★空き家条例を考える（富山市）

　研修の３日目は空き家条例をつくることになった。先週の２日間、政策法務の基礎を学んだうえで、１週間のインターバルを置いて、条例づくりを行った。１日間の研修なので、所沢市の条例をベースに、それに富山らしい立法事実を積み上げて、条例をつくることにした。
　ひとことで言うと、とてもいい研修になった。バラスンのとれた富山らしい条例案が、どの班からも提案された。

　その理由であるが、
　①１週間のインターバルがよかったのだろう。空き家問題の背景をきちんと調べて、富山の実情に沿った条例案ができあがった。
　②内容的には、未然防止、利活用、除去をバランスした条例文になった。自治体の政策課題は、行政法的手法だけでは解決できないという、研修の成果がでた。
　③目標を条例文をつくることに置いたのが良かったのだろう。成果としての条例文があると、私もそれを素材にさまざまなアドバイスをすることができる。
　④富山市の特徴なのであろう、寡黙で真面目な受講生が多かった。着実に条例づくりをやっていた。

　今回の富山へは、連れ合いと二男と３人でやってきた。私は先週来ているので、富山は先輩である。知ったかぶりで、カフェや市役所の展望台などを案内した（写真は桜橋から見た市庁舎）。夜はマンテンホテルの下の料理店で、富山料理の美味しい夕食となった。