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松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

★市民参画と協働(藤井寺市)

2019-12-15 | 2.講演会・研修会
 大阪府藤井寺市における協働職員に対する研修会である。今年は市民参画まで、話を広げて、話をした。

 もともとは、マッセ大坂の研修会に参加したのが縁で、私を呼ぼうと考えて、何年越しかの予算要求で、予算が認められ、昨年から、年2度の研修会を行っている。

 私に声かかけたのは、協働の研修をする人は多いが、大半が、どうすれば地域の人達となかよく、うまくできるかが中心で、そうではなくて、「みんなでまちのために力を出す」というのは協働の意味で、「励ましや暖かな眼差し」こそが、協働の内容というのは、私しかいないということで、私に声をかけたということである。

 たしかに、協働の基礎から考えて、このように協働を理解している自治体は少ない。私の言葉で言えば、「国語としての協働」にとらわれていて、「政策としての協働」にまで、思いが至らないケースが多い。

 協働の担当部署の職員でさえ、多くは国語としての協働にとどまっている。そのなかで、藤井寺市は、稀有な例と言えよう。その分、住民と一緒に活動する部署ではないので、協働は関係ないと多くの職員が、思っていることに、ある種のもどかしさを感じているのだと思う。

 藤井寺市では、市長さんが変わったのを契機に、市民参画や協働を進めようという雰囲気が出てきたので、この機会を逃さず、まちや役所を変えていこうと思っているので、私とすると、おおいに、手伝おうと思っている。
 
 人はなぜ行動するか。経済的誘因も社会的誘因もあるが、歳を取ると、心意気である。一生懸命だと応援したくなる。

 想定外の最初から、隣り同士で考える研修となり、受講生も、熱心に参加してくれて、気持ちの良い研修になった。感謝したい。

 この日は、前日に、焼津で会議があったので、一旦、家に戻らずに、更に足を伸ばして、大阪で前泊することにした。

 午前中、時間があるので、世界遺産になった古墳群を見てみようと考えた。世界遺産なので、連れ合いも誘ったのであるが、古墳群は、空の上から見ないと、結局、環濠のむこうに林が見えるだけなので、「やめとくわ」といわれて、断られてしまった。

 確かにそのお通りで、そこで、上から、全体像が見えるところはと考えて、堺市役所の21階の展望台は、見えるような書きぶりなので、登ってみた。たしかに、見えるが、あちこちに、こんもりした森がぽつんと見えるだけで、環濠などは、見えなかった。


 市役所から、歩いていける仁徳天皇稜(一番大きい)によってみたが、頭の中で、想像しながら歩くと、イメージできる。ボランティアの人から説明をしてもらったが、よくわかった。聞くと、観光客は3倍に増えたようだ。

 私のアイデアは、「古墳もなか」であるが、これはすでにあるようだ。ならば「古墳チョコ」は、どうだろう。うまく物語ができれば、さらにいいものが思いつく。大河ドラマで、古墳時代を取り上げられないか。観光地に行くと、お土産や名産品づくりを考えてしまうが、これはもう「まちづくり病」なのかしれない。
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