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寝具の情報・ニュースまとめブログ

元・寝具店経営者の視点からふとんの使い方・選び方を発信するブログです。

最新クール寝具性能比較「モノクロ」17年8月号発売開始。

2017年06月22日 | 夏の冷感(クール)寝具



こんにちは、ふとんや元店長です。
本日は手元の気象計によりますと、
午前八時現在、気温二十六度、湿度六十二%、
豪雨が去ってやや蒸し暑い一日です。

先日ご紹介した晋遊社の雑誌「モノクロ」が発売になりました。
「冷感敷きパッド最強ランキング」という特集が組まれており、
私も微力ながらご協力させていただきました。
敷パッド以外にもまくらやケットなども少しですが検討しております。
この検討会ですが、参加した専門家四名が個性的で、
「一番大事に思っている事」がそれぞれ異なる一方で、
「夏を快適に過ごす為に大切な事」は一致していた為、
全く別の視点から同じゴールへ向かって進む、
という多様性に恵まれた実のある議論が出来たと思います。
また検討者が男女二名ずつであったのも良かったと思います。

なお比較検討に登場したクール敷パッドは以下の通りです。
 1、ロマンス小杉  アイス眠EX-S敷パッド
 2、エアウィーブ  クール×クールパッド
 3、マニフレックス アイス敷パッド
 4、テンピュール  ネオアイスブリーズ抗菌プラス敷パッド
 5、無印良品    麻綿敷パッド
 6、イオン     アイスコールド敷パッド
 7、イケア     ミスクマードラマットレスプロテクター
 8、ディノス    デオアイスシリーズ敷パッド
 9、モフア     アウトラストクール敷パッド
10、ドンキホーテ  接触冷感敷パッド
11、ケーヨーD2  プレミアムひんやり敷パッド
12、ニトリ     Nクールダブルスーパー敷パッド
13、カインズ    ひんやり長続き敷パッド
14、セブンP    さらっとひんやり敷パッド
15、しまむら    ファイバードライひんやり敷パッド 

以上15種類の涼感敷パッドを比較検討し、順位付けが行なわれております。
勿論四人+冷感値の総合力診断なので、
結果としての順位表は私の考えとは異なる部分も多いのですが、
納得できる部分も多々あり、購入時の参考とするには十分だと思います。
是非是非ご一読下さい。


MONOQLO(モノクロ) 2017年 08 月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
晋遊舎

680円


ニトリ NクールWSP
3,990円

【ロマンス小杉】 アイス眠 EX-S(ソフト) 敷きパッド シングル(100×205cm) 日本製 ブルー 1-3131-5450-7700
クリエーター情報なし
ロマンス小杉

15,665円

エアウィーヴ クール2(クール×クール)パッド シングル 数量限定 6-110011-1
クリエーター情報なし
エアウィーヴ

15,120円


マニフレックス アイス敷パッド
11,880円






雑誌「モノクロ」8月号で冷感寝具特集(6月19日発売)。

2017年06月01日 | 夏の冷感(クール)寝具


こんにちは、ふとんや元店長です。
本日は手元の気象計によりますと、
午前九時現在、気温二十六度、湿度七十%、
雨模様の一日らしく湿気がまとわりつきます。

今回はクール寝具特集を取り上げる雑誌についてです。
晋遊舎(しんゆうしゃ)さんから発行されている
雑誌「モノクロ」の8月号で冷感寝具特集が組まれます。

「冷感敷パッド最強ランキング(仮)」と題し、
20種類以上の現役クール系パッドシーツ、ケット、枕などを、
15頁に渡って検証していく大規模なものです。
丁度これから盛夏を迎える頃、
今年の冷感涼感寝具の購入・導入を迷われている方には、
ぴったりな特集と言えるかも知れません。

特に今回はモノクロさんらしく、
雑多なメーカー・価格帯から選ばれたクール寝具を、
値段に関係なく採点し、番付化していこうという企画で、
メーカーや販売店の利害関係から離れた記事である事が特徴です。

検証を加えたのは、
 ・インテリアコーディネーター
 ・現役自然派寝具店経営者
 ・睡眠と灯りのナビゲーター
という骨太い自説をしっかり持たれている方々です。
私も四人の検証チームの末席に添えていただきました。

中々に珍しい機会であると感じたのは、
会合が徹頭徹尾、利害に影響されておらず、
ひたすら検証者が検体に向き合い、議論する場であったという事です。
普通はこうした会合には大抵ヒモが付いていますから、
何らかの誘導や忖度があるものなのですが、
今回はそうした遠慮もなく、開放的な雰囲気で話し合えました。
また検証チームのメンバーが持つこだわりポイントは、
それぞれの肩書きが示す様に各々異なるのですが、
それでいて議論の礎となるべき根本部分では、
事前の摺り合わせがあった訳でもないのに大枠は一致していて、
そのお蔭か議論に空転がなく終始建設的であれたと思います。

今回、特に検証の対象とされたのは冷感敷パッドでした。
15社15種類の夏の敷パッドが用意されていたのですが、
下は2,900円から上は16,200円までと、価格的にも幅広い陣容で、
各パッドを行きつ戻りつ、評価を加えました。
こののち更に調査機関を利用した科学的検証も行ない、
その結果を踏まえて番付けが出されます。
また総合的な番付とは別に、
検証チームそれぞれにオススメのクール敷パッドも、
各自数点ずつ挙げてあります。

果たして検証チームはどのメーカーのどの商品に、
如何なる評価を与えたでしょうか?
結果は是非、2017年6月19日発売の、
「モノクロ」誌上でお確かめいただけたらと思います。

そして、この企画が皆様の商品取捨選択の一助となれば幸いです。

※画像は検証開始前のスタジオ。
 検体の涼感寝具は映っている他にもうふた山ありました。



MONOQLO (モノクロ) 2017年 08月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
晋遊舎

「冷感敷パッド最強ランキング(仮)」掲載号
690円 2017年6月19日発売予定



東京西川 クール敷きパッド シングル 接触冷感 ダブルメッシュで通気性UP SEVENDAYS ブルー PM07001548B
クリエーター情報なし
西川産業

2,067円


東京西川 簡単シーツ シングル クールタッチ アウトラスト×帝人クールセンサー使用 ブルー
クリエーター情報なし
nishikawa sangyo

8,780円


昭和西川 Cool Liv RELAX ひんやり 接触冷感 敷きパッド シングル 100×205cm ブルー
クリエーター情報なし
昭和西川

16,200円


クールパッドシーツの選び方(2017年速報版)。

2017年05月09日 | 夏の冷感(クール)寝具



こんにちは、元ふとん屋店長です。
本日は手元の気象計によりますと、
午前八時現在、気温二十七度、湿度四十%、
初夏!という感じの陽気です。

さて愈々クールパッドが欲しい季節になってきました。
当ブログでは毎年クールパッドを取り上げてきましたが、
今年も簡単に冷感寝具についての、
考え方、選び方、買い方などを書いてみたいと思います。
なお今回はパッドシーツを中心に取り上げます。

1、冷感寝具に期待する事
 冷感寝具に期待する事は主に二点です。
 即ち、
  ・体感温度を下げる
  ・体感湿度を下げる
 というものです。

 基本的に睡眠中の気温は33℃湿度50%が適当とされています。
 ところが初夏~夏~秋にかけては、
 湿度か気温のいずれかが当条件を上回ってしまう夜が多く、
 特に発汗量の多さから、
 寝床内の気温湿度が上昇しがちな男性を中心に、
 快適でない睡眠を余儀なくされてしまっている場合が多々あります。

 そこで冷感寝具には温度と湿度の調整が期待されています。
 ではその為に、どの様なパッドシーツを選べばよいのでしょうか。

2、パッドシーツで湿度を下げる
 パッドシーツに気温湿度の調整をしてもらうとして、
 両者のうちより簡単に調整できるのは湿度の方です。
 そこで先ずは湿度について先に考えたいと思います。

 湿度は基本的にはなくてはならないものであり、避けられないものです。
 余り低下してしまっても乾燥して厄介なのですが、
 上昇しすぎてもジメジメしたりして不快感そのものになります。
 つまり程好いところで維持したい存在です。

 ところが睡眠時には、
 部屋に元々ある湿気に加えて大きな問題が生じてしまいます。
 それが睡眠者本人の発汗です。

 ヒトは睡眠の際、平常時よりも体温を約1度下げると言います。
 体温を下げる事で睡眠状態になり、必要な調整を行なう様なのですが、
 入眠時に体温を下げる役割を担っているのが発汗です。
 発汗を利用して体表から熱を放出し、体温を下げる訳です。
 従って量に個人差はありますが、入眠時発汗は誰にでもあります。
 問題はその汗の行方です。

 基本的に出た汗は睡眠中のヒトの周辺にわだかまります。
 というのも睡眠時ヒトは寝具を使っていますので、
 寝床内(ヒトが寝具に包まれている内側をこう呼びます)は、
 掛寝具と敷寝具によって外界と隔絶されており、
 体内から放出された汗は行き場がなく、寝床内を漂うしかないのです。
 これが寝床内湿度上昇の一原因です。
 このままにしておくと湿度が急上昇しますので寝返りが増えたりしますが、
 更には気体化している湿気が液体化してパジャマやシャツを濡らしてしまうため、
 夏風邪の原因となるなど、一層厄介な事になります。
 
 そこでこうした発汗で生じた湿気には、
 素早くどこかへ消えて行ってもらう必要が生じます。
 その役割を果たすのが、敷寝具であり掛寝具です。
 基本的に発汗で生じた寝床内の湿度は、
 (素材にもよりますが)8割弱を敷寝具が、2割強を掛寝具が吸収します。
 夏でも薄いダウンケットを用いるのはこうした吸湿機能が期待されての事です。
 敷寝具は8割弱の湿気の吸収を分担しますので、
 寝床内湿気の早期撲滅にはより大きな役割を与えられていると言えます。

 また湿気は素早く吸収するだけでも問題になります。
 吸った湿気はその時点で消えてしまう訳ではなく、
 発散してもらわないと、結局湿度を上昇させてしまいます。
 こうした湿気の早期吸収発散能力を持ったパッドシーツを、
 私はクールパッドシーツと区別するために、
 「ドライパッドシーツ」と呼んでいます(別に私の造語ではないです)。

 急速吸収即時乾燥が身上ですので、
 表層・中わた・裏地のいずれにもポリエステルを用います。
 この頃はエステル100でも滑らかな表面加工が可能なので、
 感触的に気になる方の比率はかなり減少していると思います。
 売りはともかく乾きが早い事。
 睡眠時、コットンのパッドシーツと比較すると、
 寝汗がハッキリ減ったと感じる方が多いのではないかと思います。
 また洗濯時の乾燥も勿論早いので、当該季節には便利です。
 価格が低いのも特徴で、
 1シーズン持ってくれれば、というものなら数百円から存在します。

 なお表層をエステル100ではなく、
 エステルへの特殊加工を施したりレーヨンなどを使用する事で、
 クール感を出しているものも存在します。
 これら980円~数千円のクール付与型ドライパッドの涼感力は概して当てになりませんが、
 結果的により寝汗を減らす効果はそれなりにある様にも思われます。

 ドライパッドの選び方としては、
 徹頭徹尾、湿気吸収力と速乾性に注目する事、
 寝心地を変えてしまいそうなもの(硬い・柔らかいetc)は選ばない事、
 店頭で購入するなら比較的好みの触感のものを選んでみる事、
 などでしょうか。
 逆にこのジャンルは安価である事が売りなので、
 中途半端に機能が付与されて中価格に踏み込んでしまった商品は、
 鳥渡立ち止まって考えてみても良いと思います
 (このジャンルは中価格帯が最も割を食っていると思う)。
 またメーカーも寝具店も直ぐに天然素材をねじ込んでこようとしますが、
 ドライパッドに関しては初志貫徹で天然素材は排除してしまって良いと思います。
 天然素材で考える場合はまた全然別のアプローチが必要です。
 
 まとめますと、
 ドライパッドシーツは、
 急速吸収即時乾燥を是としたパッドシーツで、
 とにかく寝汗を素早く吸い、素早く発散する事に主眼を置いたパッドです。
 基本的には化学繊維を利用して作られており、
 極々薄い中わたもエステルわたです。
 機能は絞られており、代わりに安価です。
 スーパーからデパートまであらゆる販売店で売られており、
 最も目にし易く選択肢が多い商品です。

3、クールパッドシーツで体感温度を下げる
 湿度を下げるドライパッドに対して、
 涼味を感じさせてくれるのがクールパッドシーツです。
 今回は昔に一世を風靡したアイスジェルパッドは含めません。

 睡眠中に涼しさを感じさせてくれて、
 暑さで目覚めてしまう可能性を下げてくれるクールパッドシーツ、
 その方式には大まかに言って下記の3種があります。
 即ち、
  ・特殊素材
  ・熱吸着
  ・熱伝導
 です。

 特殊素材にはさまざまなものがあります。
 アウターのシャツなどでも現在かなり広く活用されており、
 涼しく感じさせる効果は既に実証済みの技術も多いです。
 寝具業界では代表的なものとして、
 「アウトラスト」
 「PCM」
 などがあります。
 中でも「アイスPCM」は寝室の環境によっては大きな力を発揮します。
 
 熱吸着は寝具業界にクールパッドシーツというジャンルが成立したときからあるもので、
 接触冷感機能とよく呼ばれていました。
 ヒトの表皮にある湿気を布が急速吸収する際、
 ついでにヒトの熱も持って行ってくれるのでヒトは涼しく感じる、というものです。
 現在販売されているクールパッドシーツの多くの割合をこの形式が占めています。
 一瞬しか涼味がないし、一度湿気を吸ってしまうとクール機能を半ば失うので、
 クールというよりはドライパッドシーツの補助機能という様に考えられなくもないです。

 熱伝導は最近の主流です。
 ポリエチレンが配合されているパッドシーツは大体熱伝導機能商品です。
 ヒトが触れている部分から伝わった熱を、
 シーツの表面積一杯に伝導させ飛ばしていく事で、
 熱を一点に籠もらせず、従って涼しく感じるという機能です。
 現時点ではパッドシーツとしての総合力はこの熱伝導が最も優れていると思いますが、
 能力的に期待外れに終わる商品が多い気がするのは難点かも知れません。

 これら各般にわたるクールパッドシーツを細かく見ていくと長くなってしまうので、
 簡単に纏めてしまいます。
 なお2017年モデルはまだ店頭でも出揃っておらず、
 余り検証できていないので、
 不完全な噂話レベルのものとしてお考えください。

 先ず特殊素材使用のクールパッドについて。
 このジャンルでは「西川リビング」の、
 「アイスPCMパッドシーツ」が依然として独走態勢かに見えます。
 もう進歩は止まっておりますので、
 既にお持ちの方など使用経験がおありの方は
 現状の印象をもとに検討してしまって概ね問題ないです。
 相変わらず寝心地が硬くマットレスの寝心地を変えてしまうので、
 ここを容認できるかどうかがカギとなります。

 次に熱吸着について。
 当機能に関してはクールといえばクールかなぁというくらいの期待度が相応しいです。
 上でも記した様にドライパッドシーツの補助機能としてなら優秀です。
 価格的に追いかけない方が利を得やすい様な気がします。

 最後に熱伝導について。
 機能的には非常にピンキリです。
 値段が高いから、エチレン使用比率が高いから良い訳でもなく、購入判断が難しい。
 但し同じエチレンでも熱伝導力に優劣があるのはハッキリしており、
 基本的に現状、
 「高分子(量)ポリエチレン」を標榜しているものが高機能モデルです
 (同じ高分子でもまた更に優劣があると思われます)。
 高分子エチレンを謳った商品は現在、
 ・西川産業
 ・京都西川
 ・昭和西川
 ・フランスベッド
 などが展開している様子です。
 全社共通して中わたを使わずに、
 立体構造(ハニカムなど)で降ってきた湿気を捌こうとしています。(注
 今年もそうした展開は変わらない様子なので、
 目新しさはいまのところ感じられずにいます。
 私としては熱伝導でエステルの中わたを採用した商品を、
 どこかがまた出してくれないものかと首を長くしています。

 まとめますと、
 クールパッドシーツにも機能を持たせるための考え方が色々あり、
 様々な商品が実際に発売されているけれども、
 クール機能については効果に大小があり、
 クールメインのものと、ドライ補助のものがあるので、
 予算と必要性に応じて選択する必要があります。
 また2017年について言えば、
 クール機能に関しては特段の進歩・変化はない様に思える、
 という事になるかと思います。

4、終わりに
 以上、冗漫ではありますが夏の涼感パッドシーツについてみてきました。
 こうした機能性パッドシーツは数百円から数万円まで、
 価格が非常に幅広いのが特徴です。
 是非御自身の睡眠における問題点
  ―例えば暑いのか、蒸しているのか― を整理して、
 必要なタイプを見計らってもらえたらと思います。

 なおクール機能に関しては、
 夏本番の季節においては基本的に機械空調併用が想定されています。
 これはクールパッドシーツは飽くまでも室温に準拠するものであり、
 室温が30℃なのに涼しく感じさせる事ができるものではないからです
 (勿論不快感の緩和には役立つとは思います)。
 そうした意味では今頃の五月・六月、または九月あたりが、
 最もクールパッドシーツの本領を発揮できるシーズンであると言え、
 早い時期の検討が望まれます。
 そのためにも店頭はもう少しクール系寝具の展開時期を早めて欲しいものです。

最後に、
他にもクールパッドシーツに関する記事は色々あります。
右側のカテゴリ欄から「夏の冷感寝具」をご選択ください。
 

注)
 私は昨年(2016年)は産業のものと昭和のものを使用してみましたが、
 産業は湿気を捌くのが上手だが寝心地の改変と肌に対しての荒さに難があり、
 昭和は寝心地の改変は少なく肌にも優しいが湿気を捌くのが遅すぎる(液体化する)、
 などと得手不得手がハッキリ出てしまっていました。
 産業のモデルは元々キルトが硬く肌に対して感触が強いのと、
 湿気を早く大量に表層の裏側へ落とそうとするために、
 立体メッシュ構造に厚みを持たせた事が、
 マットレスの寝心地の改変にも繋がってしまい、難点となってしまっていました。 
 一方の昭和は恐らく表層の肌優しさを出すために表面密度を高くしており、
 それが湿気の表面裏への浸透を妨げてしまい、
 入眠時に一挙に発汗する事で急上昇した湿度を捌き切れていないのではなかろうか。
 昭和のものも一晩の平均で見れば湿気は捌けているのだが、
 序盤の速度を要する段階でのもたつきが湿気の液体化を招いてしまっていると思われる。
 私はクールパッドシーツはドライパッドシーツの機能を高めたものと考えているので、
 ドライ感を得られない昭和のクールパッドよりも、
 産業のクールパッドの方が機能的には結局勝っていると思いますが、
 一方で肌が弱いので寝心地は昭和のものが欲しい。
 最終的には気分と体調で両者を併用しましたが、
 願わくば両立したものが開発・販売されて欲しいものです。



東京西川 敷きパッド ダブル クールマジック ブルー PIP0505291B
クリエーター情報なし
西川産業

3,701円

東京西川 敷きパッド(東レの冷感素材・キュープ使用) シングル アイスプラス
クリエーター情報なし
西川産業

3,010円

【京都西川】接触冷感ひんやり敷パッド【ブルー】サイズ:シングル100×205cm 四隅ゴム付き  (ブルー)
クリエーター情報なし
問屋クラブ

5,100円

西川リビング ICM17 アイスミスト敷きパッド 100×205cm 1319-01712 10ピンク
クリエーター情報なし
西川リビング

9,800円

西川の冷感寝具[クールリブ]COOL&RELAXパッドシーツの使用感想。

2016年09月05日 | 夏の冷感(クール)寝具


こんにちは、ふとんや元店長です。
本日は手元の気象計によりますと、
気温二十九度、湿度七十%、
もう陽射しも雲もすっかり秋で、朝晩など涼しいときもありますが、
数字で見るとまだまだ厳しい残暑の様です。

遅れ馳せにもほどがあるのですが、
昭和西川から発売された冷感シーツの感想を上げたいと思います。
もう鳥渡購買意欲はないかも知れませんが、
まだの方は勿論、もうの方も来年以降の参考になればと思います。

昭和西川の当商品は、今年新発売された涼感寝具です。
所謂パッドシーツであり、上代は15,000円(税別)。
商品の傾向としては西川産業の「クールタッチ」シリーズの、
中でも15,000円上代のものと近似しております。
というよりも恐らく意識して開発されたものと思います。
昭和と産業は東京・地方問わず結構競合しており、
同じ百貨店内に隣り合って商品を陳列されている場合も少なくなく、
また特に夏の涼感寝具は複数メーカーのものを同一コーナーで展開しますので、
食われないためには対抗商品が必要なのだろう、と勝手な空想をしたりもしております。

従いまして普通は単体としての使用感をレビューするものであろうかとは思いますが、
我々消費者にとって結局重要なのは比較である事を考えますと、
単体で評価しても「あっちもこっちもみんないい」結果に陥ってしまう事も考えられますので、
今回はよく似ている昭和西川のCOOL&RELAXと西川産業のクールタッチを比較しつつ感想を述べたいと思います。
なお感想は飽くまでも個人のものであり、普遍化しようと考えてのものではありません。

両商品の近似しているポイントですが、
 ・蓄冷カプセルや○○シートを付したりするのではなく、純粋にシーツとして機能を発揮する。
 ・その秘訣として高分子ポリエチレンを採用。
 ・エチレン100ではなく天然糸と混紡(昭和は綿、産業はレーヨン)。
 ・中わたは不使用。
 ・裏地にハニカムで通気性確保。
というように非常にコンセプトが似ています。

逆に違いを見てみますと
 ・エチレン比率は昭和の方が高い。
 ・厚みが昭和は産業の約半分(産業は裏地がダブルメッシュ)。
 ・昭和は消臭効果を付与。
というところかと思います。

ではポイントごとに使用感を比べてみましょう。
参考までに業界で最も有名なクールパッドであるアイスミストも入れておきます。

1、冷感
 夏の冷感シーツな訳ですからこれが最も大事と考える方も多いかも知れません。
 一言で言いますと、冷感については産業のクールタッチの方が上と感じました。
 エチレンの比率は昭和の方が上回るのですが、
 エチレン100だけど少しも冷たくない品とかもありますし、
 冷感シーツについてはカタログスペックが当てになりにくいものです。
 私は涼しさの差は高分子エチレン自体の品質差からきている可能性が高いと思いますが、
 或いは織り方からも差が生じているのかも知れない。
 冷たさに関しては、
  西川リビングアイスミスト>西川産業クールタッチ>昭和西川COOL&RELAXと個人的に感じました。

2、除湿力
 夏は寝汗も非常に厄介な存在で、これを減らすのも冷感シーツの大切な役割です。
 この点に関しては両方とも差が無い様に感じられました。
 産業はダブルメッシュで裏地の処理に力が入っておりますが、
 除湿という点ではそれほどの差異を生み出せている様にも感じられない。
 一方の昭和のものは表面のなめらかさを出すために表層密度が高いためか、
 湿気の抜け落ちに改善の余地がある様に思われます。
 湿気が表層から下へ抜け落ちる速度が遅いと表面発散が優秀でも追いつかないです。
 それは寝汗の顕在化に繋がる事になってしまいます。
 人の発汗は時間軸で見た場合均一ではなく緩急がありますので、
 急の場合にもある程度の対応能力が求められます。
 この点、昭和の製品は個人的には全体として湿気の抜ける速度が緩い傾向がある様に思われます。
 双方の今後の商品開発に期待して言わせてもらえば、
 矢張り少量の中わたがあった方が蒸れにくいと思います。
 尤もその中わたに脱脂綿を採用してしまっては却って改悪になってしまうところが難しいところですが。
 除湿に関しては、
  西川産業クールタッチ>昭和西川COOL&RELAX>西川リビングアイスミストと個人的に感じました。

3、寝心地
 最近は敷き寝具やマットレスなど、こだわりの品が増えました。
 何を買えば自身に合うのか? これは多くの方に取り悩ましい問題です。
 従って折角のお気に入りマットの寝心地を変えてしまう様では失格です。
 さてこの点で問題になるのが産業のダブルメッシュです。
 より湿気の抜けを高めるべく採用された使用ですが、その分、パッドが分厚くなっております。
 私にはそれが余計なバウンド感を生んでいる様に感ぜられます。
 つまり産業のクールタッチは寝心地が中々に独特なのです。
 一方の昭和のCOOL&RELAXはシンプルなハニカム構造なので、地厚さもなく、寝心地も無個性です。
 この場合の無個性というのは邪魔をしないという事と同義ですから、寧ろ利点と考えます。
 寝心地に関しては、
  昭和西川COOL&RELAX>>西川産業クールタッチと個人的に感じました。
   なおアイスミストは個人的には比較不能です。

4、肌さわり
 上記の写真を比べていただきたいのですが、
 昭和と産業ではキルトに違いがあります。
 左の昭和はダイヤキルト、右の昭和はウェーブキルトですね。
 ダイヤキルトは非常に伝統的で見栄えも普通、ですが弱点がないです。
 波キルトは涼しそうなのですが、波の頂点部に布の折り目、山と谷ができやすいという弱点があります。
 普通の布ならば山と谷ができてもそう問題ではないのですが、
 エチレンの場合は糸が強くそうはいきませんで、特に山になったところの折り目は痛いです。
 勿論人によると思いますが、肌が弱い方は要注意かと思います。
 また表面のなめらか度も昭和の方がスムーズと感じました。
 これは恐らくは結果としてこうなったのではなく、両社ともに目指した方向を具現させたもので、
 昭和のCOOL&RELAXはシルキータッチ、産業のクールタッチは凹凸が目立つ感じです。
 これはもう好みとしか言えませんが、シルキーな方が個人的には好ましいです。
 但し昭和のシルキーにも弱点があります。絹感を出すために目を詰めてあるのですが、
 そのせいか時々髪の毛が絡まり、ぷつっと抜ける事があるのです。これは地味にストレスですね。
 肌さわりに関しては、
  昭和西川COOL&RELAX>西川リビングアイスミスト>西川産業クールタッチと個人的に感じました。

5、洗濯
 洗濯後の変化についてはどちらもそれほどの違いは無い様に感ぜられます。
 どちらもそれなりに毛羽が出るし、どちらもそれなりに維持してくれるし。
 乾きもともに早いです。
  昭和西川COOL&RELAX=西川産業クールタッチ>西川リビングアイスミストと個人的に感じました。

以上、冗漫に比較をしてみました。
まだ比べるべき項目もあるかも知れませんので、気が付いたら加えたいと思います。
簡単に結論を言えば、
 より冷たいものが欲しければ西川産業のクールタッチ、
 寝心地のよいものが必要であれば昭和西川のCOOL&RELAXといった感じかとも思います。
購入検討の際に多少なりとも役立てば幸いです。




京都西川 接触冷感 敷きパッド ダイヤモンドキルト シングル 瞬間 冷却 省エネ エコ ひんやり クール クールリンク CoolLink アイボリー
クリエーター情報なし
リコメン堂

1,980円


西川 敷きパッド シングル 接触冷感 ひんやり クール クールセンサーEX PIP06000390 アイスプラス
クリエーター情報なし
東京西川

3,980円


昭和西川 Cool Liv FINE ひんやり 接触冷感 敷きパッド シングル 100×205cm ピンク
クリエーター情報なし
昭和西川

7,560円


昭和西川 Cool Liv ひんやり 接触冷感 敷きパッド ボーダー Q-max値0.401 シングル 100×205cm
クリエーター情報なし
昭和西川

10,800円


昭和西川 Cool Liv RELAX ひんやり 接触冷感 敷きパッド シングル 100×205cm グレー
クリエーター情報なし
昭和西川

11,340円



2016年、夏の冷たいクールパット紹介(速報版・5/1追記)。

2016年04月26日 | 夏の冷感(クール)寝具

こんにちは、ふとんや元店長です。
本日は手元の気象計のよりますと、
午前九時現在、気温二十三度、湿度四十五%、
初夏らしい一日となりましょう。

一年も四月の下旬に入りました。
この頃になると店側がそろそろ気にし始めるのがクールパッドです。
早い店では黄金週間の前から熱心な店頭展開を開始します。
実際、当ブログでの検索ワードでも徐々に目立って参りました。
そこで今回は本2016年における主要な冷たい寝具を見ていきたいと思います。
なお夏の冷感寝具の展開はまだまだ先、という店が目立つのが実態でありますし、
そもそもメーカー自体の供給が漸く軌道に乗り出すかなくらいのタイミングですので、
飽くまで速報版という事でご容赦ください。

先ずはクールパッドシーツについておさらいいたします。
夏の冷感シーツ、と販売側が主張した場合に、そのシーツには大きく二種類に分類できます。
 ・なるほど冷たく感ぜられる可能性が高いクールシーツ
 ・冷感は感じにくいが除湿性に期待できるパッドシーツ
もう一つ付け加えれば、冷たくなくてムシムシするパッドシーツもありましょうが、
基本的に成功している夏のパッドシーツというものは、
冷感か、爽やかさか、或いはその両方をもたらしてくれるものです。
そして殆どの夏のパッドシーツはご家庭の洗濯機で洗えます。
サイズ的には、
 ・シングルのみ
 ・シングルからダブルまで
の二通りが主流です。
残念ながらワイドダブル以上のサイズを用意してくれているメーカーは余りありません。
使用方法としては、ベッドでもふとんでも、
基本的には一番上に敷いて用います。
勿論パッドシーツの上にシーツをかぶせて使ってもいいのですが、効果は激減します。
洗えるものであれば(一部を除き)乾燥も早く出来る様に作られております。
一般的には夏の涼感パッドシーツというものは直接肌に触れる感じで使うものです。

ザックリとパッドシーツの優劣を項目として列挙してみますと、
 ・冷たいと感じられるか
 ・冷たさの持続性や回復力はいかほどか
 ・爽やかか
 ・使用中にビショビショしないか
 ・マットレスの寝心地を変えてしまわないか
 ・肌へのあたりがキツくないか
 ・使用後に乾燥させやすいか
 ・毛羽立ち、へたれが早すぎないか
 ・洗濯に強いか
こんな感じになるかと思います。
なおクールパッドではなくドライパッドでいいんだ、という事であれば第一項目は不要です。
また冷たくさえあればもはや寝心地はどうだっていい、という場合や、
壊れやすくてもいいからとにかく今この瞬間に冷たくありたい、
など、項目は絶対に全て揃わなければならない訳でもなかろうと思います。
よろしければこちらもご参照ください。
  ・夏に使う「冷たい(クール)寝具」の基礎知識。
  ・夏の冷感シーツ紹介・西川の「アイスPCM敷きパッド」。
  ・オススメできない「クールパッドシーツ」 ―脱脂綿と接触冷感―


では2016年版のクールシーツの概観に移りたいと思います。

一、西川産業
 西川産業は売り上げ自体はともかく、コンセプト的には最も先進的であったメーカーであると思います。
 13年からのエチレン系クールパッドは誠に革命的でありました。
 しかし一方で迷走が目立ってしまった様にも思われます。

 主力は「クールタッチ」シリーズです。
 今年は一万円、一万五千円、二万五千円の三通りのクールパッドシーツが展開されます。
 このうち売れ線は恐らく一万円のものと思われますが、
 価格的に最もはまり易いというだけで、価格的機能的に中途半端である様に思われますので無視して大丈夫かも。
 二万五千円の手は西川産業得意の「エアーサイクロン」と高分子ポリエチレンを合体させたもので、
 ある意味非常に力の入った商品である様に思われます。
 但しエアーサイクロン自体の寝心地は私的には疑問符で、非常に硬く、
 マットの寝心地を全てエアーサイクロンの寝心地に変質させてしまうものである様に感ぜられます。
 つまりかなり人を選ぶものであると言えましょう。
 
 本命は一万五千円の手です。
 13年に初登場して以来、西川産業のクールシーツは一万五千円商品が中心的存在でした。
 今年も過去三年の主力の系譜を引き継いで登場します。
 このシリーズは個人的な感想ではありますが、
  13年=大成功-あらゆる項目に優れた革新的存在
  14年=大失敗-寝心地・冷たさ・などなどが凋落した残念な存在
  15年=ふつう-寝心地に個性が出てしまい、かつ肌に厳しい、弱点が明快な存在
 という歴史があるのですが、
 16年版はいまのところ15年版に類似している様に思われます。
 画像を見る限り相変わらず波型キルトを採用しているのもがっかりです。
 あれは横になっているときに足を左右に滑らせていると、物凄く痛く感じるときもあるんですよね。
 私の場合は朝起きたらくるぶしが擦れて真っ白になっていた、なんて事もありました。
 普通のダイヤキルトやストレートキルトでいいのに……。
 ただ私はまだ店頭では見れていないので、修正が入っている可能性はあります。
 早く店頭で確認したいものです。

 ところで蛇足ですが、西川産業はいい加減全ての夏寝具をクールタッチという商品名にするのは止めてほしいです。
 今回も上記三つの商品は全てクールタッチという商品名で、
 勿論品番は違いますが、一見すると皆同じ。
 ネットで検索しても混在するので大変に厄介ですし、
 お店で聞くにも一万五千円上代のクールタッチ、とかクールタッチ[CB6020]、とか言わないといけないのは負担です。
 こうしなければならない何かの理由があるのならばいいのですが……。

二、西川リビング
 元々クールシーツというジャンルを作ったのはこのメーカーであり、
 またPCMクールパッドシーツという商品であったと言って差し支えない気がします。
 ただ上記クールパッドシーツの心臓というべきPCMシート自体の改良性の無さと、
 既に成功した商品のコンセプトをチェンジする事の難しさからか、
 私の感覚ですと登場した12年から根本的な部分は何も変化がないままである様に思われます。

 今年のラインナップは一万円と一万八千円です。
 このうち一万円はPCMではありませんのでスルーします。
 本命はPCMシート内臓の一万八千円の手、「アイスミスト敷きパッド」です。
  表面の側生地が綿100%でドライタッチ加工、
  中わたに脱脂綿100%を200gの消臭シート入り、
  PCMシート内臓、
 という要目は変化ない様子です。
 従って過去に書いた記事をご参照いただければ、
 良い点も良くないと思われる点もお察しいただけるかと思います。
 こちらも黄金週間中には早いところでは店頭に出ると思いますので、確認してきます。

三、ロマンス小杉
 ロマンス小杉といえば一世を風靡したアイス眠が何といっても看板です。
 今年は、
  一万五千円のアイス眠EX、
  一万五千円のアイス眠ST、
  一万円のアイス眠R、
 の三本立てです。
 「アイス眠EX」はシリーズ中ではこれまで最も露出した、最も有名なアイス眠かと思います。
 私は冷たい云々以前に肌への当りがハードすぎるのに返り討ちされてしまいましたが、
 きっと好きな方は好きであろうと思います。
 「ST」は優しさを前面に押し出した商品で(STはソフトタッチの略)その点は望ましいのですが、
 中わたに脱脂綿を使ってしまっているところがどう出るのか。
 基本的にエチレン系クールシーツの特性としてあるのが、
 「エチレンは吸湿しないで下へ落とす」というものがありまして、
 ヒトが睡眠時にかいた汗を表面発散しなかった分は悉く下へ逆落としにします。
 それを脱脂綿が受け止めるわけですから、どうなのかなぁと思います。
 脱脂綿を選択したのは爽やかさという点では残念な気がしますね。乾きにくいですし。
 なお一万円の手はそもそも見てないので何とも言えませんが、
 カタログスペック的にはまず言及の必要はなかろうかと思います。

四、昭和西川
 昭和西川はクールに関してはやや出遅れた感があったのですが、
 最近は少しずつラインナップも充実してきたように思います。
 そして今年は「クールリブ」COOL&RELAXパッドシーツというものが出てきました。
 これは上代一万五千円、
 組成は
  表側:ポリエチレン78% 綿22% 
  裏側:ポリエステル100%(ハニカム)
   ※高分子量ポリエチレン糸使用
   ※ポリジン加工
 というものです。
 画像を見る限り普遍的なダイヤキルトで、組成と相俟って鳥渡期待しています。
 中わたが無いのは残念ですが……。
 こちらも早く店頭で見てみたいです。

以上、現状知りえた情報でザッと2016年の夏の冷感寝具を見渡してみました。
まだ早いという気もしますが、
冷感シーツは夏の季節を乗り切るに当たってとても頼れる相棒ですから、
是非ゆっくりご検討いただいて、購入に踏み切っていただけたらと思います。
私もずっと13年版を使いつぶしているので、今年こそ気に入った品と出会いたいです。

最後に、各メーカーが前面に押し出してくる夏寝具の指標に、
「q-max値」というものがありますが、
 これは無視して大丈夫かと思います。
細かくはまだ項を改めたいと思いますが、
この数値は瞬間的な温度移動(つまり冷たさ)を示してはいても、
ヒトが感覚的に得られる冷たさとは連動していない様に思われます。
q-max値だけを追えばいいのであれば、それこそ980円からぞろぞろある訳です。
なのであまり気にしないでクール寝具を探していただければと思います。


※写真は西川産業HPより「CB6020」。

※五月一日追記
 用事があって立川へ行ってきましたので、同地の伊勢丹さんでお話を聞いてきました。
 結論としましては、
  ・クールパッドの展開は既に始まっているが、まだ一部の入荷にとどまっている(4/28現在)
  ・入荷予定があるのは産業と昭和のみ
  ・恐らくはそれなりの規模でコーナー展開する模様
  ・上記で気になっていると書いた昭和西川さんのクールパッドも入荷する
  ・今年は数量・種類ともにやや絞った?
  ・価格帯は八千円から一万五千円?
 こんなところだったでしょうか。
 恐らく今年はクール関係の品を数量的種類的に絞る、
  というのは大凡全体的に共通している話かと思います。
 その傾向は既に去年の夏から出ておったのですが、今年はもう少し顕著になるでしょう。
 ユーザーさんが何を買っていいか分からないのと同じく、
  メーカーや販売店も何を売っていいものか迷走しているうちに、
  夏寝具の売り上げ自体が頭打ちになってきて、在庫圧力もあり、
  二の足踏んでいる状況かな? と妄想してますがどうでしょう。

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