最近?のタイムトラベルものでも出色ものとの評判により買っておいたものですがずっと積読状態で,先ほど一気読みいたしましたところであります。
裏表紙のあらすじを読むと,何か甘そうな雰囲気がいたしましてちょっと敬遠していた節もあるのですが,いやいや,それなりにほろ苦くも前向きないいストーリーでございました。
1988年に心臓麻痺で死亡した主人公は,目覚めるとそこは25年前であることに気づきます . . . 本文を読む
(続き)
さて,人為的な知性向上に伴う悲劇というテーマは,「アルジャーノンに花束を」を思い起こさせるものだ。
「アルジャーノン…」は,「愛」のない「知性」の無意味さを訴える。
「シリウス」でも,「愛」と「知性」の両立について考察しているが,大きな違いは,「アルジャーノン…」が弱者の視点であるのに対して,「シリウス」は,あえていえば,選良の視点であることではないだろうか。 . . . 本文を読む
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
さて,本年は,戌年ということで,犬にまつわるSF短編をと思ったのですが,定番たるエリスンの「少年と犬」は,正月にはふさわしくありまへんので,少々宗旨替えをし,長編の犬SFでいきたいと思います。
ということで,本編は,ステープルドン晩年の名作。
「シリウス」とは,人為的に知能を高められた犬の名前です。
偉大な科学者 . . . 本文を読む