Mプロのブログ・・。

人生いろんなことがあって、楽しいな・・。

叔父さんバイバイ

2006-07-08 18:52:48 | Weblog
叔父が、亡くなりました。
余命3ケ月と言われてから、10ケ月後にとうとう力つきました。

私の性格は、この叔父によく似ているようです。

子供の頃の想い出はつきませんが、代表的なエピソードを一つ二つ・・・。
叔父の家の縁側の向うはすぐ池になっていました。
叔父は、スキーの専門店を営んでいましたので、冬以外は、のんびりしていて、子供心にも、うちのお父ちゃんとは、全然違うなあ・・と、思ったもんです。
そんなある日のこと。
叔父が、「よっし、今日は釣りでもやるかな?」といって、池に糸をたらしました。
小学生の私も、釣り糸を一本たらします。

少しして、叔父の針に、金魚がかかりました。
記憶では、出目金みたいな真っ赤で、まるまる太った金魚でした。
叔父は、その針をはずしてしばらく金魚を見ていたかと思うと、そのまま自分の口にパクっと入れて、家の奥にいってしまいました。
小学生の私には、腰を抜かすほどの光景でした。

「ああっ!孝作ちゃん(叔父の名前)、金魚たべちゃった!!」
今になっても、そのときの光景を思い出します。

私だけでなく、いとこも彼の餌食になっていました。

悪いことをして叱る時に、この叔父さんは、「あのなあ、悪いことすると金玉斬っちゃうぞ!」と、脅すのです。
「押入れになあ、瓶詰めになった金玉、一杯入ってるんだからな!」

もう、びびりまくりです・・・。

そんな叔父も癌で亡くなりましたが、生前は水彩画を描くのと山岳写真を撮影するのが趣味でした。

その作品がたくさんあったので、親戚一同で分けることになりました。

そして時々、こんなふうに思いついたことを書いていたようです。
この写真も、叔父さんが書いたものです。

「下手も個性とおっしゃるならば、我等は自慢の個性の王者 孝作」

そして、小学生の私に、叔父はラテン音楽を教えてくれました。
ザビアクガートの演奏するタブー・ペレスプラードのセレソローサなどなど・・。
小学生の私は、家のステレオで、叔父さんからもらったレコードを、大きな大きな音で聴いたものです。

20歳近くになって、そういった曲が、ストリップでよくかかる曲だということを知りました・・・・。

バイバイ孝作ちゃん