tyoi÷baaba

日々雑感。誰にでも必ず鬼は住んでいる。

似たような

2013年09月26日 | Weblog
   海賊とよばれた男・イラン石油

   1901年(明治34年)にアングロ・イラニアン社(英国)がペルシャ国王から得た権利は
   国土の2/3だったそうだ。

   その後1950年代までにイランの地下から吸い上げた石油による利益は、初期投資の額の
   400倍を超えるともいわれていた。
   そして、イランはその利益の16%しか享受できず、しかもほとんどがシャーの一族のものとなった。

   近代産業の石油産業はイギリスのものだった。

   イラン人は泥と藁でつくられた貧しい小屋にひしめき合っていた。
   その後もどんどん不当な割合になった。

   1950年代
   イランの油田を国有化するという運動がはじまった。

   イギリス政府は国有化を認めない声明を発表し武力によってつぶそうとした。
   (イランの石油を失うと世界の覇権失う- イギリスから離反する中東諸国が他にも出る)

   なぜ、イギリス政府は軍事制圧をしなかったか?出兵は可能だったはず。
   おそらく
   アメリカの圧力があったと考えられる。

   つまり、この国有化が成功しなかったら「イランは共産化する」というような声明を出した。
   ソ連に助けを求める。と。

   このときアメリカはイランの石油資源に喰いこもうとしている。
   中東の安い石油を虎視眈々と狙っていた。

   と、戦後の様子がくわしく載っている。
   まるで今のシリアとアメリカとロシアと似ている。

   なるほど。シリアの内戦にもそれなりの理由があるわけだ。
   さあ、これから戦後の出光がどういう出方をするのか・・・。
   複雑な内容なので、少しずつしか進まない。


   

最新の画像もっと見る

コメントを投稿