名古屋の女性社労士・行政書士事務所ブログ

会社設立から雇用相談、助成金まで。オフィス石野が、日々のあれこれをアップします!

スタッフAの誕生日に届いたもの・・・。

2010-08-04 14:11:46 | スタッフのつぶやき
はじめまして!
スタッフAです☆

オフィス石野のスタッフ第1号として2年が経ちました。
“人”に関わる仕事がしたいと思い社会保険労務士の資格を取得、ご縁あってこの事務所で働くことになりました。
一つ一つの仕事がミスの許されない責任の重いものであると痛感し、なかなか慣れることがありませんが、日々奮闘しています。

さて、私事ですが先月40歳のバースデイを迎えました。
誕生日の少し前に水色の封筒が届き、通販化粧品の会社から誕生日プレゼントか!?、
と期待して見てみると「年金定期便」…。


毎年送られてくることをご存じない方もいらっしゃるようですが、
昨年から誕生日月に送られることになりました。
(※送付の対象は「厚生年金・国民年金の被保険者」ですので、共済年金に加入している方や すでに年金を受け取っている方で被保険者でない方には届きません)
以前は漏れや誤りがある可能性が高い方には「オレンジ色」の封筒で届いていましたが、今は漏れの可能性の有無にかかわらず、水色の封筒で届きます。

先日、お客様の年金事務所に届け出ている住所と、現在の住所の確認をさせていただきましたら、違っている方が結構いらっしゃいました。かなり前から住所変更されていなかった方もいらっしゃるようです。
住所が違っているため、お手元に届いていない可能性がある方は、お近くの年金事務所にご確認頂いた方がよろしいかと思います。


では、定期便の中身はというと…
私は年金に関する記録にはあまり変化がないので、特に問題がありませんでしたが、
以下に該当する方は記録の漏れ・誤りに注意が必要です。

① 何度か転職をされた方
② 転勤・出向・転籍の経験がある方
③ 会社員から自営業になった方
④ 少しの期間パートをされた方
⑤ 複数の読み方のできる氏名の方など…

今は配偶者の方の会社を通じて第3号被保険者の届け出をするようになりましたが、
H14年3月以前は自分でしなければならなかったこともあり、
自分が知らないうちに年金加入記録が漏れている可能性がないとも言えません。

年金というとまだまだ先、と思いがちですが、年金管理もは自己責任の時代!?と思う
アラフォーの誕生日でした。。。


労働者派遣法改正案にズルさを感じる

2010-08-03 17:21:28 | いしののココロ
こんにちは。オフィス石野いしのです。
さて、本日は派遣法改正に関して、なんか変!と思ったことを・・・。

ねじれ国会やなんやかんやで、法案先送りが続いている派遣法改正案ですが、本当にこの法律案、「こんなの誰のための法律改正なの?これで労働者は今よりも幸せになれるの?」と思うことが多いです。

特に私が気になっているのは、「登録型派遣の禁止」「製造派遣の禁止」について。
社会的ニーズは、非常に大きいことがわかっているのに、何故に法律で「禁止」にまで
してしまうのか!?

「派遣を禁止」にさえすれば、世の中全員が正社員化する・・っていうことにはならず、
企業は「期間雇用」や「請負」「委託」で何とか雇用調整を図るようにシフトしています。でも、現実には労使ともに「それはそれで問題が多い」と思っているのではないでしょうか。



しかも。先日、条文を読んでいて気がついたのですが、「登録型派遣の禁止」や「製造派遣の禁止」は、60歳以降の労働者には適用されないようです。
これって、
60歳以降⇒リタイヤ世代⇒だから不安定な雇用でも良しとしよう⇒生活費全部を年金アテにされるのも大変だし⇒やっぱり60歳以降には少しでも多く雇用の受け皿を作っておくか・・・
というお上(政府)の思惑が見え隠れしているような気がして、なんかイヤな感じがするんですよね~。はっきり言うと「小ズルさ」みたいなものを感じる(怒)

私自身は高齢者雇用も大事だけど、今は若者が働く選択肢を一つでも二つでも増やしておいてほしいと願っています。働くことができない・・って本当にいろいろなものをその人から奪ってしまうから、未来ある若い人たちが働く機会を失っているというのは本当に心が痛みます。

「今は仕事があるけど、いつまであるかはわからない」
残念ながら、どんな年代の人にとっても、きっと今後もこのような不安定な雇用環境は続くことでしょう。
であれば、現実を見て、それに見合った社会システムを作り直すことに注力して頂きたい!!
「仕事なくしちゃったけど、未来までなくさない」
この希望が大事なんです。

迷走しまくりの派遣法改正案を見るにつけ、そう思う今日この頃です。