呆老冷水録-Don’t be silly Grand'pa

80すぎたら横と後ろだけ見て過ごそうか!

ここも日本か??

2009年04月04日 | 遠近旅録-国内/近郊
先日初めて岐阜のお千代保稲荷(おちょぼさん)へ行ってきました。
以前07/12/16付け記事に書いたように『クリスマスにはサンタクロ-スが出てタクワンを配る!!』という「スゴイお稲荷さん」だし、現役時代タクシーに乗ると運ちゃんから「面白いからゼヒ行って御覧なさい」と何度も言われた経験があるのがこの年になってようやく実現したのです。
しかし聞きしに勝る風変わりなところでしたネ~ 年末年始の大混雑もむべなるかな・・・と納得でした。

大鳥居脇の駐車場にクルマを止め、門前町に入ると突然なんとも不思議な風景が展開し、その日は季節外れに寒い平日だったのに大賑わいの商店街はまるで時代を100年以上遡った懐かしい日本というか、台湾あたりの夜市に紛れ込んだような雰囲気(つまり常設の大規模縁日)なのです。
こういうところへ来ると突然動きが軽快になる女房とはぐれないよう気をつけながら門前町を通ってお稲荷さんに着いたが思ったより小ぢんまりしていました。
日本の三大稲荷のひとつだというのに、むしろお稲荷さんそっちのけの門前?町の方が遥かに存在感がありましたね~!

以下その他の要点・・・
(1)ロケーション:
揖斐川と長良川に挟まれた中州とも言うべき平野の真ん中にあるから、周辺は広大な畑地が広がっているがその中をクルマで近づいていくと突然お稲荷さんを囲む集落が出現する。

(2)門前町:
ふつうの門前町と違い、ここでは通りをぬけてお稲荷さんに着いてもさらにその先にまた反対側の門前町が続くのです。つまりお稲荷さんを中心に両腕を広げた様に門前町?が続いてるんですね~
そして売られている商品の種類は野菜、怪しげな食材や日用小物、けばけばしい衣類、縁日に欠かせない各種食べ物等々・・・まさに種々雑多でめまぐるしい程!
食べ物屋も店の土間にテーブルを並べて食事をさせる店から、けっこう小奇麗な食堂(料理屋)までいろいろ沢山あり、いずこも客足は順調のようでした。

(3)お稲荷さん参拝:
①各自入り口でオバチャンからローソクと藁ひもに通した油揚げを買う(1セット30円)
②直径2mほどの八角形の献灯塔のガラス戸を開けてローソクを灯す。
(そのたびに人が扉を開けるので風ですぐ消えてしまう)
③拝殿に賽銭と油揚げを供え(要すればお神酒も)二礼二拍手一拝


(4)名物:
①タクワン
②串カツ(店先での立ち食いが基本のよう)
③うなぎ、なまず、鯉などの川魚料理

メニュウ見本のなまずの蒲焼はうなぎの倍ぐらいのドデカイものだったので敬遠したが、うな重はとても美味だったことから察するに、なまずの蒲焼もきっとオイシイんじゃないでしょうか。(少なくともアメリカ セントルイス郊外で食わせるなまずのフライよりは格段にうまそう!)
そして、その立派なうな重で腹一杯になってしまい、とても串カツまで手を伸ばす気になれませんでした。 (2009年4月記)





最新の画像もっと見る

コメントを投稿