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“ 嵐が吹き消した 恵みのろうそくを 再び取り上げ、それに新しい明かりを灯さなければならぬ。” 教皇ヨハネ二十三世

なんだこれ…。

2011-09-03 08:00:48 | Essay
 
日本 「台風さん… もうやめて…!」
台風 「そんな事言っても ココ ( 四国 ) はびしょ濡れだよ? ( 大雨警報 )」

日本 「それは台風… さんがっ…!」
台風 「まだ 責められたいみたいだね… ( 関西・関東 )」

日本 「やあぁ! らめぇ! すごいの来ちゃうー!( 暴風波浪警報 )」

 ***

上記は、ツイッタでリツイートされてるつぶやきです。
時期的に、たいへん不謹慎な擬人化ネタ。 カチンと来るヒトは、来るでしょうねぇ…。

しかし、これが、“今” でなければ、どうか?
流行りのBLネタ( というか、いささかゲイ? ) として、笑いを取るだけに留まるのではないでしょうか。
いま、台風によって、被害が拡大中だからこそ、『不謹慎』 と取られる。
ふだんであれば、『ただの笑い』 で済む。
時と場合によって、受け取り方が、変わるのだ。

なら、問題は、やはり ヒトの見方・捉え方であり、物事 それ自体には善も悪もない。
ヒトの解釈によって、ジャッジが変わる―― ということでしょうか。

 ***

次期フランス大統領選にて、有力な候補であった ドミニク・ストロスカーンIMF(国際通貨基金)前専務理事。
―― 5月に、米国の宿泊先ホテルにて、客室係の女性に性的暴行を働いた と訴えられ、逮捕されましたが、先週 公訴棄却の 大逆転!!
「原告と和解した」 というわけではないようなので、これは 逆転ホームラン!!

なんと言っても、訴えた客室係の女性自身が―― ギニアからの亡命者なのですが―― 亡命申請時に、虚偽の証言を行なっていたこと。

申請時の虚偽証言などは、珍しくは無いそうですが、“せっぱ詰まれば、嘘をつくような女だ” との見方をされれば、「性的暴行の真偽」 自体の信頼性は、おおきく揺らぐでしょう。
実際、ツイッターや タブロイド紙などには、「売春婦」「腹黒い魔性の売女」 とするコメント、記事が溢れた。
( Newsweek誌 2011 08・10/17号 P.22-23 掲載“「嘘つき」「売春婦」と呼ばれた客室係の大反論” )

私 個人は、ストロスカーン氏のお人柄は、フランス人特有の、ちょいエロオヤジだと思っています。
仕事はたしかに出来る。有能すぎるほど、有能でしょう。
ただ、エッチ大好きオヤジなのだ―― と思います。

客室係に セクハラを超越した、ぎりぎりのモーションをかけるぐらいは、やっちゃったと思います。
客室係と、もにょもにょ を、やったかもしれない。
( 現場で、“氏の精液と、客室係の唾液がまじったもの” が採取されたそうですので、たぶん… )

なんといっても、過去に 性的関係をもった女性は多いとみられ、「8年前の性的暴行」 を最近になって告訴する女性もいるぐらい。
さらに、その女性の母親も、ストロスカーン氏と 合意の上で 性的関係をもったことがあり、「彼は粗野で粗っぽかったわ」 と、爆弾発言。 いわゆる、いわゆる…もにょもにょ…。

財布の紐も緩いですが、パンツのゴム紐も、ベルトも緩いフランス人。 大統領選をひかえ、ストロスカーン氏も、緩めたらいけない時に、大胆不敵に 緩めたものです。 結果的に、サルコ爺大統領が再選されれば、それこそ、多数のフランス人にとって 害悪となるところ。 政敵に、スキャンダル事件としてハメラレタという、陰謀説が飛び出すのも 当たり前。
有罪が確定してもいないのに、ストロスカーン氏に 手錠をかけ連行していくさまを公開した、米司法当局へ対し、フランスでは、メディアも国民も大激怒。 「推定無罪」 の考え方もあるように、あのシーンは センセーショナルが過ぎました。
( 客室係の女性 独占インタヴューは、09/03 現在 ウェブにて、複数記事に分けて公開されています。
  【第1回】「男は私に襲いかかった」  【第4回】DNA鑑定が語らないこと
  ちょっと、わかりにくいウェブ掲載になっているのは、いろいろあったんでしょうか )

ニューヨーク・ポスト紙は、匿名の情報源への取材に基づくとして、“過去に 客室係の女性が 売春まがいのことをしていた” と報じてもおり、ストロスカーン氏の「有罪」 は、難しいでしょう。
これが事実だとすると、“彼女が、過去と同じように、当日 売春まがいのことをしなかった” とは言いきれない。 ストロスカーン氏とも、実は合意の上で もにょもにょ していたのでは? という見方もある。
米国の弁護士であれば、いくらでも 突っ込めるでしょう。

―― 真実は、なお 霧の向こうがわ。

 ***

閑話休題。
言いたいのは、ストロスカーン氏のように、「激しいセックスモーションをかけた」 という事象があっても、その見方、反応などは、本当に ヒトそれぞれだ、ということ。
よく、考える必要があるのかもしれません。 気にしなければ、それはそれ。
「レイプされかけた!」 とみるヒトもいれば、「客室係に、そう仕向けさせた政敵の陰謀だ!」 とみるヒトもいる。
「女性を おとしめる許しがたい行為!」 とみるヒトもいれば、「男は 股間でモノを考えるのさ」 とみるヒトもいる。

節度をもって、冷静にエスプリを効かせながら、議論するさまを観させてもらいたい―― というのは、傍観者のわがままなのかな。

いろいろなモノの見方があって、知的好奇心が刺激されることは、私の喜び。
そして、冒頭の 「やあぁ! らめぇ! 」 という、BL擬人化もまた―― さまざまなモノの見方で受け止めたいものです。
うん、腐的には、刺激されますよ。

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