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白山と御嶽山のササ

2024年03月25日 | 白山・御嶽山のササ


白山、御嶽山のササ
                         


ここでは白山と御嶽山のササを紹介します。
白山や御嶽山は100万年前の古い火山です。
白山は火山活動を停止しており、ほぼ全山に植生があります。ササも標高2400m近くまで侵入しています。
御嶽山は北の継子岳の火山が南の剣ヶ峰より古く、火山活動は北に行くほど安定しています。剣が峰の南の地獄谷ではまだ噴気口があり、現在でも蒸気を出しています。しかし、御嶽山のササは南側で濃いように思われます。


 

<白山>

白山は日本海側に位置するため、登山口あたりではチマキザサとチシマザサの両方が分布しています。標高が1500m以上ではチシマザサだけになります。

白山ではチシマザザが南龍ヶ馬場から弥陀ヶ原にかけて広大なササ原を形成しています。
南龍ヶ馬場のチシマザサは太く、大きく、強健な姿をしていますが、弥陀ヶ原に広がるチシマザサは丈がそれほど大きくなく、1m程度で稈の太さも南龍ヶ馬場のササに比べると細くなっています。

北アルプス日本海側のチシマザサはオオシラビソの林床に生えていますが、白山では樹木のない場所にチシマザサだけで集落を作っています。

標高の違いもありますが、弥陀ヶ原では日本海からの北風をまともに受けますが、南龍ヶ馬場は谷間に位置しササは強風から守られています。


(余談)
白山に不思議な丸く白い石があります。周りをコンクリートで固めたような形で登山道に落ちています。これは決してコンクリートで固めたものではありません。
想像しますと、海底から隆起した石灰岩が白山の河川の中で丸く削られ、その後、火山活動によって溶岩が河川を流れ、流紋岩などの溶岩の中に丸い石灰岩が閉じこめられた物と考えます。

 

 

弥陀ヶ原のチシマザサは矮性化している

 

白山の不思議な白い石




弥陀ヶ原の広大なササ原



市ノ瀬のササ 肩毛が発達している



甚之助ヒュッテの下はチシマザサ



南龍ヶ馬場は大きなチシマザサに被われている



太くよく伸びたチシマザサ






 








田の原のシナノザサ



金剛堂のササは矮性化している


王滝村の自然湖



自然湖のシナノザサ

<御嶽山>

御嶽山は山頂部が広く大きな山です。
ササは御嶽山全体を囲むように標高1200mから2400mの間に分布しています。

シナノザサは標高の低いところでは王滝村の自然湖周辺で、高いところでは標高2200mの田の原や2400mの金剛堂で見つかります。金剛堂ではハイマツも出現しています。

御嶽山には大きなササ原はありませんが、林床に木曽側にはシナノザサが分布し、西の飛騨側にはチシマザサが分布していると言われます。
調査を継続します。

 

 

開田高原から見る御嶽山