お~るでぃっくが高校3年のいまくらいのシーズンのお話。
昼飯の時間。
となりで食ってるF君・・・なんだかウルサイ。
大声でダベリングしているわけではない。
弁当を食う音そのものがウルサイのだ。
普通はここで
「クチャクチャ」とか想像するだろう。
F君は違った。
「ガリガリ・・・ガリガリ・・・・ガリ、ゴクン」
〝これは食い物と歯が織り成すハーモニーではない!」
お~るでぃっくはその違和感を無視できなかった。
恐る恐るF君の弁当箱を覗き込む。
ムぅっホっ!!

若かりしお~るでぃっくは突っ込んでいいトコとよくないトコの判別ができなかった。
「おいF!ひとこと言わせろ。おめ~が食ってんのはな~タケノコじゃね~ぞっ。
そりゃ竹だっ!ファンファントントン食ってんじゃね~ぞこのパンダやろ~が。」
そんな感じでした。
その後、母親泣かせの面白弁当選手権大会というものが流行りました。
お~るでぃっくなんかそれまでコンビニ弁当だったくせに、わざわざ母親に作らせたり。
たまには自分で作ったり。
工業高校的青春の思い出。