名古屋の女性社労士・行政書士事務所ブログ

会社設立から雇用相談、助成金まで。オフィス石野が、日々のあれこれをアップします!

師弟関係のバトンリレー

2012-12-28 15:43:11 | 事務所よもやまばなし


こんにちは。オフィス石野いしのです。

さて、本日12月28日は、当事務所も仕事納の日。
毎年のことながら、あっという間に過ぎ去っていった2012年を
振り返りながら、仕事の整理をし、年賀状を書き・・と年末モード全開です

で、わたしの最後の仕事が、このブログ。
(あ・・。 本当は、まだ掃除が残ってるけど!

さて、先週のことなのですが、地元の神戸で申請案件があったので、
久しぶりにむかしお世話になった古巣のY先生の事務所へ
ご挨拶に行ってきました。

Y先生の事務所で働いていたのは、まだ私が20代半ばのころ。
おー、あれから20年近くが経過。(おっと、歳がバレバレですな・・)

今回は急なご訪問をお願いしたのですが、
いつもお忙しく飛び回っているY先生が
たまたま事務所にいらっしゃる幸運に恵まれ、
思いがけず昼食もご馳走になりながら、
当時のことや、今現在の仕事のことをいろいろお話させて頂きました。

それにしても。
私が初めて士業の道に入ったのは、Y先生の事務所でしたが、
書類をいかに美しく作成するか、
お客さまや役所との接し方をどうすべきか、
などなどたくさんの分野のイロハを教えて頂きました。

本当に感謝してもしつくせないほど、たくさんの宝物を頂いたなぁ、
と心から実感します。

そしてなんと奇遇なことに!
神戸へ向かう新幹線で、メールチェックをしていたら、
昨年までウチのスタッフだったBさんから
「明日、ご挨拶に伺っていいですか?」
との嬉しいメールが届きました。

ちょうど私がY先生のことを思い出し、訪ねようとしている最中に、
Bさんが私を思い出して、訪ねてくれようとしている(笑)。

年末の慌ただしさの中にも、
本当にほっこり、にっこり♪と嬉しくなる瞬間でした

それにしても師弟関係というのは、
何とも不思議なご縁で結ばれているような気がします。

なぜ、ほかの事務所ではなく、この先生だったのか。

Y先生をはじめとした、今まで私に士業の仕事や心構えを
たくさん教えて下さった先生方に負けないように
私も後輩たちに何かを伝えていければいいな・・と思います。

2012年も本当にたくさんの出会い、出来事がありました。
そのひとつ、ひとつに感謝しつつ
また来年も頑張りたいと思います

では皆様、どうぞ良いお年をお迎えください!

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高年齢雇用安定法改正

2012-12-21 14:59:48 | スタッフのつぶやき
スタッフMです
気付けばもう12月も残りわずかですね
何かとバタバタ慌ただしい時期ですが、あわてんぼうの私は、
仕事はもちろん、通勤や、車の運転など・・・
日々のことにも余裕をもって、より一層落ち着いて
行動したいと思います

さて、来年4月より高年齢雇用安定法が改正になります。
詳細はこちら

http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/koureisha/topics/tp120903-1.html
大きくは5つで、以下の通りです。
継続雇用制度の対象者を限定できる仕組みの廃止
継続雇用先企業の範囲の拡大
違反企業に対する企業名公表規定の導入
高年齢者雇用確保措置の実施及び運用に関する指針の策定
その他

※現行法はというと、定年は60歳を下回ることは
できないことに加え、次のうち、いずれかの措置を取る必要があります。
1.定年年齢の廃止
2.定年の引き上げ
3.65歳までの継続雇用制度の導入

現在、多くの企業でとられている措置が3だと思われますが、
ここが今回の改正に関係してきます。

というのも、現行では、継続雇用の対象者を限定する基準を
労使協定で定めることが認められているのですが、
改正後はにより希望者全員を(心身の故障のため業務の遂行に
堪えられない者等は除く)継続雇用制度の対象とすることが必要になります。
ただし、その他では、施行日前までに継続雇用制度の対象者に
関する労使協定を締結していた場合、厚生年金の報酬比例部分の
受給開始年齢に到達した以降のものを対象に、その労使協定の基準を
引き続き利用できる12年間の経過措置が設けられています。

そもそも、今回の改正は厚生年金の報酬比例部分の
支給開始年齢引き上げにより、61歳からしか年金が支給されない
という時期にきたから。というのが背景にあるようです。
ちなみにこの報酬比例部分は、段階的に引き上げられるため、
2012年度現在、52歳、53歳になる方は64歳からの支給となり、
それ以降の方については65歳からの支給で統一されます。

また、このの制度を運用しやすいように、
の継続先企業範囲を拡大したり、現在、法違反をしている場合の
指導・助言・勧告よりも一歩踏み込んだ企業名の公表なども盛り込まれました。

高齢者と若者、それぞれの就業機会の確保については今後
企業側は、様々なバランスを考えた制度に対応していく必要がある
と思われます。

施行日まで3か月強。年末年始はあっという間です
リスクヘッジのためにも、まずは就業規則(労使協定)の見直しが必要ですね。

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復興特別所得税

2012-12-13 12:56:25 | スタッフのつぶやき
スタッフAです。

毎日寒い日が続きますね
早くも12月も半ばとなり、
賞与計算や年末調整等で毎日忙しいですが、
無事に終わらせて年を越したいと思います。


さて、今回は前回の石野のブログ↓
http://www.sharoshiblog.com/officei/item_16842.html

に続き、震災に関連することです。


来年(H25年)1月1日より
「東日本大震災からの復興のための施策を実施する
ために必要な財源の確保に関する特別措置法」
(平成23年12月2日法律第117号)が施行され、
所得税を納める義務のある方は、
「復興特別所得税」も併せて納めることになります。

平成25年から平成49年までの各年分の
基準所得税額が復興特別所得税の課税対象となり、
復興特別所得税額は次の算式で求めます。

■復興特別所得税額 = 基準所得税額 × 2.1%

以下、国税庁のHPです。↓
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/shotoku/fukko_tokubetsu/index.htm

これに伴い所得税の源泉徴収義務者は、
平成25年1月1日から平成49年12月31日までの間に
生ずる所得について源泉所得税を徴収する際、
「復興特別所得税」を併せて徴収し、
その合計額を国に納付することになります。

詳細は「復興特別所得税の源泉徴収のあらまし」を
ご覧ください。↓
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/gensen/fukko/pdf/01.pdf


先週末も宮城県を震源とする震度5弱の地震があり、
石巻市で最大1メートルの津波が観測されました。
1年8ケ月ぶりの津波警報だったそうで、
一部の方はこの寒さの中、高台に避難されていましたが、
とても不安な時間を過ごされたことと思います。


来年(H25年)の3月で震災から2年が経とうとしています。
先日も被災地の方が自分達で復興に向けて
住みよい街づくりを考えている番組を見ました。
時に言い合いになっている場面もありましたが、
行政や専門知識のある学者の方の意見を取り入れながら
皆でたくさんの意見を出し合っていました。

所得税以外にも住民税も増額になります。
しかし「東日本大震災からの復興のため」と、
目的が明確な増税ですので、
皆で負担をすることで少しでも早く復興が進み、
被災地の方が安心して暮らせるようになることを願います…。


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被災者支援シンポジウムに参加して

2012-12-05 11:37:23 | いしののココロ


こんにちは。オフィス石野いしのです。
いや~、急に寒くなりましたねぇ!
まぁ、12月に入ったので当然といえば当然ですが、
寒さに弱い私としては、毎年冬はキョーフの季節です・・・

さて、先日、名古屋市内で行われた被災者支援シンポジウムに
参加してきました。
(参加・・といっても、皆さんのお話を聞いているだけですが

このシンポジウムの内容は、
今年6月に成立した「原発事故子ども・被災者支援法」に関連するもので、
・法律制定にかかわった弁護士の意見
・被災者支援にかかわった市町村の取り組み
・実際に被災され、愛知県内で暮らしているみなさんの本音
などで構成されていました。

私は時間の関係で、最後まで聞くことができませんでしたが、
震災から1年半以上たっても
通常の生活すらままならない被災者ご家族の生の声に
改めて震災の爪痕を強く感じるとともに
「少しずつ震災を忘れてしまっている、被災しなかった私たち」に
気づかされることとなりました。

私のように毎日忙しく日常生活を過ごしていて、
かつ周りに震災の影響を受けた方と一緒に過ごす機会が少ないと
どうしても少しずつ、過去のことにしてしまうのかもしれません。

そして、忘れている・・ということにすら、気づかない。気づけない。

被災者の方々は、今も苦しい葛藤の毎日をすごしていらっしゃいます。

「向こうでは、安全に家族で過ごすことができないので、こちらへ来ました。
でも【避難】した後で、故郷から逃げた自分を【非難】してしまうようになった。」


「放射能のことをどれだけ心配するかは、温度差があり、個人差がある。
共感してもらえないこともあるから、本当に心を許せる人にしか本音を話せない。」

これらは、震災直後から、報道などでよく聞いていた内容です。

ですが、ひとりひとりの方から直接聞くお話は、
それぞれのご家族のバックグラウンド、性格や考え方などの背景の違いがあり、
まさしくリアルな本音として感じることができます。

シンポジウムに参加したから、被災者の方の現状を知ったから
といって、何か具体的にお役に立てたわけではないのですが、
今なお続く震災の現状を少しでも身近なものとして感じ、
それをまた誰かに伝えていくことができれば・・と
今回のブログに書かせて頂きました。

これからも、時間がたっても、忘れずに。
何かあれば、その都度、足を運ぼうと思います。

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