音楽一期一会

大人のピアノ教室講師の日々を綴ります

第13回 チャレンジ・コンサート

2019年06月30日 | 大人のピアノ


本日は
八幡市生涯学習センターのふれあいホールにて

第13回チャレンジ・コンサートを
開催しました

これは
13年前より毎年行っている
大人のピアノ教室の
クラス・コンサートです



今回もレッスン生のO様が
素敵なプログラムパンフレットを
作成して下さいました






開場前のロビーには
早くから皆さんが集まって来られ
緊張の面持ち・・・




いよいよ開演です!




舞台の上に上がれば
そこは自分自身との戦い




いつも通りの演奏ができるこが
理想ではありますが
そうはならないのが舞台です


ハラハラドキドキを楽しみ
そのチャレンジをお互いに称え合うことに
このコンサートに参加する意味があると思っています






最高齢88歳の方もいらっしゃいます

司会はレッスン生のお二人の方が
前半と後半に分けて
して下さいました


客席に座って
皆さんの演奏を聴いていると
レッスン室での色々な場面が
思い起こされました



本当に
皆様よく頑張られましたね!


たとえ演奏が
練習通りに完璧にはいかなくても
皆さんお一人お一人のピアノに向かっている姿が
それぞれに宝石のように
美しく輝いていましたkirakira2kirakira2kirakira2


《program》

1.北国の春・・・・・・・・・・・山田 耕二
2.ロミオとジュリエット ・・・・ 脇田 恭子
3.モーツァルトの子守歌・・・・・林 みつ子
4.エーデルワイス・・・・・・・・児島 優子
5.愛の喜びは ・・・・・・・・・樽井 康代
6.ハトと少年 ・・・・・・・・・四方 亜紀
7.Let It Be ・・・・・・・・和気 裕子
8.瞳がほほえむから ・・・・・・高木裕子 
9.再び白いライラックが咲いたら・黒田 千恵子
10.糸 ・・・・・・・・・・・・伊藤 みどり
11.夢はひそかに・・・・・・・・・山崎 則子
12.オネスティ
・・・・小島 浩一(sax) 小島 佳代子
      (休憩)
13.ドナウ河のさざなみ ・・・・・・山下照代
14.見知らぬ国より・・・・大林 桃代 
15.シチリアーノ ・・・・・大田豊美 
16.ソナチネOp.55-3より第2楽章・・長谷川 敏子 
17.ヴェニスのゴンドラの歌Op.19-6・渡部 恵美
18.悲愴より第2楽章 ・・・・・ 岩見 直美 
19.ミスティ ・・・・・・・・・内片 やよい
20.ラフマニノフピアノ協奏曲第2番
齊藤 雪子 西村 玲子

21.ロマンスOp.12 ・・・・・・・原田 智子
  




第58回いどばた音楽会

2019年06月09日 | いどばた音楽会



本日は
エイジガーデン渚さんで
第58回いどばた音楽会を
開催いたしました

今日のテーマは
「雨でも元気に!」

いつものように
各自のお部屋から
ピアノのある食堂へ
大勢の皆さんが集まって下さり
歌を歌ったり
体操をしたりして
楽しい時間を過ごすことができました



耳たぶ体操


① 雨ふり~カタツムリ    (オカリナ演奏)
* 耳たぶ体操
* ぱたから体操
② 雨            歌う
③ 雨ふり          歌う
④ 雨ふりお月        歌う
⑤ 青葉茂れる桜井の     体操
⑥ オカリナ演奏(4曲)  曲名あてクイズ  
*軽い体操     
⑦ ふじの山         歌う
⑧ 瀬戸の花嫁        歌う
⑨ いつでも夢を       歌う 





ぱたから体操



「青葉茂れる桜井の」の歌に合わせ
手と腕を動かします

私たちには
あまり馴染みの無い歌ですが
皆さん
この歌をよく覚えていらっしゃいました




きれいなオカリナの音色。。。

曲名をあてていただきました




手指の運動と
できる方には
足も動かしていただきました



あっという間の40分間で
終わったら
皆さんが名残惜しげに
手を振ってくださいました

*来月は7月14日(日)の予定です




ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

2019年06月02日 | コンサート



アンドリス・ネルソンス指揮
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 

マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」から

     バリトン トーマス・ハンプソン

チャイコフスキー: 交響曲第5番 ホ短調 op.64



ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団は
1743年に世界で初めて
市民階級による自主経営オーケストラとして
発足したのだそうです

それまでの宮廷専属オーケストラと異なり
王侯貴族のような身分でなくとも
入場料さえ払えば
誰でもオーケストラ演奏を
聞けるようになったのだといいます

「ゲヴァントハウス」の名は
彼らの拠点であった織物職人の
集会所(ゲヴァントハウス)に
ちなんでいるのだとか


さて
今日の演奏では
随所で心にぐっとくるところがありましたが

最も印象に残っているのは

マーラーの「子供の不思議な角笛」からの
最後の音が鳴り終わったあと
拍手が始まるまでの

吸い込まれるような沈黙の時間でした


私は
常々「休符はとても大切な音楽」と
思っています

今日の演奏では
随所でその休符の音楽を楽しむことができました

そしてマーラーの最後では
最終音の響きの余韻を

聴衆全員の心が一つになって
楽しむことができたような気がします


一方
ちょっと残念だったのは
チャイコフスキーの最終楽章の最後でした

演奏はコーダに向かってクライマックスとなり
興奮のルツボの中
最後の最後まで完璧に駆け抜けていったのですが
その最終音が鳴った瞬間

間髪を入れず
せっかちな聴衆の
「ブラボー!!」の叫び声と乱暴な拍手により

最高の音楽が
あっけなく打ち砕かれてしまったような
とても残念な気分になりました

せめてあと一秒
待ってくれたらよかったのに。。。