のん母さんとファーチのつぶやき

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誉め上手が躾上手

2007-07-19 07:06:34 | Weblog
一ちゃんの時にはまだ子供たちの子育てをしながらの犬育てでしたので
精神的にも又時間的にも今ほどの余裕もなく
生活する上での必要な躾や日常のお手入れに関しては
出来る限りの範囲で教えたつもりでしたが
いつの間にか育ってくれたと感じる面も大きかったと思います
ただ一ちゃんは同じ躾であっても
理解力や察する能力が大変高い犬でしたので
もちろん失敗もしますが失敗後に再度教えると
次からはきちんと指示どおり行動出来る賢さを持っていました

ファーチの犬育てに関しては
一ちゃんの時の犬育ての経験を元に
私たちも犬の気持ちが少しは読み取れる様になっていましたので
犬種や性格の違いによる行動の違いは多々ありましたが
何となく「こちらの方向で・・・」という躾の方向性を
察する事が出来るようになっていました

もちろん専門的な知識があったわけではなく全くの素人ですので
目標は「お手入れを含めて日常生活に困らないようにすること」と
「他の人や犬たちに出来るだけ迷惑かけない犬にすること」
そして「出来れば楽しく一緒に生活出来るようになれば・・・」という事ぐらいで
決して今でも訓練されたような完璧な状態はありませんが
生活する上では困る事はない状態にはなりました

専門家の方であれば的確な方法で
短時間に躾が完了することが出来たのではないかと思いますが
そこは素人ですので回り道をしたり時間がかかったりした事もありましたが
躾の方向性が常に何となくでもつかめたことは大変ありがたいことで
この事はいつも「一ちゃんのお陰で・・・」と感じる事にもつながっています
一ちゃんは実に多くの事を私たちに無言で教えてくれていたのだと思います

ちょうどファーチが3歳を過ぎた時にこれまで度々受講したいと思っていた
「犬の躾教室」にやっと参加する事が出来
私一人だけでの参加でしたが大変興味深い多くのお話しをお聞きする事が出来ました
講座には犬をこれから飼いたい人
又現在飼い始めて躾に困っている人
そして私のように犬好きの人と色々な方が参加されていました
5回講座のうちの4回は毎回犬の訓練士さんの
犬を理解する為の基本的なお話しと
その他は躾に困っている方の相談を受けて
その対処方法をそれぞれに答えて頂けるという形で進められ
最後の1回だけはこれから訓練される犬の候補犬と訓練中の犬2匹を
実際に教室に連れて来て頂き犬の訓練を見せて頂くという内容となっていました

犬の訓練は楽しく短時間に毎日繰り返す事が大切だと習いましたが
最終日にはその15分間の訓練を実際に私たちの目の前で見せて頂きました
その中で一番驚いた事はその15分間訓練士さんは最初から最後まで
犬に声かけのしっぱなし誉めっぱなしだった事です
指示を与えて指示どおりの行動をさせた後はすかさず誉める
声の誉め言葉とお菓子によるご褒美との両方をその時々で使い分けしながら
実に根気良く犬に話しかけておられました
犬自身も緊張感のある中で生き生き楽しそうに訓練されていました

上手に誉める事がタイミング良く誉める事が
いかに大切な事だったのかと改めて気付かされました

確かに私たちもこれまでも躾中に誉めるようにはしていましたが
もっともっと誉めなければいけない
それもタイミング良く上手に誉めなければいけないと感じました

その為には犬にダメ出しした後が一番大切なのだと気付きました
いけない事をした時に私たちは声でダメ出しをしますが
犬がそのダメ出しした行動を止めれば安心して
それで終了としてしまう事が多いと思いますが
肝心なのはその後のそのダメ出しした行動を止めた時に
犬に対して「ヨシヨシ・・・いい子だね」と誉める事を付け加える事だと思いました
たとえその止めた行動が声かけに驚いて止めたり
あるいは偶然止めただけだとしても
指示した後そのダメ出しの行動を犬が止めた時には
必ず誉めるを付け加える事が大切なのだと思いました

犬は誉められて初めて止めた事が良かったと理解します

叱りっぱなしでは犬は何がいけなかったのか
そして今後どうすれば良いのかが判らないまま終わってしまいます
誉められて初めてこれで良かったのだと犬は安心します
たとえばその時に最初犬自身もよく判らなかったり半信半疑であったとしても
同じ事の繰り返しを日常の中で繰り返すうちに
犬も大好きな飼い主さんが止めれば笑顔で誉めてくれると理解できるようになり
やっていい事といけない事の区別が出来るようになります

飼い主さんは俳優さんの様に怖い顔と笑顔を出来るだけはっきり使い分け
犬には飼い主さんの笑顔が大好きな犬になるよう根気良く育てることです
そしてダメ出し以外にも犬が指示した事を守ったり行動したりした時にも
出来るだけ誉めて良い行動のやる気を伸ばす事です

そしてご褒美を与えて躾ける方法を時には使う事があるとは思いますが
そのご褒美で躾ける場合も最後はご褒美なしで
躾が完了するように躾けることが大切だと言われました

一例ですがよろしければ参考にしてください
① 最初は指示出しをして指示通り出来ればご褒美のエサを与え笑顔で誉める
② 次に指示出しをして指示通り出来れば笑顔で誉め最後にご褒美のエサを与える
③ 最後に指示出しをして指示通り出来れば笑顔で誉めご褒美のエサはなし
123の時間差はその時々によって使い分けさせると良いのですが
この123の順番が最後にはご褒美のエサを無くすのに
無くしやすい順番だとお聞きしました

基本的には飼い主さんの笑顔の好きな犬にする事がますます大切になると思いますが
信頼関係が出来上がってくれば誉められるだけで犬は嬉しいので
ご褒美のエサはさほど重要ではなくなるのではないかと思います

又躾の時期は
生まれてから半年までは:
今後日常生活で必要な事に出来るだけ慣れるようにする準備期間なので
知恵もまだまだ未熟なこともありボチボチ気長に躾ける
(例えば:ブラッシングなどは真似事でも良いので慣らしておいて
本格的に必要となる前段階の時期として色々な経験を出来るだけさせておく)
半年から1年までは:
本格的に躾けるもっとも大切な時期なのでしっかり躾に取り組む
そして1年から2年は:これまで慣らした基本的な躾を定着させ完了させる期間
と言う事で
躾教室では2歳以降の躾はかなり難しいのでそれまでにしっかり躾てと言われました

ただファーチの場合も2歳以降躾しなおしたこともありますので
飼い主さんとの信頼関係が出来上がっていれば 
又時間と根気を持ち続ければ可能になってくる面も多々ありますので
ケースバイケースで判断されてより良い暮らしを続けて頂ければと願いますが
この躾教室で学んだ事がその後のファーチとの関わりの中でより生かされるようになり
確かに誉めるタイミングが的確に判り上手に使えるようになった事は
ファーチとのコニュニケーションも取りやすくなり
私たちの指示もファーチには理解されやすくなったと思います

ファーチには時々生活の中でこれまでの躾の内容を
再確認させる事が必要だと感じますので
オシッコやウンチ時にも出来る限り誉めるようにしながら
今でも暮らしていますが
今回はその後にある犬の雑誌に投稿してファーチの写真と共に掲載された
私の思い出の一句をご紹介します

「犬も子も誉め上手が躾上手・・・・・」

どうぞタイミング良く沢山誉めて犬育てして下さいね
誉められた数が多い子ほどきっと良い犬に成長すると思います!
飼い主さんに誉められて生き生き楽しく暮らしている犬たちが
一匹でも多くなる事を願いながら・・・・・

今回の写真は暑いのでサークルの隙間に短い後ろ足を引っ掛けて
お腹出しネンネする最近のファーチです

ファーチのつぶやき:最近ではパッパも僕の事沢山誉めてくれるから
僕は嬉しいよ ワン!
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