ある大企業で、従業員が解雇されたことに対して、労働組合が主導して各組合員に「解雇撤回を求める」署名活動を行いました。
その最中、その企業の取締役が、
「署名するのは自由だが、社長のやったことに、違うぞと言うんであれば、それなりの覚悟を持ってやっていただきたい・・・」
と、発言したことが、組合活動に対する支配介入(労働組合法7条)に該当するのかどうか、ということが問題になりました。
結論としては「・・・覚悟を持ってやっていただきたい・・・」という程度では、支配介入にはあたらないと、労働委員会が判断しました。
ただ、覚悟を持って・・・がもう一歩踏み込んで、「もし署名したら、それぞれの立場が危うくなるかもしれない・・・」とか、「良識のある人なら署名したらどうなるかわかると思うが・・・」などという言葉になっていたら、結論は違っていたかもしれません。
発言の趣旨としては、それほど変わりがなくても、結果は大きく変わることがあります。
最近では、夫婦の会話などでもレコーダーで録音されていることがあります。
たまーにですが、法律相談に来られる方の中にも、当然のようにレコーダーを持参される方がいらっしゃいます。
場面場面で責任もった発言をこころがけたいものです。
その最中、その企業の取締役が、
「署名するのは自由だが、社長のやったことに、違うぞと言うんであれば、それなりの覚悟を持ってやっていただきたい・・・」
と、発言したことが、組合活動に対する支配介入(労働組合法7条)に該当するのかどうか、ということが問題になりました。
結論としては「・・・覚悟を持ってやっていただきたい・・・」という程度では、支配介入にはあたらないと、労働委員会が判断しました。
ただ、覚悟を持って・・・がもう一歩踏み込んで、「もし署名したら、それぞれの立場が危うくなるかもしれない・・・」とか、「良識のある人なら署名したらどうなるかわかると思うが・・・」などという言葉になっていたら、結論は違っていたかもしれません。
発言の趣旨としては、それほど変わりがなくても、結果は大きく変わることがあります。
最近では、夫婦の会話などでもレコーダーで録音されていることがあります。
たまーにですが、法律相談に来られる方の中にも、当然のようにレコーダーを持参される方がいらっしゃいます。
場面場面で責任もった発言をこころがけたいものです。