オーツー工房(店長の製作日記)

プラモカーショップオーツーの店長が日々製作している作品の紹介と販売のための宣伝で~す。

マクラーレンMP4/12C(F社) 製作過程 その3

2016-02-20 17:20:03 | プラモデル

 

写真で見るとドアーが開いても流石に中は暗くて解りませんね。

苦労したのにな~

逆アングルですがフラッシュを焚いて撮って見ました。

これでやっと繰り抜いたセンターコンソールも確認でき、追加で付けたエアーダクトも見えますね。(これは参考にした写真のマシンが装着していたので取り付けてみました。)

エアーダクトについては市販品も有るのですが、御大Fさんがエアーダクトを自作されておられましたので作り方を教えて頂きました。

機会があれば挑戦してみたいと思っていました。

なんですがここで又々制作過程の写真を撮り忘れが判明。

例によって文字だけの説明になりますが以下がその作り方です。

今回も想像力を大いに働かせて下さい。

まずは、適当な太さの棒(筆でもプラ棒でも)を用意します。

その棒にキムワイプを巻き付けます。

その上にワイヤー(今回はHiro製のプラグコード0.38mm)をグルグル巻きつけます。

そのグルグル巻きにしたワイヤーを更にキムワイプでサンドイッチします。

それらを薄めた木工用ボンドで固めた後、棒から抜き取ります。

抜き取ると伸びた蛇腹状の筒になってるので、それを縮めてエアーダクトの完成です。

後は好きな色に塗装して下さい。

棒から抜き取り難い時は軽く水を含ませると抜きやすいです。  どお~ わかりました?

それと気になる写真中央ダッシュボード下部とセンターコンソールの段差は仮組み時には気が付きませんでした。 と言うか本組みして始めて生じたのかも知れません。

当然この段差を解消すべく試行を重ねましたが、結果放置以外最善の策は見当たりませんでした。 どうしても最終的にはダッシュボードがフロントウインドウに干渉してし、ボディー先端がアンダートレイから浮いてしまいました。 ほぼ完成までの作業工程が進んでいたところでの修正箇所の発見なのでここから修復は困難と判断し段差解消の為の加工を諦めました。

今回の原因は仮組み時の精度不足とボディーの剛性不足と考えられます。

開閉化加工の為ボディーはフロントウインドウ左右部分のAピラーだけでフロント部分と天井・リア部分とが繋がっている状態となっていましたから、かなりの剛性不足だったと思います。

ほんと、仮組み時の精度向上が課題ですね。

メッシュなどはスタジオ27のエッチングパーツを使用しました。

これも剛性低下を招いた一因になったと思います。

結構頑張って切削しましたからね。

でも作業自体はエッチングパーツ取り付け用の切削スジ彫りが施してあったので結構簡単でた。

この牽引フックにも苦労させたれました。

エッチングパーツについていた牽引フックを前後とも仮組み時にボディーの中に落としてしまいました。 そこでキットのプラ製の牽引フックパーツを加工して付けました。 でも丸みのあるフックの方がカッコがいい?(実物を知りません。)

エッチングのブレーキディスクがホイルに干渉して歪んでいる、とか本組み後クリアランス調整の為にリューター加工したのでドアー末端がガタガタになってしまった、とかデカールがパリパリで重ね張り補修をしたので凸凹の塗装面など、改善点は数えきれません。

今回の経験を糧として、さて今年はコンペの参加基準を満たす1台を期限内に仕上げよう!!


マクラーレンMP4/12C(F社) 製作過程 その2

2016-02-19 18:01:20 | プラモデル

タミヤのエポパテ大活躍です。

この後、ヤスリの目詰まりに往生しました。

これから悪魔のすり合わせが始まるのです。

コックピットから切り取った内張りを活用。1段落ちたところはマスキングテープを使って型紙を作ってプラ版で製作。裏表で、左右の完成です。後は仮組みしたシャーシとクリアランスを調整しつつエポパテで厚みをつけました。

この部品もこの後、開閉がスムーズになるように悪魔のすり合わせが始まるのです。

それは、塗装後まで続くのでした。

サイドのエアーダムです。

この段階ではもう真ん中のフィンが抜き差し出来るように加工してあります。

そして今回の目玉。 ガルウイングドアのヒンジ部分の加工へと移行するのですが、それは余りにも手強い作業で、夢の中でも作業方法・ヒンジ構造を思案する程に没頭していたのでブログ用の写真を撮ることなど頭から消えていました。

というかこうしてブログを書いていて、撮ってないじゃん。と気づいた訳です。

そこが知りたい!! の声が聞こえてきます。 ごめんなさい。m(__)m

文字中心の説明になりますが、想像力を働かせて読んで頂ければ幸いです。

今回のヒンジは、ドアがボディーの外へ出るタイプなので通常のヒンジの設置方法とは逆で可動部分をボディー側(フロントフェンダー部分)に設置しました。 設置場所にはエポパテを盛り平面を出し、そこにパイプを直付けしました。 

また、Aピラーがドアー開閉時干渉しないようなパイプの取り付け角度に注意しました。

事有る事に仮組みし、スムーズな開閉を確認しつつ作業を進めましたが、仮組みと塗装後の本組み(接着)で複数箇所の差異が発生しました。

その都度怪しい箇所にライトを当て、隙間を確認。間違った箇所を切削しないよう・塗装が剥がれないよう(剥がれた場合はレタッチしつつ)、慎重に何回も書いてる悪魔のすり合わせが1週間程続きました。

ドアーウインドウなどは本組みをしないと本当のクリアランスが解らなかった為大変苦労しました。 クリアーパーツは切削ミスが許されませんからね。

以上がMP4/12Cの制作過程です。 お役に立ちましたでしょうか?

今回、このモデルを作って思ったのですが、開閉可をされてる方はどの様にして仮組みと本組みの差異を克服されているのでしょう。 

仮組み時にどの程度まで接着されるのでしょう?

木工用ボンドを利用すると聞いた事があるのですが? 

当店の御大、開閉可名人Fさんに教えを請おう。


マクラーレンMP4/12C(F社) 製作過程 その1

2016-02-18 15:22:39 | プラモデル

これがボディーの分割です。

リアフェンダー前エアダムとドアーが一体になっています。

又、ボディー剛性向上のため内張りの一部がボディーと一体のなっています。

先ずはこの2箇所を切り取りました。

エアダムの取り付けに関しては接合接地箇所が少ないので補強しながらの一体化加工となりました。 また、エアダム内のフィンは塗装・研ぎ出しの効率を考え、後ハメ出来るように加工しました。(写真。撮り忘れました。)

次はドアの内張りを切り取りました。

次にセンターコンソールの足先部分が実車と違うの抜きました。

シャーシ下面のドア部分も実車に似せて抜きました。

次は肉盛り作業の工程を掲載します。


マクラーレンMP4/12C(F社) 半年掛かってやっと出来ました。

2016-02-18 14:52:38 | プラモデル

これが

こうなりました。

苦労しました。

コンペにも参加して頂いて、その後も複数の作品をお持ち込み頂いたお客さまもいらっしゃる中、この半年間店長はコンペにも参加せず何をしていたかと言うとコネコネとこの車を作っていました。

今回はなんとか最後までモチベーションを保つことが出来、お客さまの持ち込み作品と並べても恥ずかしくない物になったかな?と思っております。

 

やっぱり今の店長にはガルウィングの開閉可は時期尚早でした。

それとこのキットの分割が開閉可に向いていなかった事を見抜く事が出来ませんでした。

今回は製作過程の写真を工程の全てではありませんが撮ってありますので、製作過程も掲載して行きます。

皆さんの何かの参考・ヒントになれば幸いです。