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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

衆院選、投開票日

2012-12-16 07:30:02 | Essay
今日は、寒気が そう 厳しくもない よい日和です。
衆院選の投票に行くには、よい 日和です。
早朝7:00に開場ですが、私も 早起きの老人の皆さんに混じって投票に行ってまいりました。
5番目くらいだったようで、立会いの皆さんも まだ元気そうでした。

***

各メディアでは、安倍自民の 「 圧勝 」、野田民主の 「 大敗 」 予想が報道されているよう。
私としては、これに、第三極のによる「 議席荒らし 」 を付け加えたいもの。 維新などの野合新党連は、いらぬ存在と思います。

先の地方選からこちら、とりあえず 席こそ 自民党議員の後援会に置いていますが、このたびの選挙は 小選挙区は 民主党候補をチョイス。
比例だけは、自民党をチョイスしました。 後援会にいて、なぜ そのチョイスなのか 疑問ですけれど、各候補の政策ビジョンを見ますと やはり まだ民主のほうがマシ。
自民政権の復活―― おそらく3年ぶりに、政権与党には なるでしょう―― は、もちろん 日本経済の復活や 諸問題の解決を意味しません。
3年の間に、実力ある自民党議員は、少なからず引退、離党しましたし、実質 経験の浅い 力量のほどが未知数の候補ばかり。
彼らの主張が、愚にもつかないモノが目に付くのは仕方がない。
といって、一応首相経験者の安倍総裁までもが、相変わらず 3年間の民主党政権の批判を 滔々と述べ立てることに力を入れるのは、いかがなものか。

野田首相は別として、ルーピー鳩山・菅政権で、民主党が失敗をしたことは、誰もが痛い思いをして分かっている。 ですから、「 では、自民は どうするのか 」 という点に、より多くの時間・説明を割くべきだったと思うのです。
過ぎたことを、ねばっこく追及して、なにか良いことがあるのか。
肝心なことは、未来。

「 取り戻す 」 ことを前面に押し出した自民党に、げんなりしました。
過ぎ去ったモノは、取り戻すことなどできない。 経済にしろ、教育にしろ、震災前の東北にしろ。
復興は、過去と同一になることを意味しません。 過去を振り返ることは結構ですが、夢は 寝ている間だけ見ていてほしい。

喩えて言うなら、安倍総裁は、“ 過ぎ去りし思い出 ” を 無闇に振り回しているようなもの。
そして、野田首相は、“ 約束のお守り ” を持っているようなもの。
前者は、“ Oblivion ”、後者は “ Oathkeeper ” ―― “ 忘却 ” と “ 誓いを守る者 ”。

国民の委託を受けて、議員は 政治を行う。 それ以上ではない。 まして、日本という国は 自民党の占有ブツなどではない。
正直、自民党の主張には、虫唾が走ります。
そして、玉虫色だけでない、野田首相の主張のほうが、十全ではないにしろ、好感が持て 委託できると判断します。
どちらにせよ、民主にしろ 自民にしろ どちらが政権を担当するにしても、すぐに よい成果が上がるようなものではない。
長期の政権こそ、政策の立案、実行、継続が可能であり、すこしでもマシな結果を期待できる。
なら、合衆国の大統領選挙のような四年とまではいかずとも、同じ政権が 少しでも長く続くような可能性をチョイスします。

「 バックドロップからの逆エビ固めで泡を吹かせてタップさせたい 」
今回の選挙への意気込みをプロレスに喩えた野田首相。
残念ながら、バックドロップは叶わないでしょうが、野田民主の辛勝を願います。

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