熱っぽいD2

音楽準備室第二の活動記録とKETSUI表明

ナオスケ使用ギターについて、其の参 Fender USA/Floyd Rose Classic Strat HH

2012年07月12日 00時02分32秒 | ギター


はいどーも。ナオスケです。
このコーナーももう3回目ということで、今回は僕が人生で手にした二本目のギターを紹介します。

その前はFender Japanの普通のStratcaserを使っていたのですが、
初めて買ったエレキギターなのであまり音のことは良く解らなかったんです。
そのときコピーしたバンドはビートルズとかベンチャーズとかだったので、
あまりパワフルなギターで無くても対応できたのですが、
あるときブルーハーツに出会って衝撃を受け、
そういう音を出してみたいと色々雑誌を見て調べているうちにそのギタリストが
ハムバッカーというパワフルなピックアップが付いたギブソンのギターを使っていると知りました。

ただし、ギブソンに代表されるレスポールはボディ形状が
アコースティックギターを継承しているので、持った時のフィット感がいまいちだったんです。

(ここでちょっと解説。エレキギターの2代ブランドとして有名なGIBSONとFenderがあります。
それぞれ代表的なギターとしては
GIBSONのLes Paul、
FenderのStratcasterが挙げられます。
GIBSONはクラシックギターからエレキギターを作ったので形としては当然クラシックギターに近いです。
バイオリン等の弦楽器に近い形状をしています。
一方でFenderは一からエレキギターを作ったことに特徴があります。
バイオリンはネックをボディを別で作ってニカワなどで接着します。
当然Les Paulもそれにならっています。
しかしFenderはネックとボディをボルトで止めるというとんでもない発明をしました。
それにより、今までのギターの常識を覆すような自由度の高いデザインと
大量生産実現の両方に成功したのでした。
Stratcasterのデザインは人口工学に基づいており、
ボディの裏側と腕が当たる部分が削られているので抜群のフィット感と弾きやすさを兼ね備えています。
初めて披露目されたときは「宇宙からきたギター」とか「サーフボードギター」とか色々な異名が付いたと聞きます。)

まとめると、「音はギブソン寄りで、プレイアビリティはストラト」だったので、
当時なかなかそういうギターは売っていなかったんです。

そしてカタログから見つけ出したこいつを代理店の山野楽器から取り寄せ、
丁度19才の誕生日に到着し、一応わけがわからないまま試奏してみて、
思い切って購入しました。Fender USAは当時の僕にとっては(今もだけど)非常に大きな買い物でした。清
水の舞台から飛び降りる覚悟でしたねw
試奏なのにめちゃくちゃ緊張した覚えがあります。

さすがにJapanよりも作りがしっかりしていて音に芯があります。
ピックアップにはハムバッカーがついているので、
音も通常のストラトとは全く異なります。
オリジナルはフェンダーのDH-1というピックアップが付いていたのですが、
断線した為今はフロントにDmazioのPAFを、リアがSeymour DuncanのSH-4(JB)に変更しました。
あとピックアップセレクターの回路を変更してあり
スイッチをいれるとボリュームの絞らなくても無条件に音が切れるようになっています。
マシンガン奏法もできて便利です。

その代わり、表から見るとわかりませんが、
リアトーンが実はポールリードスミスの5点式ロータリーピックアップセレクターになっています。
何故こうしたかというと僕は無駄に手の振りが大きく、
従来のセレクターではストローク時にセレクターに触れてしまうからでした。
ポールリード独自の配線によりハーフトーンが通常のフェンダーの音ではないです。
何とも言えないきらびやかな音ですね。
非常に音のヌケがいいです。そこも気に入っています

ブリッジですがモデル名通り、
フロイドローズというこれまた通常のものとは異なるものが使われています。
Fender系のギターはブリッジから飛び出ている金属の棒をギターに押し付けることによって
ギター本体に入っているバネが緩み、張ってある弦のテンションが緩み、
音を挙げたり下げたりできる機構を備えています。
(これをビブラート・ユニットと言います。
ベンチャーズに代表されるインスト系やグループサウンズの曲ではこの技を多用していますね。)

ただし、これはやり過ぎるとチューニングが狂ってしまうという欠点があります。
「そこで弦を金属とネジで挟んでしまえばいいではないか!」
という極めて強引な発想から生まれたのが、Floyd Roseです。
限界まで弦をだるんだるんにしてもチューニングが殆ど狂わないというものすごい機能ですw
ただし、ブリッジの構造上、ボディ面から浮いてるため
ギターの本来の鳴りを十分に引き出せているかという観点からは疑問が残ります。
 
一度ネックを折ったり、ぶつけたり投げたりしました
が今あるギターでは一番付き合いが長く愛着もあります。
今は友達に貸しています。そろそろ返してくれないかなー。

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