松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

☆雑誌『実践自治』次は、自治会加入条例を考えてみよう。

2022-03-23 | 1.研究活動
 雑誌『実践自治』のネタに困ってきた。全8回の予定で、次は6回目である。ほとんど取り上げられていない政策条例で、自治の本質にふれるような条例をテーマとしたいが、そうあるものではない。1万字の論文に書くには、一定の話の展開が必要で、それには、ある程度の素材が必要である。

 最初は、ヤングケアラー条例を考えた。制度仕組みも大事であるが、それを担う人がいて、初めて動く。今は、この担い手の面から、さまざまな政策が、形骸化、あるいは、狙い通り動いていない。

 ヤングケアラーは、根源的なところにつながる条例であるが、これは、福祉、教育、まちづくりなど、さまざまな分野にも関わり、私の手に余るというところもある。

 埼玉県などが、条例や基本計画をつくってるが、その内容も、表面的で、触手が動かないという理由もある。

 自治会等への加入を規定する条例は、その目的等から見て、大きく4つのタイプに分けることができる。
① 自治会等への加入に主眼を置いた条例
② 地域コミュニティの推進や活性化に関する条例であって、自治会等への加入を規定するもの
③ いわゆる自治基本条例や住民参加条例であって、自治会等への加入を規定するもの
④ 集合住宅の建築等の規制に関する条例であって、主として事業者の責務として自治会等への加入に関する事項を規定するもの
 
 問題は、条例をつくっても、それだけで、自治会等への加入者が増えるわけではないので、本稿も、条例を紹介し、比較するだけでは、あまり意味がない。課題を乗り越える、ちょっとした工夫があるはずで、これを多方面から体系的にまとめれば、結構、面白いものになるように思う。

 あと2か月あるので、何とかかけそうである。その次は、どうするか。コロナ禍のまちづくりを取り上げようか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ◇停電準備をする | トップ | ★若者参画条例講演会(大分市) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

1.研究活動」カテゴリの最新記事