旅の途中・・・

食と音と人の旅

ウエストバンク

2005年11月29日 22時48分05秒 | 
ライオンゲートから歩き始めた。行き先はゴルゴダの丘。エルサレムの旧市街地。城壁に囲まれた町に共存するパレスチナ人とユダヤ人。余りにも深すぎる問題。世界はいったいどうなっているんだ?嘆きの壁。何日か前にアンマンからジェトバスで一緒だったドイツ人に会った。気さくないい感じの人。そう昔ドイツとは同盟国だったのだ。そういえばケルンのツーリストインフォメーションの姉ちゃんの態度に腹がたったこともあったな・・・いやいやどうでもいい事だったそんな事は。今は世界の平和の話をしようとしているのだった。しかしイスラエルはよく爆発する。バス会社がアラブとユダヤに分かれている。なんかあっても味方がやられることはない。ロイヤルジョルダン空港で話したパレスチナ人のおじさんはかなり悲観的で断定的で攻撃的だった。実際92年以降もテロがたくさんおきておじさんが言った様に大変な事になった。報復に、また報復。永遠に終わらない。もしも自分の家族が殺されたり土地が奪われたりしたらどうする?イエスは全ての苦しみを背負いこのビアドロローサを本当に歩いたのか?それにしてもここは結構こう配のきつい道だ。息が切れる。イエスの気持ちになれるはずもないが・・・・でもこうしてここにいられる事に感謝した。ゴルゴダの丘に着いた。そしてなんとなくまだまだ旅は続くのだと感じた。自分の何かは見つかるのか・・・ずいぶんと旧市街をあるいた。ユダヤ人地区の商店はバーコード式。アラブはやはり値段交渉。ユダヤもアラブもいろいろ面白い。いろいろ教えてくれる。私はエルサレムが大好きだ。平和な日が来る事を心から願う。願いが叶う嘆きの壁にそう書いて挟んできたのだから。神様ひとつ頼みます。

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