松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆みなの力で(長岡市)

2013-06-29 | 1.研究活動
 新潟県長岡市へ行った。結局、5日間いたことになる。

 水曜日、授業を終えて、一旦、家に帰り、夜、長岡まで行った。上越新幹線があるので、思いのほか近く、三浦半島からでも、3時間強くらいの距離である。上越新幹線に乗るのは1年ぶりくらいだろうか。

 長岡では、前半は、若い人たちと協働を考えた。協働とは、一緒にやることではなく、それぞれの特性、活かすことである。みな柔軟で明るく、気持ちの良いときを過ごすことができた。
 今回、あらためて気がついたが、長岡市の市民協働条例は大変、優れた条例となっている。新しい公共論を背景に、自治基本条例の蓄積を踏まえた条例になっている。読みながら、私もこの条例づくりに参加したのではないかという錯覚に襲われた。
 この条例の内容をきちんと共通認識して進めていくようにすれば、長岡の協働は、確実に進むだろう。

 後半は、山古志に行った。地震があってから、もうどのくらい時間がたったのだろうか。それでも、あの山古志も、今ではずいぶんと復興も進み、村内で大震災の被害を見ることも随分と少なくなった。
 ただ、震災以降、さまざまなところで変化も出ている。
 ①棚田は、ずいぶんと壊れたが、復興しているところも多い。しかし、よく見ると、復興しているのは、車が入る棚田で、車も入らないような昔からの棚田は、放棄されてしまったようだ。仕方がないことかもしれない。
 ②広い意味での災害観光のようなものが行われている。農家レストラン、地場野菜等の販売所である。目立つのは、婦人グループによる店で、コミュニティビジネスになっているのだろう。いいことだと思う。
 山古志でも、たくさんの人と話をしたが、みな話好きで、あっという間に1時間たってしまう。ここでは私たちのほうが、励まされたという感じで、ここでも良いときを過ごすことができた。

 長岡には、結局、4泊5日いたので、いろいろなところで食事をしたが、まず報告すべきは、長岡B級グルメのフレンドのイタリアン。長岡では、イタリアンとは、焼きそばにミートソースをかけたものをいうらしい。長岡駅下のフードコートで食べたが、とても面白かった。
 食事がとてもよかったのは、蓬平温泉のよもやま館。じゃらんで見て、朝食4.9、夕食5.0だったので予約したが、評価に違わぬ料理だった。板前さんの腕もすごいが、思いやりが料理に反映しているのだろう。もう一度行きたい宿である。
 この宿では、部屋を隔てた川の向こうに舞台があり、旅館のおかみや仲居さんが踊ってくれる。朝食の時、踊った仲居さんに「良かったよ」と声をかけたら、はにかみながら、とてもうれしそうで、食事から帰る私たちをずっと見送っているのが印象的だった。

 今回の旅で何よりもうれしかったのは、一緒に行った連れ合いとの共同調査ができたことで、すこしずつ元気になっているのが何よりだった。

 さて、長岡における経済効果であるが、お菓子や蕎麦のようなものが中心で、手に持てないくらいの量にはなったが、金額はさほどいかなかっただろう。次に行くときは、もう少し地域に貢献しよう。 


 これが市役所


 イタリアン


 弥彦まで足を延ばした


 山古志の棚田


 
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