第11回関西弦楽器制作者協会展示会 2019年05月03日 | 音楽つれづれ 中之島の大阪中央公会堂で開かれた 「第11回関西弦楽器制作者協会展示会」に 出かけてきました パンフレットによると 関西弦楽器制作者協会には 現在45名の会員が在籍し 今年度は そのうち28名の制作者が 出展されていました お世話になっている 樟葉在住の大島崇史氏(Liuteria TAKASHI)も 出展されていました
ストラディヴァリウス300年目のキセキ展 2018年10月11日 | 音楽つれづれ 「東京ストラディヴァリウス・フェスティバル2018」が 開催されています その中で 21挺のストラディヴァリウスが 集結する 「ストラディヴァリウス300年目のキセキ展」に 行ってきました ミニコンサートも開かれ ストラディヴァリウスの音を 間近で聞くことができました それにしても 9日は初日ということもあったのか 想像を超える大勢の人が押し寄せていて 入場チケットを買うのに 30分も並びました
「蜜蜂と遠雷」 2017年03月19日 | 音楽つれづれ ピアノの生徒さんから 是非読んでください!と薦められ ピアノコンクールを舞台にした小説 「蜜蜂と遠雷」(著・恩田陸/幻冬舎) を読みました 近年は忙しさを言い訳に 小説を手にとることなど ほとんどなかったのですが 読み進めていけばいくほど ストーリーの先が気になって 一晩で一気に読んでしまいました 特に心に残った一節 覚えておきたい言葉を 書き出してみます ■「媒介者?」 「作曲家も、演奏家も、みんなさ。 元々音楽はそこらじゅうにあって、 それをどこかで聴きとって譜面にしてる。 更には、それを演奏する。 創りだしたんじゃなく、伝えてるだけさ」 「預言者ですね。」 「そう。神様の声を預かって、伝える。 偉大な作曲家もアマチュア演奏家も、 音楽の前では等しく一預言者である。」 ■何かが上達するというのは階段状だ。 ゆるやかに坂を上るように上達する、というのは ありえない。 弾けども弾けども足踏みばかりで ちっとも前に進まない時がある。 これがもう限界なのかと絶望する時間が いつ果てるともなく続く。 しかし、ある日突然、 次の段階に上がる瞬間がやってくる。 (中略) ああ、そうだったのかと納得する瞬間。 文字通り新たな視野が開け なぜ今まで分からなかったのだろうと 上ってきた道を見下ろす瞬間。 ■おおかたの演奏家は 作曲者の意図を理解して 曲のほうに自分を引き寄せていく。 (中略) この子は逆だな。 曲を自分に引き寄せるというか(中略) 曲を自分の世界の一部にしてしまう。 曲を通して、自分の世界を再現している。 どんな曲を弾いても 何か大きなものの一部にしてしまっている。 ■「フィボナッチ数列だね」 そう呟き、彼はにっこりと笑った。 不意に声を出して笑い出したくなる。 幸福。幸福だ。 世界はこんなにも音楽に溢れている。 (中略) ミュージック。 その語源は、神々の技だという。