は法学入門のようなことはやらないので、しかもワークショップでやるので、受講者は忙しく、かつ考えることも多かったのではないか。若い職員が多かったので、仕事の心構え、やり方などもエピソードを交えて紹介することにした。
 残りの1日で条例をつくるが、今回は空き家条例をテーマとした。この条例も、ある意味、奥が深いので、どのような展開になるか楽しみである。

 研修所の研修担当は、弁護士のKさんで、任期付で富山市に来ているという。弁護士になって4年目で市役所に来たということで、この際、行政について大いに勉強してもらって、本業に戻っていってほしいと思う。こうした交流は、行政にとってもメリットで、大事な人的財産になっていくだろう。Kさんは、私の大学の後輩ということでもあり、大学の様子なども、久しぶりに聞くことができた。

 富山市は、平坦なまちである。富山といえば立山なので、山を想像してしまうが、神通川の沖積地で、平らなまちである。しかも、県庁所在地であるから、何でもそろっている。住むには、便利なところだろう。ただ、富山は、終戦直前の8月1日に戦災にあっているため、ほとんどが焼け野原になってしまった。だから、古い街並みなどが、ほとんど残っていないのが残念である(8月1日には、花火があったが、これは戦災の慰霊のためにはじまったようだ)。

 宿に帰る途中、橋を渡っていたら、観光船が行くのが見えた。松川を走る観光船である。面白うそうだったので、急いで乗ってみることにした。乗客は私ひとりだったので、船頭さんには懇切に紹介してもらった。松川は、昔は、物流、経済のかなめだったところで、歴史的な名残がたくさん残っていて興味深かった。

 さて、富山市のおける経済効果であるが、今回はほんのわずかにとどまった。これは、研修計画全体が2日+1日で、残りに1日分として、また来週来ることになるので、その時買おうと考えたからである。次は、連れ合いも一緒で、富山から立山へ行く計画である。

 富山市役所 ここも視察が多いだろう


 富山市役所展望台から


 富山といえばトラム
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