ケチャの幼稚園の先生がご結婚された時、ティースプーンセットに添えたカードです。結婚や出産のお祝いに、そんなに高価なものをあげる間柄ではないのだけれど、何かという時、クロスステッチのカードを贈るととても喜ばれているような気がします。
クロスステッチを始めて間もない頃の作品です。完成した年が１９９５年と入っていますが、チビチビとやっていたので２年くらいかかったと思います。その頃、新宿の小田急ハルクの中に小さな洋書コーナーがあって、初めてアメリカのリーフレットを見つけました。５ドルの定価に１０４０円の値段がついていますので、かなり高かったですね。今だったら絶対買いません。指定生地のDAVOSというのも国内では手に入らず、ユザワヤで似たような色の国産の生地を買ってやってみたのですが、目が粗く写真と全然違う．．．。まだネットも普及していなかったので、アメリカのニードルショップに辞書を片手に手紙を書いてやっと手に入れた記憶があります。DAVOSは１８カウントの布なのですが、１オーバーなんですね。そこに１/４ステッチをする所があって、かなり参りました。タペストリーニードルでは刺さらなくてフランス刺繍針でしました。思ったより出来上がるまで苦労した作品です。
私の母は７０歳を目前に控え、ボケ予防も兼ねて昨年パッチワークを習い始めました。２０年以上前に買った生地や、一度も手を通さないうちに着られなくなった洋服をリサイクルしたいと言うのです。
パッチワーク教室は月に２回で、それはそれは楽しそうに通っています。教室が終わったあとも他のメンバーの方とお茶なんかしてなかなか帰ってこないらしい。この年で初対面の方々とすんなりとうちとけられる母の順応性に脱帽。それ以上にすごいのが、母のはまり様でした。「何でもっと早くはじめなかったのかしら」と本人も言うほど、寸暇を惜しんでパッチワークに励んでいます。たまに母がパッチワークをしている横に私が座りクロスステッチをする。同じ扇風機の風にあたり他愛もない会話をする。ああ、母娘っていいなぁと思うひと時。
今年の春、母の母、つまり私のおばあちゃんが亡くなりました。とても親思いだった母にとって、祖母の死は相当こたえはず。高齢者にとって身内の喪失はボケにつながるとも言われているので、私も母が寝込んでしまったりボケてしまうのではないかと内心心配していました。でもパッチワークが母を救ったんですね。もちろん葬儀の時には涙を流していましたが、その後２、３日もしないうちにパッチワークを再開しました。「気が紛れるからね．．．」と言って。ああ、そうなんです。私のクロスステッチも同じ。辛い時や、いやなことがあった時、クロスステッチをすると無心になって何もかも忘れさせてくれました。自分が夢中になれるものがあるって、本当にいいことだなと思います。
さて、冒頭に書いた古い布のリサイクル、まあだいたい想像していたのですが、減るどころかどんどん増え、元の量の数倍になっています。やっているうちに、やっぱりきれいな布合わせをしたくなり買ってしまうんですよね。よく２人で布を買いに行ったりします。それもボケ予防ですね。
このポーチは私の最初のリクエスト品。まだまだ針目が粗く揃わないとぼやきながら作ってくれました。（今ではだいぶ針目も細かくきれいになりました。）
Ellen Maurer-Strohのフリーチャートで、見たとたん気に入ったのですがここまできてステッチが進まなくなってしまいました。出来上がるととてもかわいいウサギさんなんですが、バックステッチが入ってないこの状態だと、なんだか薬物中毒で目にクマがはっているみたいで。早く仕上げてあげないとかわいそうですよね。
Dimensions のキットをカルトナージュの箱に仕立てました。パンジーのお花がとてもきれいでとても楽しくステッチしました。本当はバックに黄色いストライプが入っていましたが、ないほうがいいかなと思い省略。煙も黒ではきついかなと思い灰色に変更しました。大きさもとてもいい感じです。
HummelはGoebelのフィギュアで有名ですよね。私の姉がいくつか持っていますが、子供のなんともいえない素朴な表情がとてもかわいいです。クロスステッチではＪＣＡからいくつかチャートもキットも出ていますが思ったよりも糸の色が強いです。目の色も黒が指定してありましたが、ちょっと強すぎると思いこげ茶に変更しました。
今年の梅雨の頃にステッチしました。とっても簡単だったのですが、こういうデザインにしては珍しく１８カウントのＡｉｄａなので、老眼が入り始めたトマトの目にはちょっとつらかったです。もともとはカードキットでしたが、プチトマ（次男）が欲しいと言うので、箱にでも貼り付けてあげようかと思ってます。
１学期の終わり頃、ケチャ（長男：小学５年）は「夏休みの水泳教室には絶対に行かない」とごねた。水泳は苦手なのだ。
子供達が通う小学校の近くにはスイミングスクールがあって在校生のほとんどが通っている。クロール、平泳ぎ、背泳までは３年生ぐらいでマスターしてしまう。プチトマ（次男：小学３年）は１年生から通っているので、明らかに兄より上回っている。兄の威厳にもかかわるってことか。
去年は「６級：泳法を問わず２５メートル泳げる」に何とか合格した。背泳ぎで。今年はひとつ上の級「５級：クロールか平泳ぎで２５メートル泳げる」に合格したいところ。絶対行かないと言い張るケチャに私も苛立ってくるが男の子で泳げないのもちょっとかっこ悪い。一緒に地域センターの温水プールに行って練習しようと思った。...が。まず私の着る水着がない。水着売り場を回ってみると今年の流行は三角ビキニ。自慢じゃぁないけれど私、おなかはＤカップぐらいあるけど胸はスカスカ。それにリゾート地ならまだしも、地域センターの室内プールでビキニはちょっと...。と思っていたらワンピースタイプのちょっといい感じの水着を見つけた。が、お値段がとっても感じ悪い。2万７千円。「息子の水泳コンプレックス解消のための水着＝プライスレス」なぁんて、どこかのカードのコマーシャルじゃああるまいし、そんな高い水着買えないわ、とすごすご帰ってきてしまった。
う～ん、どうしよう！！！
と、悩んで思いついたのが「フトンdeスイミング」。ただ単にフトンをプールに見立ててバタバタと練習するだけ。思うにクロールができないというのは、息つぎがうまくできない場合がほとんど（だと思うのですが）。
「いい、１，２，３，４で顔を横に向けて息を吸うの。前に顔を上げちゃあダメなのよ。後ろの人に呼ばれて振り向く感じ、こうよ、こう。」と言って、フトンの上でバタバタと泳ぐ私。それを見てまねするケチャ。「いい、吸った空気は顔をつけている間、ためといちゃダメなの。１，２，３で水の中で吐いて、４でガーッと吸うの。こうよ、こう。」と、またまたフトンの上で泳ぐ私とまねするケチャ。
でもそのおかけで、ケチャは本物のプールで実践してみたくなったらしく、夏休みの水泳教室にはすんなりと行った。そして私が家に帰った１番に「僕、結構クロールいけるかもしれない！検定頑張るよ！」とうれしそうに話してくれた。そして数日後、ケチャは見事に５級に合格した。やったね！！！それまでケチャはやってもみないで諦めることが多かった。自分でダメだと思うことはけして手を出さなかった。このことで、頑張ればできるんだという自信がついたに違いない。本当に良かった。お金もかからなかったし。
次は「４級：クロール、平泳ぎともに２５メートル泳げる」かあ...。フトンdeスイミングはまだまだ続く...。
子供達が通う小学校の近くにはスイミングスクールがあって在校生のほとんどが通っている。クロール、平泳ぎ、背泳までは３年生ぐらいでマスターしてしまう。プチトマ（次男：小学３年）は１年生から通っているので、明らかに兄より上回っている。兄の威厳にもかかわるってことか。
去年は「６級：泳法を問わず２５メートル泳げる」に何とか合格した。背泳ぎで。今年はひとつ上の級「５級：クロールか平泳ぎで２５メートル泳げる」に合格したいところ。絶対行かないと言い張るケチャに私も苛立ってくるが男の子で泳げないのもちょっとかっこ悪い。一緒に地域センターの温水プールに行って練習しようと思った。...が。まず私の着る水着がない。水着売り場を回ってみると今年の流行は三角ビキニ。自慢じゃぁないけれど私、おなかはＤカップぐらいあるけど胸はスカスカ。それにリゾート地ならまだしも、地域センターの室内プールでビキニはちょっと...。と思っていたらワンピースタイプのちょっといい感じの水着を見つけた。が、お値段がとっても感じ悪い。2万７千円。「息子の水泳コンプレックス解消のための水着＝プライスレス」なぁんて、どこかのカードのコマーシャルじゃああるまいし、そんな高い水着買えないわ、とすごすご帰ってきてしまった。
う～ん、どうしよう！！！
と、悩んで思いついたのが「フトンdeスイミング」。ただ単にフトンをプールに見立ててバタバタと練習するだけ。思うにクロールができないというのは、息つぎがうまくできない場合がほとんど（だと思うのですが）。
「いい、１，２，３，４で顔を横に向けて息を吸うの。前に顔を上げちゃあダメなのよ。後ろの人に呼ばれて振り向く感じ、こうよ、こう。」と言って、フトンの上でバタバタと泳ぐ私。それを見てまねするケチャ。「いい、吸った空気は顔をつけている間、ためといちゃダメなの。１，２，３で水の中で吐いて、４でガーッと吸うの。こうよ、こう。」と、またまたフトンの上で泳ぐ私とまねするケチャ。
でもそのおかけで、ケチャは本物のプールで実践してみたくなったらしく、夏休みの水泳教室にはすんなりと行った。そして私が家に帰った１番に「僕、結構クロールいけるかもしれない！検定頑張るよ！」とうれしそうに話してくれた。そして数日後、ケチャは見事に５級に合格した。やったね！！！それまでケチャはやってもみないで諦めることが多かった。自分でダメだと思うことはけして手を出さなかった。このことで、頑張ればできるんだという自信がついたに違いない。本当に良かった。お金もかからなかったし。
次は「４級：クロール、平泳ぎともに２５メートル泳げる」かあ...。フトンdeスイミングはまだまだ続く...。
最近ステッチし始めたＤＭＣのキットです。明るい色にバックステッチを入れてデザインがくっきりとしたものが好みの私としては、ちょっと珍しい選択。キットの見本の写真よりも実物のほうがきれいです。色変えもあまりないのでサクサクすすみます。
クロスステッチをはじめたのは１９９２年。夢中で毎日ステッチするときもあったし、育児が忙しくて全然できないときもありました。今は仕事が忙しいのでなかなかステッチする時間がとれませんが針を持つと心が落ち着きます。
好きなデザイナーはDonna Vermillionさん、Joan Elliotさん、Kooler Design Studioのデザイナーさんなど。チャートや本を見ているだけで顔がゆるんでしまいます。
