松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆自治基本条例と市民協働(流山市)

2009-02-08 | 1.研究活動
 市民協議会は、市長との協定を結んでいるが、協定最終期限は、議会上程までということで、土曜日、その終了会があった。提案されようとしている案は、5月にまとめた案よりもいくつか後退しているが、「苦渋の選択」(市長)ということで、やぬを得ないのかもしれない。ともかく、条例ができなければ先に進めないし、先に進まなければ、流山市のような「市民が最大の資産」の都市では、早晩、行き詰まってしまうだろう。
 全国の講演会で、流山の市民PIの取り組みを紹介するが、反響が大きい。たしかに自治の歴史のなかでも、特筆されるべき活動であったといってよいだろう。民主主義とは、一人ひとりが他人事としてではなく、そして、みんなでまちのために知恵を出すことであるが、熟議民主主義の可能性を拓いたものだと思う。
 参加を認めることは、間接民主主義を揺るがすという表層的な理解をする人がいるが、参加は責任と同義で、間接民主主義を強めるものである。参加を実践するのは困難な道であるが(市長にお任せ、議員にお任せのほうが楽である)、しかし、乗り越えないと、幸せな暮らしは遠のいてしまうだろう。
 たくさんの人が時間いっぱい挨拶し、記念写真を撮った。とてもいい会議だった。
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