自分の身体は、自分で守る。薬剤師・金丸の養生訓話

自分の身体は、自分で守る。薬剤師・金丸の養生訓話のパーソナリティで、くすりの麗明堂店主の金丸幸市のブログです。

喜びを分かち合えるトイレ掃除

2006年04月23日 | Weblog
 皆さんこんにちは
今日は、「掃除」で人の心を動かした鍵山さんの話をしたいと思います

 鍵山さんは、自分で創業した会社で自分の理想の実現を考えたのがきっかけで掃除を始めたそうです。鍵山さんの理想…それは、会社の活動を通じ、社会を良くし、人を幸せにすることだそうです。
 理想の会社作りにまず必要なのは、いい人材と考えたそうです。ですが、出来たての会社がいい人材を確保するのは至難の業だったそうです。集まったのは、いくつもの会社を渡り歩いた末に心がすさんでしまった人が多かったそうです。

 終戦直後の鍵山さん一家はボロボロの小屋に住んでいましたが、清潔な性格で綺麗好きだったご両親は住まいの掃除を徹底していました。そのおかげで、戦後の荒廃の中で惨めな気持ちにならずに済みました
 
 この経験から社員の心を穏やかにする方法として、職場を綺麗にする掃除に思い至ったそうです。
 ですが、鍵山さんは言葉や文章で物事を伝えるのが苦手なうえ、号令をかけて無理やりさせるものではないと考え、自分一人で始められたそうです

 しばらくは、社員の評判は芳しくなかったそうです。例えば、鍵山さんが掃除をする横で平気で用を足したり、「社長は掃除しかできない」との声が聞こえたりしたそうですが、鍵山さんは掃除を続けたそうです。

 ところが、10年を過ぎると、社員の態度が変わり、トイレ掃除を自主的に始めるようになったそうです。親の背中を見て育つ子供と同じように…
 掃除をして、美しいトイレの心地良さを知ると、オフィスも汚い状態にしておくわけにはいかなくなり、会社全体がみるみる綺麗になったそうです

 無理やりさせずに、自主的始めことで、達成感を得ることができて、社員の方々の考え方が変わっていったんだろぅなぁ…と思います

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