松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆この日の区民会議は難しかった(相模大野)

2019-01-17 | 1.研究活動
 この日の区民会議は難しかった。

 テーマは、総合計画の区別計画の文章を練り上げることである。こんな作業である。

 1.相模原は指定都市になったので、5,6年前に、区の総合計画的な区ビジョンを作った。その時は、すでに、市全体の総合計画はできていた。

 2.今度、市全体で、総合計画をつくるので、ようやく足並みをそろえて、総合計画の一部として、区の基本計画をつくることになった。

 3.区の計画をつくるにあたって、地区ごとの議論、高校生討議会、無作為抽出、その他いくつかの市民参加をやった。

 4.3をやりっぱなしにしないためには、1の区ビジョンに(+)3の各種意見をぶつけて=2の区の基本計画をつくる必要がある。

 5.そうなると、資料は、1の区ビジョン、3の各種意見、そして事務局がつくった2の新たな区の基本計画案が出来上がる。A3の何枚にもわたる資料である。

 6.5の資料の基づいて、2の新たな区の基本計画(事務局案)を検討するというのが、この日の作業である。

 7.よくあるのは、いきなり2の新たな区の基本計画(事務局案)が出てくることである。これを検討してくださいということになる。久その場合、往々にして、1のすでにある区ビジョンをすっ飛ばし、せっかくやった、3の各種意見も使わないで、意見を出すことになりがちである。そこを飛ばさないのが、南区流のやり方である。

 8.その分、委員は大変である。1と3を読み込みながら、2の新たな区の基本計画(事務局案)を検討するのである。このあたりの説明をして、すでに30分以上たっているので、残りの1時間で、しかも、グループワークで、意見を出さないといけない。

 9.私は、弱気になって、全部できなくても、できるところまででいいと言ってしまったが、余計なことだった。さっさと、グループごとに、時間配分をして、どんどんと話を進めてしまった。考えてみると、これまでいろいろな形で、ずっと議論をしてきたので、内容が分かっていること、この附属機関は、創りあげる作業になれているためだと思う。

 たたき台を直して、原案を創りあげるという難しい作業であったが、案ずるより産むがやすしだった。
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