【旅行日 2018・平成30年5月3日(木)〜5月4日(金)】
毎年なら渋滞を避けゴールデンウイーク中は
出来るだけ出かけないようにしているのですが
今年は久しぶりに車を走らせ
信州、鬼無理の「奥(おく)裾(すそ)花(ばな)自然園」へ水芭蕉を見に出かけました
ここは7年前にファーチと共に
白馬の水芭蕉巡りをした時から
一度は是非見に行きたいと思っていた場所でした
所がその白馬の旅後には
自然園に続く道路状況が土砂崩れなどで悪くなり
自然園そのものも数年間封鎖されている状況が続いていた為に
行くことが出来ませんでした
近年やっと道路状況も回復し
自然園も開園されるようになったので久々に調べてみると
通常なら5月中旬頃から5月末頃が見ごろになるようですが
今年は例年よりも雪解けが早かった為にゴールデンウイーク中より
水芭蕉を見ることが出来ると判りました
そこで数日前に急遽、宿を取り見に行ってきました
この水芭蕉の群生地が発見されたのは昭和39年と比較的新しいとの事ですが
周囲1000メートルの範囲に密生した数は、なんと81万本で
群生地としては尾瀬などよりも大きい
本州第一を誇っている水芭蕉の群生地との事です
確かに水芭蕉の数は素晴らしく多くて圧巻の群生地でした
奥裾花自然園の中にある「今池湿原」と呼ばれている群生地を
今回は見てきたのですが、湿原自体も大きく起伏もあるので
その大きさを感じて頂く全体の写真撮影には四苦八苦・・・・・
上手く撮影しきれない面もありましたが
咲き初めたばかりの密集した初々しい水芭蕉の花たちは
可憐で美しく大自然の神秘さえも感じさせるもので
私たちを楽しませてくれました
そしてこの群生地にもウグイスの声が聞かれました
今後は益々花数が増してゆくことでしょう
どうぞ、ご一緒に今年の奥裾花自然園の水芭蕉を楽しんで頂ければ幸いです
鬼無理【奥裾花自然園】今池湿原
黒サンショウウオの卵です
この自然園は熊たちの生息地との事なので所々に「クマよけ」の
ベルが設置されていました
他の方が鳴らす音を聞きながら
私たちもベルを見つけると鳴らしながら散策しました
どの水芭蕉も生まれたばかりで花の痛みのもなく
初々しく輝くように綺麗な水芭蕉たちでした
【問い合わせ先】
鬼無理観光振興会 〒381-4302 ℡026-256-3188 Fax026-256-2237
長野県長野市鬼無理日影2750-1
奥裾花自然園 〒381-4301 ℡026-256-2429
長野市鬼無里16943-4(奥裾花ダム)
奥裾花自然園の手前には観光センターがありますが
車はそのセンター前の駐車場に止めました
そして、その駐車場で、問い合わせの電話や
インターネットのホームページ上などでも
準備するようにと伝えられていた
ぬかるみを歩く為の「長靴」に履き替えました
(トレッキングシューズならOKとの事でした)
そして衣類は上下共にトレッキングスーツを準備
そして、まだ少し寒さもありましたので
私だけは中にライトダウンを着ました
その日の天候は早朝は雨が降っていましたが
ここに来る間にも晴れて来て日が差しこむようになっていました
ただ時折気にならない程度のわずかな小雨が降るということはありました
観光センター前より、その日の2便目の9:35発のバスで
10分程乗車し、自然園入り口に向かいました
観光センター前の駐車場から
自然園入り口までは徒歩で20分程なのでバス利用をしないで
ここから自然散策を楽しまれる方もおられました
そしてバスの終点の自然園入り口からは
徒歩15分程で今池湿原があります
途中「ひょうたん池」もありますが
まずは今池湿原に向かいました
その今池湿原をビデオや写真撮影しながら
ゆっくり一時間程歩き楽しんだ後
11時過ぎには、ほぼ撮影も終わったので
次の「こうみ平湿原」へ向け歩き始めたのですが
ちょうど、こうみ平湿原へ向かう道と
帰りのバス亭へと向かう道への分岐点付近で
驚いたことに思いがけず、パラパラとあられが降り始め
あれよあれよと思う間に、そのあられは雪となりました
山の天候の変化の激しさはスイスでも実感していましたが
この様に日が差していても、あっという間に変わります
リュックには昼食も準備して
その後の水芭蕉もゆっくり楽しむ予定だったのですが
付近を見渡しても雪を避ける場所は全くありませんでした
ただトレッキングスーツだったので
中が濡れることは、ありませんでしたが
近くにいた周りの皆さんも皆バス停目指して歩き始めていました
本当に大変残念だったのですが、
この日楽しみにしていた水芭蕉を見ながらの
昼食は見送りとなり観光センター駐車場には
12時過ぎに戻りました
事前に、ここは山菜取りやペット入場は禁止されていました
私たちもファーチを亡くして3年が過ぎましたが
国内の自宅車での旅行には、いつもファーチが一緒だったこともあり
今回の久しぶりの自宅車での旅も
妙にファーチのことを思い出すことも多くて
その寂しさを感じながらの旅でもありました
当初はゴールデンウイーク中の中でも
一番渋滞情報が多い日に出かけたので少し心配だったのですが
車のインターネットナビに助けられ
無事に渋滞を避けることが出来たのには感謝・・・感謝・・・でした!
そして久々に水芭蕉を皆さんにも、ご紹介出来ることを嬉しく思います
最後になりますが、今回お世話になった宿泊先のご紹介と
国営アルプスあずみの公園の菜の花の写真
そして奥裾花自然園に向かう道路で写した景色をお届けします
久々に読んで頂きありがとうございました
宿泊先:白馬五竜「ホテル サンマルテ」
〒399-9211長野県北安曇郡白馬村神城白馬の森
℡:0261-75-2133
7年前には、この白馬の森に「飯森ざぜん草園」があり
そこで座禅草を見ました
今回もその座禅草との再会も楽しみにしていたのですが
道路舗装工事などの影響で環境が変わり
今では座禅草は生えなくなったとの事でした
初日に見に行ったのですが座禅草園は封鎖されていました
大変デリケートな貴重な植物なので
なぜ守れなかったのかと大変残念に思うと共に
心痛む出来事でした
部屋からの眺め
夕食 この他に、ごごみ・ウド・タラの芽の山菜の天ぷらや
スープ・デザートなどもありました
「国営アルプスあずみの公園」
長野県安曇野市堀金鳥川33-4
℡:0263-71-5511
ちょうど出発の日の5/3の中日新聞朝刊の一面で
紹介された公園だったので
初日に立ち寄りました
安曇野らしい景色が大変広い場所に
広がっている公園でした
その中に菜の花が咲いていました
密集して咲いている菜の花は
大変綺麗でしたが残念な事に
菜の花は公園全体には広がっていませんでした
菜の花が公園の全てを覆いつくせば
それはそれは素晴らしい
菜の花の公園でしょう・・・・
今後を楽しみに今回は菜の花の美しい部分のみ掲載しました
奥裾花渓谷