【入院・手術から退院までの記録】
手術直後に写した左股関節に挿入した人工股関節の写真です
手術方法はセメントレス
素材は:コバルトクロム合金とチタン製
6/7(月)~6/8(火):6/7月曜日 午後2時入院
この2日間は体の休養と手術への説明を
心の準備への配慮も含めてされる準備期間となる
麻酔科の医師、リハビリの医師、
手術室内看護師による手術当日の説明など
今後関わって行くと思われるあらゆる方面の方々の挨拶がある
9日(水): 14時30分より手術開始で18時30分病室に戻る、
全て予定どおりの手術で大変良い状態で終了したとの事
体には点滴・酸素そして足には血栓予防のためのポンプがつけられる
ベッドでは60度許可
この夜と明くる日の10日のPM7時頃まで終日ネネの付き添い有り
(但し夜中の付き添いは、ない方の方が多いとお聞きしています)
10日(木): 傷口の痛みもなく足先のしびれもなく足先も良く動く、
午後にベッドサイドでのリハビリ開始、
静かに左足の曲げ伸ばしをして頂くと緊張感が和ぎ
「大変気持ち良い」
リハビリの先生からは気持ち良いと言われたのは
初めてだと言われる
一方入院した初日の7日から夜の睡眠が取れず
夕方もボーとした状態で、
初めて看護師さんに連れられ車椅子で
トイレに行った時に一時気を失い周りの方たちを慌てさせる、
その夜だけ睡眠薬で眠る、
又寝返りできない苦しさと腰痛がつづく、
そして手術直後より安静時には傷口の痛みはない状態が続くが
トイレに座る時だけ傷にひびく
ベッド90度許可、ポンプ取り外して弾性ストッキング開始
(この血栓予防の弾性ストッキングは手術後1カ月間は、
はいた方が良いとの事で
退院後もシャワー時以外は24時間毎日はいて過ごしました)
11日(金): 姉がお昼より付き添ってくれて
初めてのリハビリ室でのリハビリ見学、
夕方パッパと付き添い交代、
この日より麻酔の影響のタンが出はじめる、
腰痛の為湿布薬を貼ってはあるが、
それでも大変痛いので指で指圧してもらう
朝晩血栓予防の注射有り
12日(土):睡眠薬使用は危険で筋力も鈍くなる為に10日の夜1回のみ使用
その為にその後も眠れない夜が続くが、
さすが手術後三日目少し体がすっきりしてくる
体も足も良く動き体位も変え安くなり腰痛もだいぶ楽になる
左太ももは手術の影響で大分腫れている
午後からネネたちが来てくれる、
土日でリハビリもなく自分でベッドで運動、
夜眠ってしまった後の無意識の体位変換が怖くて、
おかしな夢を見ては短時間でめざめ、睡眠は取りにくいが、
全く眠れない状態ではなく、10分15分といったように
短時間の小間切れではあるが、初めてわずかは眠ったようだ
13日(日): リハビリもなく静かな院内、
ファーチの世話でこれまで自宅で頑張ってくれていた
ニニたちが初めて来てくれる、
昨日の朝のスカット感を再度期待したが
それほど甘くないのか昨日程のすっきり感はなし
足の動きには余り変化なし、
ただトイレ、洗面所などの車椅子移動が許可され
大分自分での行動が楽になる
そしてふと気がつけばいつも体には緊張感があり
妙に力が入っていることが多いと気づき
出来るだけベットや車椅子などに乗っているような
体が安定している時には
自分でも意識してリラックスするように心がける
又おとついに続いて夕方パッパが来てくれて
寝返り防止対策の為に掛け布団を紐で縛り円柱状にしてくれる、
昼間は平熱夜微熱が続く…
(それまでの術後しばらくは終日37度~38度台の熱が出ていました)
14日(月): 朝先生が傷口を見て良い状態だと言われる!
金曜日ぐらいに抜糸予定、
リハビリによっては早めに退院出来るかも、との話、
午前中のリハビリでは歩行器と杖使用で歩く事が出来、
医療技術の素晴らしさを実感!
太ももの腫れが少し引き始める
15日(火): 傷口に少し痒みを感じる、
車椅子から歩行器(その他杖歩行と伝い歩きも許可)へと移り
一段と動きやすくなる!
リハビリの帰りに車椅子で売店により午後からの
時間つぶしの為の本などを購入、
歩行器になってからは時々院内を歩行器を使い散歩する!
午後から外は雨なので初めてコインランドリーで自分の洗濯物を洗う
16日(水): 相変わらず夜眠れない日が、続いているが
眠むれなくても気にしないと思うようにして過ごす!
ですから夜中は携帯で後々の記録を残す為の
資料作りをして自宅パソコンに送信する時間にする
朝、傷口の状態が良いので抜糸!術後初めてのシャワーにも入る!
そして19日(土)10時退院決定!
午前中のリハビリでは自宅に帰った時の準備用に 階段の練習
(リハビリ用の一段に左右両足を揃えてから上り下りする方法)
物を取る動作なども実践させてもらい
階段は術前に自宅でいつもやっていた
これまでどおりの方法がOKだったので安心する
この日病院側の都合で部屋交換の話が出て承知するが
その準備する話の中から夜中の脱臼予防として
クッションが必要と言う事になり
初めて円柱形状の体位交換クッションを使わせて頂く、
そしてその快適さに驚く、
これがもっと早くあれば夜も無意識の脱臼の恐縮から
抜け出せたかもしれないと思う!
早速ネネの会社で自宅に帰宅した時用の
クッションを探してもらう事にする
夕方より一段と体力の回復を感じる
夜眠れないのは相変わらずなので部屋交換後の2日間のことも気になる
17日 (木):部屋交換の準備は退院準備と一緒なので一旦承知したものの、
もし退院許可が出るのであれば、このまま退院したくなり申し出る
傷の状態の再チェックと血液検査を受け両方共に許可が出たので
急きょ退院することになる
帰宅後は自宅での階段やトイレそして入浴のシャワーも
全く問題なく動けることが判りより安心する
手術の明くる日1回だけ睡眠薬でまとめて3~4時間眠った以来ですが
その後もまとめて眠れたと感じることがほとんどなかったので
自宅では初めての睡眠を少し取ることが出来ほっとする
(元々入院期間は2週間の予定でしたが
大変順調だった事も幸いして11日間と言う
短期間で退院することが出来ました
その間、病院側も満床続きでベッド確保には
苦労されておられる様子でした
最近は床が変わるとなかなか眠れないという
大変個人的な理由がありましたので
「とにかくゆっくり眠りたい」と早目の退院をお願いしました)
【退院後の記録】
退院直後~術後1カ月までの自宅内での服装
シャワー時以外24時間常に両足共に白い弾性ストッキングをはいていたので
滑って転ぶ事を予防するために自宅内でも靴を履くようにしていました
又動きやすいように「ユニクロ」の伸縮性のあるスポーツ用ズボンをはき
腰にはメモと携帯を持参して携帯が鳴っても
慌てないでゆっくり対応出来るように工夫していました
日本エンゼル㈱製の長さ1mの「体位交換クッション」
(中身:ポリスチレンビーズ)
左側にある傷口が綺麗になるまで左向きに寝ることが出来ない為に
無意識の体位変換予防に使いました
ただ大変使い心地が良いのでその後も毎晩重宝して使っています
持参した座布団を病院の看護師さんが丸めて作ってくれたクッションです
両足が交差しないよう足の間に挟み脱臼予防のためや
寝返りの時などに使いました
上:長さ約50cm 下:長さ約30cm
タオルなどを丸めて簡易的に作ったクッションです
主に自宅でリハビリ用に使いましたが
その他ではベッド上で体を安定させたい時など補助クッションとして利用
住まいへの準備:元々洋式のバリヤフリーの住まいで
2階に上がる階段・1階の廊下・1階のトイレ
そして1階の風呂場にも手すり設置があった為に
今回の手術後の準備は
浴室内には38センチの高さ
(40cm前後であればよいとの事です)の
浴室用のプラスティック製の椅子のみ購入
そして主な生活はほとんど2階の為に
2階の電話台の横・洗面所・寝室にも椅子を準備しましたが
その他はこれまでにも使っていた
キッチン内の高さ調整可能の椅子などを
そのまま使用しました
尚、2階のトイレや廊下には手すりはありませんが
退院後不自由することはありませんでした
その他お散歩に出かけるようになった時から
普通のものより長いロング靴べら
(百均のダイソーで200円で購入)が
紐付きの靴をはく時などには、しゃがむ必要がなく便利でした
「6/18~6/30」
自宅に戻り徐々に夜の睡眠時間が少しずつ長くなる
インターネットの「人工関節の広場」というサイトの
人工関節全置換術を受けた方の筋力トレーニングを参考に
(このサイトは股関節の専門家の監修があり信頼がおけるサイトです)
毎日かかさずリハビリに励み
その他には自立での足踏みを中心に
自立歩行への準備をする
(手術した状態によっては退院後専門的なリハビリ機関を
勧められる場合もあるようですが
個人差もあって私の場合は病院内で行ったリハビリを続けながら
とにかく歩く事がリハビリだと言われていました)
「7/1~7/7」
退院以来の初めての外出となる7/1の夕方
ファーチのお散歩時に「あいち健康の森」に
一緒に連れて行ってもらう
退院から数えて2週間ぶりの外の空気・・・
公園内の外気を胸いっぱいに吸って蘇る思いがする
そして安全の為に常時杖は持っていますが
出来るだけ杖は使わずに自立のお散歩を始める
ただまだ朝晩お散歩を続けると負担が大きいようなので
その後は早朝自宅前の道を20~30分歩くことから
始めることに切り替える
ただ全体には順調に
少しずつ回復していると自分でも感じられるのですが
しばらくは朝は快調なのに
夕方からは体の動きが鈍くなって
不調といった状態が続き
7/3(土)には術後毎日左足をかばうために
頑張り続けてきた右手が
もう限界とでも言うように悲鳴を上げ痛み出す
ですからこれまで右手で支えていた杖を頼りにするのも
不安定で危ない状態となってしまったので
その右手には上腕・下腕共に
しっかり痛み止めの湿布薬を張りながら過ごす
そして室内でも出来るだけ手術した左足に
体重をかけるように努めながら右手の回復を待つ
ただきっとその頃には左足の状態も
少しずつではありますが
安定するような時期にも入ってきたと思うのですが
右腕は相変わらず湿布薬を張り続けていましたが
3日後の7/6すぎには
朝快調・・・夜不調といったリズムの差も
少しずつ少なくなってきたように思う
「7/8~7/19」(術後1カ月が過ぎました)
毎朝のお散歩と一時間程のリハビリを毎日続ける一方で
自立歩行もたいぶしっかり歩けるようになってくる
ただとっさの危険回避や運動のリズムの中断などがあると
まだ不安感もあり細かい歩行時の微調整にも不安は残る
ですからいつも平らなお散歩道を選んでいるので
障害物が多い室内よりお散歩中の道の方が
自立して上手く歩ける様な気がする
室内ではつまずいたり、また障害物があったなどの時には
とっさに身をかわす事などが必要となり
普通の人なら当たり前に出来るそのバランスの微調整が
まだ難しく感じてどうしても転倒が怖いので
杖を使いながら過ごす事が多い
時々は室内でも杖なしの練習もした方が良いのだろうか?
ただ杖さえあればかなり安心して又安定して
スムースに動ける
そして、これまでお買い物は全て家族にお任せでしたが
この間車いすのあるお店に2度ほど連れて行ってもらいお買い物
そして7/11(日)には、もちろんパッパの付き添いはありましたが
初めて杖歩行でカートを使いお買い物
手術前はお買い物中は杖で立っているだけでも
すぐ疲れて座りたくなったものですが
この日はそんなこともなく
自宅での台所でも立っていられる時間が長くなったように思う
又この頃になると洗濯はもちろんのこと
部屋やトイレ・お風呂場の掃除なども
モップやフロアーワイパーを中心に
室内での一通りの家事は一人でこなせるようになる
ただ高いところのものを椅子を使って取ることや
重いものを運ぶなどはしない
又買い物は常に付き添いをお願いし
荷物運びなどは付き添いにお願いしていました
(術後1カ月が過ぎ血栓予防の弾性ストッキングを
脱ぐ事が出来るようになりましたので
室内での靴使用も止めて素足で過ごすようになりました
素足の方がよりバランスが取りやすく動きやすいと感じます)
「7/20~7/31」
7/20(火)退院後初めての診察日、レントゲン写真も異常なし
先生に自立歩行の様子を見てもらう
そして以前からパッパに指摘されていた
歩行時に左足が真っすぐ前に出せなくて
少し左に回わってから前に出る症状を見てもらう
原因は手術した左太ももの筋力がない為に
歩行時には膝が高くあげにくく
その為に出来る右足とのわずかなリズムのずれを
左足は横に回旋してそのタイミング差を補っているとの事
今後も太もも初め左足の全体の筋力をつけるようにしながら
歩行時には出来るだけ左足の膝を高く上げるように
意識して歩くようにとのアドバイス!
そして現在の私には浮力を利用して
体重を軽くするプールより
地上で体重をしっかりかけながら筋力をつける
歩くという事が大切で
その距離や時間は自分で疲れたと感じる事を物差しとする事
そしてとことん疲れるまで運動し続けるよりは
ソコソコで休憩しながら運動を続ける方が効果的だとのお話し・・・
今後の目標がはっきりする
そしてこれからは
今までのように左足をかばう生活ではなく
出来るだけ体重をかけながら
杖には頼らず自立歩行を心がける生活に
自分の意識のスイッチも切り替える時期に入ったと気づく
早速、室内での杖使用は禁止
そして7/23よりこれまでも毎朝続けている
早朝のお散歩時にファーチも連れて行くようになる
そしてお散歩の初動時の左膝の違和感も少なくなり
少しずつ左足の動きも良くなってきたように感じる
自宅の階段も手すりがあるので調子の良い時には
普通の人同様に左足・右足を交替に出して
上り下り出来るようになってきた
ただ、まだ安静直後や歩き出し直後の動きには
ぎこちなさも残る
そして術前の後半の4年間で落ちた左足の筋力をわずか数カ月で
取り戻すのは難しいのでこれは焦らず努力が目標!
尚、お医者様としての正式な車の運転の許可は
術後3カ月たってからとの事なので
9月上旬までは自宅中心の暮らしとする
「8/1~8/16」(8/9で術後2カ月が過ぎました)
8月に入り自立歩行もかなり安定してきたので
外ではいつも予備用に持参していた杖も
自宅や車に置いて移動することも多くなる
又靴のフィット感や歩く道路の上り下りなど
これまで足元の微妙な変化に敏感だったのが
最近では意識なく自然に対応出来るようになってきたので
あまり気にならなくなる
ただ自分ではかなり自然に歩けているように感じているのだが
鏡や窓ガラスあるいは自分で歩く影などをみると「癖」有り
特に疲れてくるとその癖がより出てくる
そして以前よりは良くなっているものの
安静直後の動きもしばらくぎこちない
ちょうどNHK「今日の健康」で
変形性股関節症を取り上げていたので見ると
人工股関節置換術後の目安は
「一日5000歩」「重さ10kg以上のものは持たない」と言うお話
現在朝のお散歩量は4000歩 35分 2.8㌔あたり
最近では時々日中お買い物などで沢山歩く時もあるので
疲れる時には杖の併用もと思いなおす
「8/17~9/2」(9/9で術後3ヶ月です)
8/17(火)2度目の診察日
再度今後の人工関節の使い方の確認をするが
私の手術で使用した人工関節は
かなりの対応にも耐えられるほどの性能なので
一日の歩数や時間・距離は気にせず
動けるだけ動いて、どんどん筋力をつけて使うようにとのお話
そしてこれまで変化してきた同様に
今後も、まだまだ変化してゆくだろうとの事
確かに常に何処かに違和感があった左大腿部から左太ももあたりは
最近ではずいぶんすっきりしてきて歩き易くなってきたと思う
ただ、しょっちゅう足の何処かに筋肉痛あり
お盆休み中に大変暑いので術後初めて
パッパと2回ほどプールに行き軽く歩く
そしてここにきて安静時直後の歩行時に出ていた
ぎこちなさが、だいぶ少なくなってきたと感じるが
それ以外はお盆過ぎからの足の変化は余りない
ソロソロ急激な変化からゆっくりの変化へと
変わってきたように感じる
そして8月の末あたりから
これまでアッチコッチに感じていた筋肉痛の場所が決まってきて
どうも大腿至四頭筋をつかった時に
左太ももの外側に痛みが出やすいのではないかと思うようになる
このことは今後も要観察事項・・・・
そしてお買い物などで動く機会がたび重なる日には
疲れも出てきて歩きにくくなるので久々に杖も利用
今年は残暑が厳しいので
なかなか早朝よりお散歩の時間帯を変えることが出来ないが
朝は秋風かなと感じられるような涼しい風が吹く
【最後に】
まだまだ変化してゆく途中の過程だと思いますので
今後も体の変化はあることと思いますが
取りあえずは最もその変化の幅の大きかった
術後の3カ月間の記録を中心にお届けしました
どんなに信頼した先生であっても
又手術の選択に迷いはなくても
やはり手術直前には一生手術しなくても良いのであれば
逃げ出したいと感じることもありました
そして手術前にはストレスによる
「過敏性大腸炎」の診断を受けたこともありました
あの緊張感と不安感で一杯だった日々を乗り越え
退院した後しばらくしてからだったと思いますが
自宅でネネが木村カエラちゃんの曲である「バタフライ」を
聞かせてくれた時には思いがけず涙が出ました
それは、ようやく普通の生活が出来る場所に
戻ってくることが出来たと感じることが出来た
喜びと安堵感からだったのですが
それだけ今回の手術に向かい合うことは
私にとっては勇気のいることでした
そして退院後のしばらくも
なぜか普通の感覚からは少し離れたところで時間が回っていました
でも思っていた以上に人工股関節の性能は大変優れていて
今は動ける喜びを日々感じながら暮らしています
そしていつもはそれぞれがマイペースに生きている我が家ですが
今回は想像以上にまとまって協力してくれたことは
ありがたいことでした
この記録が皆さんにとって何処まで参考になるかは判りませんが
どうぞ次に続く方たちにとっての日々が
少しでも穏やかであるようにと願ってやみません
そして今回手術した人工関節を少しでも長期間使う事が出来るよう
今後も焦らず根気良くリハビリを続けて
ますます足の筋力や骨の強度も増す事が出来るよう
努力を重ねて行きたいと思います
今回おりこうさんにお留守番していてくれた
ファーチの事は、ほとんどご紹介出来ませんでしたので
次回はそのファーチの様子などもご紹介出来ればと思います
長い記録となりました
最後まで読んで頂きありがとうございました